2006年07月28日

The Delfonics『La La Means I Love You』

スウィート・ソウル・ファン歓喜のファルセット・ボイス☆The Delfonics『La La Means I Love You』
La La Means I Love You
発表年:1968年
ez的ジャンル:スウィート系フィリー・ソウル
気分は... :ラ・ラ・ラ・ラぁ〜!

今回はThe Delfonicsのデビューアルバム『La La Means I Love You』(1968年)デス。スウィート・ソウルの珠玉の名曲「La La Means I Love You」収録デ〜ス

1967年にデビュー(当初は4人組だった)したThe Delfonicsは初期フィリー・ソウルを代表するグループである。そして、Wiliam Hart、Wilbert Hart、Randy Cainの3人体制で発表した1968年のシングル「La La Means I Love You」の大ヒットを皮切りに、1970年代前半に数々のヒットを放っていく。

Delfonicsといえば、Wiliam Hartの魅惑のファルセットを武器にしたロマンチックなラブ・バラード連発の極上スウィート・ソウルってカンジですよね。この極上スウィート・ソウルの仕掛人がプロデューサーのThom Bell。彼はDelfonics以外にも、Stylistics、Spinnersといったコーラス・グループを手掛け、数々のフィリー・ソウルの名曲をチャートへ送り込んだ。

さて、本作『La La Means I Love You』は、なんと言ってもタイトル曲「La La Means I Love You」ということになりますかね。
僕もスウィート・ソウルの名曲と言えば、Stylistics「You Make Me Feel Brand New」とこの曲を真っ先に思い浮かべるかもね。

「La La Means I Love You」は、数々のアーティストにカヴァーされている曲としても有名ですよね。多分、リアルタイムで聴いていた方を除けば、ほとんどの人がカヴァー曲を通じてこの曲を知ったパターンなのでは?

僕の場合はTodd Rundgrenのカヴァーを聴いたのが最初だったかな?Toddのファルセット・ボイスはWiliam Hartとは別の意味でインパクトがありました(笑)。あとは大好きなR&BグループFull Forceのカヴァーもよく聴いていたなぁ。ToddもFull Forceもメドレー形式でのカヴァーなんだけど...

最近では先月リリースされた日本人グループFried Prideのアルバム『Musicream』収録のアコースティックなカヴァーも結構気に入ったね。話が逸れますが、Fried Prideの『Musicream』は、他にも有名カヴァー曲が多数収録され、なかなかいいアルバムっす。

話をDelfonics『La La Means I Love You』に戻すと、「La La Means I Love You」ばかりが注目されるけど、他にも「I'm Sorry」 、「Break Your Promise」といったヒット曲をはじめ、あま〜い、あま〜い極上ソウル・バラードのオンパレードです。

オススメ曲を紹介しときやす。

「La-La (Means I Love You) 」
Delfonicsおよびフィリー・ソウルを代表する大ヒット・バラード。全米ポップチャートで第4位、全米R&Bチャートで第2位となった。あの切なく、あま〜いイントロを聴いただけで胸キュン・モード突入ですよね。思わず、♪ラ・ラ・ラ・ラぁ〜♪と一緒にファルセット・ボイスになりますよね。

先に、Todd Rundgren、Full Force、Fried Prideのカヴァーを紹介しましたが、それ以外にも有名どころでは、Jackson 5、Booker T. & The MG's、Laura Nyro、Manhattan Transfer、Prince、Calloway、Chico Freeman、Swing Out Sister、Alton Ellis、Jets、山下達郎、といったアーティストがカヴァーしていマス。マニアックなところではBox 7のグラウンドビートによるカヴァーがお気に入りっす。

「I'm Sorry」
「La-La (Means I Love You) 」に続く、アルバムからの2ndシングル(全米R&Bチャート第15位)。個人的には「La-La (Means I Love You) 」に迫る名曲だと思いマス。ストリングスの込み上げ感がたまりませんな。

「Break Your Promise」
アルバムからの3rdシングル(全米R&Bチャート第12位)。Stylisticsの名曲「You Make Me Feel Brand New」あたりと一緒に聴ききたい曲ですね。これもかなり好き☆

「Hurt So Bad」
軽快なダンス・ナンバー。Little Anthony & The Imperialsの1966年の大ヒット曲のカヴァー。Wiliam Hartのファルセット・ボーカルは、Little Anthonのボーカル・スタイルからの影響が大きいらしい。カヴァー曲の中ではこれが一番のお気に入り☆

「Alfie」
「Look of Love」
Burt Bacharach作品のカヴァー2曲。「Alfie」はVanessa Williamsなどのカヴァーでもお馴染みの曲ですね。オリジナルは映画『Alfie』の主題歌だったDionne Warwickのバージョンです。Delfonicsのカヴァーはストリングスのアレンジが素敵ですね。

「Look of Love」はDusty Springfieldの1967年のヒット曲のカヴァー。甘い囁きといった仕上がりにウットリですね。

「Shadow of Your Smile」
アカデミー賞歌曲賞も受賞した映画「いそしぎ」の主題歌のカヴァー。本ブログでは以前にJohn Pattonのオルガン・ジャス・カヴァーも紹介しましたね。何となく女性ボーカルのイメージがあるので、ファルセットでのカヴァーはなんかぎこちなく聴こえるけど、曲自体が好きなので...

「Can You Remember」
シングルとなった3曲以外のオリジナルでは一番のお気に入り。もちろんメロウ&スウィートなバラード。

今日はいろいろあって、更新時間が大幅に遅れてしまった。
なんかグロッキー・モードっす(-□-;)疲れた
posted by ez at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする