2006年05月01日

Group Home『Livin' Proof』

Primo大先生のベストワークの呼び声も高い名作☆Group Home『Livin' Proof』
Livin' Proof
発表年:1995年
ez的ジャンル:Primoプロデュースワークの最高峰
気分は... :激シブ(;¬_¬)

昨日TVで「Rolling StonesのKeith Richardさん入院!」のニュースを観た。
しかもNHK(゚_゚;)ドキ!Keithどうした?と心配したところ...
滞在先のフィジーでココナツの木に登ろうとしたが失敗し、頭を打って脳しんとうとのこと。大事には至らず一安心だが、オッさ〜ん☆年齢考えろ〜っ!ってカンジですな。
と言いつつ、僕も今年の花見で、桜の木に登ろうとし危うくコケそうになった(笑)
気を付けよ〜っと(^ ^;

さて、今回は90年代の最強Hip-HopユニットGang StarrのDJ Premier(Primo)がプロデュースで匠の技を披露してくれたGroup Home『Livin' Proof』(1995年)っす。

Group Homeは、Little DapとMelachi The NutCrackerの2MCからなるユニット。

Gang Starr Foundationの一員となり、デビュー前にGang Starrの3rdアルバム『Daily Operation』(1992年)収録の「I'm The Man」にJeru the Damajaらと参加しています。

そして満を持して発表されたデビューアルバムがPrimoが全面サポートの『Livin' Proof』(1995年)っす。僕も当時は単にPrimoプロデュースというだけで購入した記憶がありマス。とにかく、シンプル、クール、ドープな仕上がりでPrimoのベストワークの声が挙がるのも納得ですね。

本作発表後は、さまざまトラブルに見舞われ、次第にシーンから消えていった。1999年に2ndアルバム『A Tear For The Ghetto』を発表するも、Primo大先生抜きでは厳しかったようデス。その意味でも本作はミラクルな1枚だと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Intro」
いきなりシブ〜くWes Montgomery「Yesterday」ネタのインストで幕開け。Primoの軽い小手調べってカンジかな?

「Inna Citi Life」
Bob James「Nautilus」ネタのトラックが何ともドープなナンバー。緊張感溢れるカンジがいいですな。「Nautilus」はSlick Rick「Children's story」などでも使われている有名ネタですよね。

「Livin' Proof」
「Supa Star」と並ぶ本作のハイライト。不吉の前兆のような不気味なトラックがかなりカッチョ良いですね。Marvin Gaye「In Our Lifetime」、Ramsey Lewis「Collage」ネタ。

「Serious Rap Shit」
一人のGang StarrであるGuruがプロデュース、参加していマス。元々彼らを見出したのはGuruみたいですね。

「Suspended In Time」
個人的には一番お気に入りのトラック。Primo先生特有の淡々としたジャジーな雰囲気が何ともクールっす。The Incredible Bongo Band「Pipeline」ネタ。

「Sacrifice」
Chi-Lites「What Do I Wish For」ネタのトラックがとっても70年代なナンバー。

「Baby Pa」
キャッチーでメリハリのあるトラックが印象的な曲。Bob James「The Golden Apple」ネタ。振り返ると、本作ではIsaac HayesとBob James絡みのネタが多いですね。

「2 Thousand」
Donald Byrd & 125 Street「I Feel Like Loving You Today」ネタのジャジーなトラックが魅力的っす。ちなみに元ネタ「I Feel Like Loving You Today」収録のアルバム『Love Byrd』(1981年)のプロデュースはIsaac Hayesっす。

「Supa Star」
本作最大の聴きどころであるPrimo渾身のHip-Hopクラシック。この1曲だけでもゲッチュしておくべしってカンジですよね。Primoらしいクールネス溢れるトラックにハマると中毒になる曲ですな。Isaac Hayes「One Woman」、James Brown「Funky President」、Cameo「Hangin' Downtown」、5th Dimension「He's a Runner」ネタ。

「Up Against The Wall (Getaway Car Mix)」
ピアノのループがとってもヒンヤリ気分で心地良いナンバー。Isaac Hayes「Window to the World」ネタ。本バージョンとは別にLow Budget Mixも本作に収録されていマス。

「Tha Realness」
ハードコア・ムード満点の曲。もしかしたらハードコアで、アンダーグラウンドなGroup Homeらしいナンバーなのかもね。Bob James「Valley of the Shadows」ネタ。

名曲「Come Clean」収録のJeru the Damajaのデビューアルバム『The Sun Rises In The East』もPrimoの匠を堪能できる傑作ですね。

そう言えばGuruJazzmatazzの第4弾が来年初め出る予定みたいですね。
でも、来年初めってずいぶん待たせるね。
posted by ez at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする