2006年07月03日

Tender Leaf『Tender Leaf』

夏だ!ハワイだ!ハワイアンAORだ!☆Tender Leaf『Tender Leaf』
Tender Leaf
発表年:1982年
ez的ジャンル:ネオアコ系ハワイアンAOR
気分は... :夏だ!ハワイだ!

久々にAORを!ということでハワイアンAORの幻の1枚Tender Leaf『Tender Leaf』(1982年)っす。

フリーソウル・ファンの間では、本CDが出るまでは、中古市場で天井知らず高値がつき話題になった幻の1枚ですね。僕も本作はフリーソウル・ブームの中で知り、本CDが発売されると真っ先に購入したパターンっす。

ただ、フリーソウル云々は関係なく、僕は昔からハワイアンAOR/フュージョン系作品が結構好きだった。Tender Leafはフリーソウルならではのマニアックな作品だが、それ以外にもKalapana、Cecilo & Kapono、Mackey Feary、Lemuria、Tender Leaf、Seawindなどコレクション枚数は決して多くはないがハワイ系アルバムへの愛着は強いね。

Tender Leafと並んで人気のあるMackey Fearyあたりも、定番のMackey Feary Bandではなく、その後結成したMackey Feary & Nite Lifeの唯一のアルバム『Mackey Feary & Nite Life』(1983年)をレコードでリアルタイムで購入し、学生時代はかなりガンガン聴いていたなぁ。ただし、当時は“Mackey Fearyっていいよ!”と言っても誰もピンと来なかったけどね。

とにかくハワイアンAOR/フュージョンは、メロメロ好きにはたまらない、ライトタッチなメロウネスが魅力ですな。夏のまぶしい日差しやロマンティックな夕陽の情景と共に、アノ思い出の夏が甦ってくる!ってカンジでしょうか。

そんな中でTender Leafは、ネオアコ系ハワイアンAORとも呼べるアコースティック・ギターによるキレがあるけど心地良いリズム・カッティングが特徴のグループ。前述の他のハワイ系作品とは少し異なった印象を受けるかもね。

Tender Leafがどんなグループなのか全然知らないが、CDのライナーノーツによると、元々はオアフ島のバス運転手さんたちのアマチュア・バンドらしいデス。そんなアマチュア・バンドが盛り上がって、記念に自主制作した作品が本作『Tender Leaf』なんだとか。
そんな自主制作盤が約20年以上経っても、遠い日本で幻のアルバムとして珍重されているわけだから、不思議なもんですな。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Beautiful Hawaii Kai」
The Fifth Avenue Bandあたりが好きな人にはピンと来るグルーヴ感がカッチョ良いフォーキー・サウンド。

「Countrieside Beauty」
本アルバム中最も人気が高いと思われるフリーソウルの定番ナンバー。Mackey Feary Bandと共通する爽快なメロウ・グルーヴ。都会の喧騒を忘れるハワイの波のような大らかなグルーヴ感がイイですな。

「You Are My Love」
ハワイの真っ赤な夕陽の情景が思い浮かぶロマンティックなバラード。ハワイアンAORならではの浜辺のメロウネスたっぷりデス。

「Youre My Fantasy」
これも人気のナンバー。このライトタッチな疾走感はハワイアンAORというよりも、ネオアコって表現の方が合っているかもね。

「Shores Of Makapuu」
個人的にはアルバムで一番お気に入りのメロウ・グルーヴ。胸キュンボーカル&コーラス、涼しげなアコギ、パカポコ気持ちパーカッション...全てが僕好み☆Alzo & Udineが好きな人は多分気に入る曲じゃないかな?

「Future Family」
「Going To The Country」
70年代ウエストコースト・ロックにも通ずる爽やかなナンバー2曲。「Future Family」はパーカッションが抜群にカッチョ良いね!「Going To The Country」はグルーヴ感のあるEaglesってカンジかも?

7、8月はできればハワイ系アルバムを数多く紹介できればと思いマス。とりあえずはMackey Feary、Seawindあたりかな?
posted by ez at 03:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする