発表年:1978年
ez的ジャンル:トロピカル系フュージョン
気分は... :ジダンのラスト・ダンス?
昨日のW杯準決勝「ドイツ対イタリア」戦は、イタリアの勝利で予想的中☆
でも、“北朝鮮ミサイル発射!”なんて状況でも、呑気にサッカー観戦なんぞしている自分や日本という国家の危機意識の無さを痛感してしまった。やっぱりマズイよね。
今日の準決勝のもう1試合「フランス対ポルトガル」戦は、ポルトガル勝利でスバリ賞を狙いマス。TVや新聞あたりではフランス優位の予想が多いみたいだけどね。
ジダンを決勝で観たい!との思いもあるけど、個人的に今大会ベストチームだと思うポルトガルが、決勝でイタリアのカテナチオをこじ開けられるのかが観たいなぁ!
決定力のある1トップのFWパウレタに、フィーゴ、クリスチャーノ・ロナウドという突破力のある両ウィング、司令塔であるにも関わらず驚異の運動量を誇るデコ、ミドルシュートの威力抜群のマニシェ、守備はお任せコスティーニャといったMF陣は、実に適材適所な気がする。
多分、フランスも、ポルトガルも勝負に徹した泥臭いサッカーで臨むと思うけど、本当は両国本来の持ち味である華麗で美しいサッカーが観たいよね。僕の予想が当たれば、ジダンのラスト・ダンスとなるわけだし...
今回は僕にとってのフュージョンと言えばこの作品☆Spyro Gyra『Morning Dance』(1978年)っす。
このアルバムは僕が初めて触れたフュージョン・サウンドかもしれない。フュージョン・ファンの方からは、あまりに初心者向けと笑われそうだけど、僕にとって、このアルバム以上のフュージョン作品はない。
トロピカルで爽やかなフレッシュ感は、初めて聴いてから約28年が過ぎた今でも全く変わることはない。
本作でトロピカル系フュージョンの心地良さに魅了された僕は、その後フュージョン系ミュージシャンがバックを固めるAOR系アルバムにメロメロ状態になっていく。数日前に紹介したハワイアンAORと並び、このトロピカル系フュージョンは僕の夏の定番デス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Morning Dance」
誰に何と言われようとマイ・フェイバリット・フュージョン・ナンバー。スティール・ドラムのトロピカルなイントロを聴いただけで、気分は南の島のバカンス気分☆リーダーのJay Beckensteinの何とも気持ちを穏やかにしてくれるアルトサックス、気持ちをウキウキと高揚させるマリンバの響き...まさに至極のトロピカル・フュージョン。
「Jubilee」
Michael Brecker(ts) 、Randy Brecker(tp)というフュージョン・ファンにはお馴染みのBrecker Brothersがゲスト参加して、ゴキゲンなホーン・アンサンブルを聴かせてくれるファンキー・フュージョン。
個人的にもこの曲は大変思い出深いっす。本ブログで何度か紹介してきた、僕を洋楽好きの道へと誘ったTVK(テレビ神奈川)の電リク番組『ファンキートマト(ファントマ)』のオープニング曲として、この「Jubilee」を毎週聴いていまシタ。
「Rasul」
ロマンティックなソプラノサックスにウットリのナンバー。この曲はトロピカルというよりもアーバンなテイストだけど、それでも大都会のオアシスって趣きがサイコー!
「Song for Lorraine」
サンバのリズムが気持ちいいブラジリアン・フレイヴァーのナンバー。この爽やかさはホントたまらないね。
「Starburst」
ダンサンブルなカッコ良さで言えば、この曲が一番かも?ゲストのMichael Breckerのサックスがいい感じですな。
「It Doesn't Matter」
「Little Linda」
フュージョンという音楽の魅力であるスタイリッシュな心地良さのエッセンスを濃縮したオシャレ・ナンバー2曲。晴れた休日の朝に、朝寝坊しながら布団の中でこんな曲を聴いていたら極楽ですな☆
本作とRalph MacDonald『Universal Rhythm』(未CD化)の2枚が僕のお気に入りフュージョンの2トップってカンジかな?