発表年:1965年
ez的ジャンル:「Dylan+Beatles」系フォーク・ロック
気分は... :ヒデお疲れ様!ありがとう!
中田英の突然の引退表明!
ブラジル戦後の彼の涙のワケはコレだったんだね。
彼のプロフェッショナリズムは今後の日本代表にも必要だと思うけど、こんな幕引きもヒデらしいのかもね。本当にお疲れ様!そして、夢をありがとう☆
W杯の方はベスト4が出揃いましたね。
「イタリア対ポルトガル」の決勝が僕の予想デス。
ポルトガルは今大会のベストチームだと思う。
代表チームよりもクラブチームの方がレベルが高い現代サッカーにおいて、バルセロナやチェルシーといったトップ・クラブチームに近い、最も理に適ったサッカーを展開している代表チームがポルトガルだと思いマス。
一人ひとりは地味だが機能的でバランス良く、規律あるチームづくりは、さすがフェリペ監督!異なる代表チームでの2大会連続優勝という偉業を成し遂げてしまうかもね?
さて、今回はThe Byrdsの1stアルバム『Mr. Tambourine Man』(1965年)デス。
個人的に一番好きなByrds作品は、以前に紹介した4thアルバム『Younger Than Yesterday』ですが、ロックシーンに与えた影響で言えば、「Dylan+Beatles」というフォーク・ロックのアイデアを見事に具現化した1st『Mr. Tambourine Man』が最重要作かもしれないね。
Byrdsの代名詞とも呼べるNo1ヒット「Mr. Tambourine Man」は、あのイントロと、あのハーモニーを聴いただけで、タイムマシーンに乗って60年代の世界へ誘ってくれる。ご存知のとおり、この曲はフォークの神様Bob Dylanの作品を、Beatles風のサウンド、3声ハーモニー、サーフィン・バンドのアンサンブルでまとめ上げた永遠のエバーグリーン・ミュージックですね。
本作ではオリジナル・メンバーのRoger McGuinn(g、vo)、Gene Clark(g、vo)、David Crosby(g、vo)、Chris Hillman(b)、Michael Clarke(ds)の5人が揃ってマス。
きっと“Bob Dylanのアルバムがどうも苦手”という人も、ByrdsのBeatles風Dylanカヴァーを聴けば、Dylanのソングライティングの才能を十分認識できますよ〜!特に本作では4曲のDylanカヴァーが聴けマス。
また、Dylanのカヴァーばかりが注目されがちな初期のByrdsですが、メンバーのオリジナル作品もなかなかのものっす。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Mr. Tambourine Man」
説明不要の名曲ですね。「Dylan+Beatles」のオイシイとこどりのおトク感は、ラーメン+ギョーザのような満足感(説得力ねぇ〜)☆有名な話ですが、レコーディングはMcGuinnの12弦ギター以外の演奏は、Leon Russellをはじめとするスタジオ・ミュージシャンが担当していマス。Dylan自身のオリジナルは『Bringing It All Back Home』(1964年)に収録されていマス。
「I'll Feel a Whole Lot Better」
Gene ClarkによるBeatles風のオリジナル作品。Beatlesで言えば、George Harrisonがリードボーカルのナンバーっぽいよね。Tom Pettyがソロアルバム『Full Moon Fever』(1989年)の中でカヴァーしています。
「Spanish Harlem Incident」
Dylan作品2曲目デス。ある意味とってもDylan風のボーカルだね。Dylan自身のオリジナルは『Another Side Of Bob Dylan』(1964年)に収録されていマス。
「You Won't Have to Cry」
フォークの味わいとBeatles風メロディ&コーラスがうまく融合したオリジナル・ナンバー。
「Here Without You」
どことなくラーガロックの名曲「Eight Miles High」を彷彿させるオリジナル・ナンバー。オリジナルの中では、この曲が一番スキかも?
「Bells of Rhymney」
「Mr. Tambourine Man」と並ぶByrdsの代表曲「Turn ! Turn ! Turn !」と同じPete Seegerの作品。そう言われれば、「Turn ! Turn ! Turn !」と同じ香りが漂ってくるね!
「All I Really Want to Do」
3曲目のDylan作品であり、「Mr. Tambourine Man」に続くシングルとして発表されたナンバー。「Mr. Tambourine Man」同様のキャッチーかつポップな仕上がりがグッド!Dylanのオリジナルは『Another Side Of Bob Dylan』に収録されていマス。Byrdsに先んじてSonny & Cherがヒットさせまシタ。
「It's No Use」
アルバム中最もロックしているナンバー。完全にビート・ロック・グループとしてのByrdsがいる!
「Chimes of Freedom」
Dylan作品4曲目デス(これもDylanのオリジナルは『Another Side Of Bob Dylan』収録)。これもDylanを真似た歌い回しが印象的だね。
Byrdsはまだまだ紹介したいですね。次は『Fifth Dimension』(1966年)、『The Notorious Byrd Brothers』(1968年)、『(Untitled)』(1970年)あたりからのセレクトかなぁ。