2006年07月29日

Seawind『Seawind』

ハワイ産フュージョンの最高峰☆Seawind『Seawind』
海鳥
発表年:1980年
ez的ジャンル:ハワイ系フュージョン
気分は... :ナチュラル☆

今回は、夏モードのアルバムSeawind『Seawind』(1980年)。

Seawindは、ハワイのBobとPaulineのWilson夫妻を中心に結成されたフュージョン・グループっす。

Tender Leafの記事でも書いたけど、ライトタッチなメロウネスが魅力のハワイ産のAOR/フュージョンが基本的に好きだ。Seawindもそんなハワイ産のAOR/フュージョン好きの僕の心を満たしてくるグループである。

Seawindが発表したアルバムは4枚。CTIよりHarvey Masonプロデュースにより、1stアルバム『Seawind』(1976年)、2ndアルバム『Window Of A Child』(1977年)を発表。その後CTIからA&Mへ移籍し、Tommy LiPumaプロデュースで3rdアルバム『Light The Light』(1979年)、George Dukeプロデュースで4thアルバム『Seawind』(1980年)を発表した。

残念ながら、僕はこれらのアルバムをリアルタイムでは聴き逃してしまった。
なので、CD時代になってから後追いで聴いたものばかりデス。

フリーソウル・ファンにはお馴染み「He Loves You」収録の1st『Seawind』、ヒットした3rd『Light The Light』あたりも愛聴盤ですが、今回は4thアルバムかつラストアルバムとなった『Seawind』をセレクト。

単純に、少し前に投稿したGeorge Duke『A Brazilian Love Affair』がアクセス数的に結構人気だったので、George Dukeのプロデュース作を取り上げた次第っす。

作品的にも一番ポップで聴きやすいかもね、何よりPaulineの艶のある伸びやかなボーカルを聴いているだけで、心が晴れやかになる気分デ〜ス。

本作より、前作までメンバーだったJerry Heyがゲスト扱いになっています。それ以外に『A Brazilian Love Affair』でもカッチョ良いギターを聴かせていたEarth,Wind & FireのRoland Bautista、Paulinho Da Costa、Airto、Bill Reichenbachなどもゲスト参加しています。

オススメ曲を紹介しときやす。

「What Cha Doin'」
シングルとして全米R&Bチャート18位にもなったヒット・ナンバー。ファンキーながらもハワイ産ならではの清涼感も併せ持つ軽快なダンス・ナンバー。あとはSeawindはやっぱりホーンセクションがカッチョ良いね!

「The Two Of Us」
AORファン必聴のデュエット曲(邦題「ふたりは風」)。ホント、浜辺の恋人たちのためのメロウ・バラードってカンジですな。毎年、僕の夏のAORセレクトには欠かせない定番曲っす。

「Love Him, Love Her」
Paulineの伸びやかなボーカルの魅力が堪能できるナンバー。Paulineの歌声って、上手さと可愛さが同居したウマカワイイ!って感じがするね。あと、キーボードを中心にアレンジの雰囲気が後期Doobie Brothersっぽくて好きだなぁ。

「Shout」
Seawind流ファンク。このあたりはGeorge Dukeらしいかもね?グループの売りであるホーンセクションが大活躍のナンバー。

「Still In Love」
ロマンチックなバラード。これもAOR好きの心をくすぐる素敵なアレンジ&Paulineのウマカワイイ・ボーカル。

「Pra Vose」
『A Brazilian Love Affair』を彷彿させるブラジリアンなインスト・ナンバー。

「I Need Your Love」
メロウネス溢れるAORファン歓喜のバラードですな。派手さはないけど、実にスタイリッシュな印象を受けるね。

本作を気に入った方は3rd『Light The Light』もどうぞ!個人的には、「Hold On to Love」、「Follow Your Road」が大好きっす。特に、「Follow Your Road」は「The Two Of Us」と並ぶ、僕の夏のAOR定番っす。
posted by ez at 13:03| Comment(4) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする