2006年05月18日

Lalo Schifrin『Mission:Impossible』

『M:I:III』よりも『スパイ大作戦』だよね☆Lalo Schifrin『Mission:Impossible』
Music From Mission: Impossible (1966-1973 Television Series)
発表年:1967年
ez的ジャンル:TVサントラ定番クラシック
気分は... :おはようフェルプス君☆

あと数時間後でUEFAチャンピオンズリーグ決勝「アーセナル対バルセロナ」っす。
世間はW杯モード一色ですが、今シーズンのヨーロッパ・サッカーの締めくくるこの大一番を見逃すわけにはいけません。

「アンリ対ロナウジーニョ」のエース対決、「セスク対メッシ」の次世代スーパースター候補対決、W杯登録メンバー最大のサプライズ☆イングランド代表17歳ウォルコットは?等々興味は尽きません。続きはまた明日に...

さて、Tom Cruise主演のシリーズ第三作目『M:I:III』が公開間近ですね(7月公開予定)☆でも、個人的には映画の『M:I』シリーズよりも、アメリカで1966〜1973年に放映されていたオリジナルのTVシリーズの方が遥かに面白いと思いマス。

子供から学生の時分にかけて、何度か日本の民放でもこのTVシリーズを放映していたが、正直断片的な記憶しかなかった。しかし、この5〜6年程でこの全シリーズを通しで2回以上は観ていると思う。

実は、加入しているケーブルTVの海外TVドラマシリーズ専門チャンネルで2年に1回位の割合で毎日このTVシリーズを放送していたのだ。しかも、同じ回を同日再放送するので、同じ回を日に2度観ることも多々あった。そのせいで結構Mission:Impossible通になりまシタ。

そして、このTVシリーズを人気を盛り上げるのに大きく貢献しているのが、TV/映画音楽の巨匠Lalo Schifrinによるあの有名なテーマ曲。このテーマ曲のインパクトは大きく、さすがの『M:I』シリーズもテーマ曲はTVシリーズのものを継承するほかなかった。

テーマ曲以外にもTVシリーズの音楽は実に60分のドラマにマッチし、カッチョ良く、印象深い。そんな音源をまとめたアルバムが『Mission:Impossible』デス。

TVシリーズでは約7年の間に出演メンバーが何度がチェンジしているが、このアルバムのインナーを見ると1967年から1968年までの第2シリーズの以下のメンバー5人が紹介されていマス。*カッコ内は俳優名

 ジム・フェルプス(Peter Graves):IMF(Impossible Mission Force)のリーダー
 ローリン・ハンド(Martin Landau):変装の名人
 シナモン・カーター(Barbara Bain):紅一点、お色気作戦担当(?)
 バーニー・コリア(Greg Morris):作戦に必要な装置を巧みに操るメカの天才
 ウイリー・アーミテージ(Peter Lupus):ムキムキ筋肉の力仕事担当

多分、このメンバーがシリーズ史上最強かもね。次シリーズでローリン・ハンドがLeonard Nimoy(スタートレックのスポック役で有名)演じるパリスに代わるメンバー構成も僕は好きっす。

そんなメンバーの大活躍を盛り上げるサントラは、TVシリーズを知らなくてもメチャ恰好いいし、TVシリーズを観ていると楽しさ倍増ってカンジっす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Mission: Impossible」
『M:I』シリーズでもお馴染みのテーマ曲。でも、このオリジナルのアレンジがダントツでカッチョ良いよね!CDで聴くと、間奏でのハープシコード、パーカッシヴなグルーヴ感、オーケストラの厚みのあるサウンドがアップしていてサイコーですな。

オープニングでこのテーマ曲と共に流れるタイトルバックがまたオシャレなんだよね。導火線に火が付き、ハイライトシーンのフラッシュが次々と流れ、そして大平透さん(ってわかる?)のナレーションと共に“スパイ大作戦”の日本語タイトルがアップになる。この日本語タイトルがまた味があって好きなんだなぁ。

「Jim on the Move」
多分、ドラマの最初で、ジムがテープで例の“おはようフェルプス君”とミッションを指示される前の移動シーンの音楽だと思いマス。ドラマでは部分的にしか使われていなかったけど、曲全体はとっても、ファンキーなジャズ・ナンバーに仕上がっていマス。

「Operation Charm」
作戦実行前の束の間の休息のような優雅なナンバー。

「The Sniper」
ドラマチックかつスリリングなスパイ・アクションらしいナンバー。シタールが使われていて、エキゾチックな雰囲気もありマス。

「Rollin Hand」
変装の名人ローリン・ハンドのテーマ。演じるMartin Landauは華麗な曲者のイメージがあり、そのキャラが浮かぶ曲デス。

「Cinnamon (The Lady Was Made to Be Loved)」
紅一点のメンバーお色気ムンムンのシナモンのテーマ。そんな彼女の上品なお色気が伝わってくるナンバー。ちなみに、ローリン役のMartin Landauとシナモン役のBarbara Bainは実の夫妻っす。

「Barney Does It All」
装置担当バーニーのテーマ。唯一の黒人メンバーの彼らしく、ソウルフルなテイストも散りばめられたゴージャスな仕上がりっす。

「Wide Willy」
どこから見てもボディビルダーのウィリーのテーマ。パワフルなホーン&オーケストラが印象的な曲デス。各メンバーのテーマものでは、この曲が一番カッチョ良いかも?

「Plot」
「More Mission」
ドラマの最後に、ミッション完了の証として流れる第二テーマ曲とも呼べるエンディング・ナンバー。この曲と共に最後にエグゼクティブ・プロデューサーBruce Gellerの名がクレジットされて60分の番組は終了する。この曲もCDで聴く以上に、グルーヴィーなンナンバーだね。ハープシコードの音色がカッチョ良いっす。

Lalo Schifrinは、本TVシリーズ以外にも『ダーティハリー』シリーズ、『燃えよドラゴン』など数多くの有名サントラを手掛けていますよね。

結構60年代、70年代のサントラも好きなので、ボチボチ紹介していきますね。
posted by ez at 00:16| Comment(5) | TrackBack(1) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする