発表年:1982年
ez的ジャンル:ファンカラティーナ系UKポップ
気分は... :レモン消防隊???
明日、このブログを更新する頃には、サッカー日本代表23名が発表されていますね。
僕の予想を一応書いておきます。
GK 川口、楢崎、土肥
DF 宮本、中沢、田中、坪井、加地、三都主、中田(浩)、駒野
MF 中田(英)、中村、福西、小笠原、稲本、小野、松井、遠藤
FW 高原、柳沢、久保、大黒
ビミョーなのは駒野、遠藤、大黒あたりかな?
さて、日本代表に全く関係なく1980年代のUKポップHaircut 100っす。
1980年代初めのUKの音楽シーンは、ニューロマンティックや第2次ブリティッシュ・インベイションといったブームの中で、dam & The Ants、Culture Club、Duran Duran、Spandau Ballet、Bow Wow Wow、ABC、Depeche Mode、Eurythmics、Yazooなどビジュアル&音楽の両面でユニークな個性を持ったグループが多数登場してきた。
そうした活気に満ちた当時のUK音楽シーンの中で、僕が特に気に入っていたアルバムがHaircut 100『Pelican West』デス。
Haircut 100と言えば、funklatina(ファンカラティーナ)と呼ばれたファンクとラテンを融合した、陽気で、ダンサブルな音楽スタイルが売りのグループだった。Haircut 100以外にもBlue Rondo A La Turk(Matt BiancoのMark Reillyが在籍していたグループ)あたりがファンカラティーナの代表的なグループでしたよね。
Nick Heyward率いるHaircut 100は、1980年に結成され、1981年に「Favourite Shirts」でデビュー。1882年に1stアルバムである本作『Pelican West』を発表。そして1983年初めにはNick Heywardのグループからの脱退が発表されるといったかたちで、デビューからわずか1年少々でシーンを駆け抜けていった。
ジャケ写真でもわかるように、かなりアイドル・グループ的な扱いを受けて、UKでは大人気でシタ。音の方実にゴキゲンなラテン・ファンクとメロウ・グルーヴのオンパレードっす。歌謡曲チックなキャッチーさもあって、あえて本格派から外れているところがまた魅力かもしれません。
見た目で判断してはいけない、これから夏に向けての大いに役立つ一品だと思いマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Favourite Shirts (Boy Meets Girl)」
彼らのデビュー・シングルとなったノリノリのダンス・ポップ。彼らの音楽がファンカラティーナと呼ばれるのが、この曲を聴けば一発で理解できるはずです。イントロののギターカッティングのシャカシャカ感だけで胸ときめきますな。それにしても邦題の「好き好きシャーツ」はすごいタイトルだね。シャツでなくてシャーツとしているあたりがカワイイ!
「Love Plus One」
2ndシングルであり、彼らの人気を決定づけた大ヒット曲。どこかコミカルな雰囲気も持った甘酸っぱい青春ポップってカンジですね。アレンジのカンジがこの時期のUKポップらしくて大好きデス。当時のUSチャートには絶対にないタイプだよね。
「Fantastic Day」
大好きな3rdシングル。当時はシングル曲の中で、この曲が一番のお気に入りでシタ。サビの♪ファンタ〜スティック♪デ〜イ♪(ブラスが)パカパカパァ〜♪ってところがメチャ好きでしたね。
「Lemon Firebrigade」
シングル曲以外では一番のお気に入り曲。メランコリックなポップ・ナンバー。この邦題もスゴイ!「レモン消防隊」☆しかも歌詞は以下の1フレーズのみ
♪どうして、ああ、どうして、レモン消防隊、なぜ♪
なぜって、こっちが聞きたいわ!レモン消防隊って何やねん!
「Marine Boy」
「Milk Film」
「Snow Girl」
Nick Heywardのポップ・センスを感じる2曲。
「Marine Boy」は、まさにマリン・ボーイな爽やかな曲。間奏のピアノがとっても気が利いている。「Milk Film」は実にオシャレなカフェ・ポップ。「Lemon Firebrigade」と並ぶお気に入り曲デス。「Snow Girl」は切ないギターポップ。
「Baked Bean」
「Love's Got Me in Triangles」
「Calling Captain Autumn」
ラテン・ムード満載の3曲。このあたりの曲はラテン・テイストのAcid Jazzあたりと一緒に聴いてもいいかもね。例えばSnowboyとかね。
Nick Heywardのソロ・デビュー作『North Of A Miracle』(1983年)も、本作のようなラテン・テイストには欠けるけど、良質のUKポップ・アルバムに仕上がっていマス。
今回、記事投稿に際して、ネットで“Haircut One Hundred”でサーチしたら、Amazon、HMVあたりが全然ヒットせず驚いた!いくら何でもそんなにマニアックなグループじゃないだろ!なんて思っていたら、原因が判明...どこも“Haircut 100”で表記しているんだね。何かイメージ違うなぁ。