2006年07月27日

Black Grape『It's Great When You're Straight...Yeah』

元Happy MondaysのShaun Ryderによるジャンキーなダンス・ミュージック☆Black Grape『It's Great When You're Straight...Yeah』
It's Great When You're Straight...Yeah
発表年:1995年
ez的ジャンル:ジャンキー系UKダンス・ロック
気分は... :脳内活性化!

マンチェスターと言えば、サッカーのマンチェスター・ユナイテッドが真っ先に思い浮かぶ僕だが、音楽でも80年代と90年代の境くらいにはマンチェスター・サウンドなんて流行っていたよね。Stone RosesなんてUKロックの救世主みたいな扱いだったね。

一応、家のCD棚を眺めてみると、Stone Roses、Happy Mondays、Charlatansといったマンチェスター・サウンドを代表するアーティストの作品がそれなりに揃っているみたいだ。

こんな第三者的な書き方をするのも、この頃がロックを軸足に音楽を聴いていた最後の頃であり、最近、これらのマンチェスター・サウンドを聴くことは殆どない。多分、今の僕にこれらの“閉じた”カンジの音楽は相性があまり良くないのかもしれないなぁ。

今回紹介するBlack Grapeは、Happy MondaysのリーダーShaun RyderがHappy Mondays解散後に結成したグループだ。先に書いたようにHappy Mondaysはしばらく聴いていないが、アシッドなダンス・ロックといった印象がある。正直、あんまり覚えていないなぁ。

今ではHappy Mondaysを殆ど聴かない僕だが、Black Grapeの1stアルバム『It's Great When You're Straight...Yeah』(1995年)は、今でもたまに聴きたくなる。きっとBlack Grapeの方が垢抜けて、クラブ的で、キャッチーだからだと思う。ジャンキー野郎Shaun Ryderの繰り出す、おバカでファンキーなダンス・ロックを聴いていると脳内が活性化されるのかも?

オススメ曲を紹介しときやす。

「Reverend Black Grape」
1stシングルにもなったアッパーなアゲアゲ・ダンス・ミュージック。この脳ミソ溶けるカンジのおバカなカンジがたまりませんな。ファンキー・サウンドの中で響き渡るハーモニカの音色もなかなかグッド!

「In the Name of the Father」
2ndシングル。シタールも交えたインド風味満載のダンス・ナンバー。シタール・サウンド大好きの僕にはうってつけの曲。

「Kelly's Heroes」
3rdシングル。スワンプな感じのミクスチャー・ロックといった仕上がり。結構、キチンとロックを演奏していマス。

「Yeah Yeah Brother」
「Shake Well Before Opening」
ジャンキー・ダンス・ミュージックってカンジの2曲。Shaun Ryderらしいデス。

「Big Day in the North」
スタイリッシュなグルーヴ感が印象的なナンバー。90年代前半のUKクラブ・ミュージックが好きな僕にはピタッとくるね。

「Submarine」
アーシーなロック・サウンドとUKクラブ・ミュージックがうまく融合したナンバー。案外悪くない。

「Little Bob」
実はアルバム中一番好きな曲。ホーンセクションも入ったファンキーなアッパーサウンドは、脳内活性化にはサイコーですな!

The Rolling StonesのMick Jaggerがこのアルバムを気に入って、本作のプロデューサーであるDanny SaberにStonesの1997年のアルバム『Bridges To Babylon』収録の「Gunface」のプロデュースを依頼した。さすがはMick、こんなジャンキー・ダンス・ミュージックもチェックしているんですな。

2nd『Stupid Stupid Stupid』(1997年)も持っていいるけど、ジャンキーShaun Ryderの持続力が続くはずもなく、この2ndをもって自然消滅したらしいデス。
posted by ez at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする