2006年08月01日

G. Love & Special Sauce『Philadelphonic』

多様な音楽を自然に融合させたスタイルの完成形☆G. Love & Special Sauce『Philadelphonic』
Philadelphonic
発表年:1999年
ez的ジャンル:Hip-Hop感覚ミクスチャー系オルタナ・ロック
気分は... :だる〜い(´-`)

今日は二日酔い&諸々で更新遅れ気味っす。
頭の中もイマイチ冴えない(´-`)

先日、CDショップでふとG. Loveの新作『Lemonade』を見かけた。
発売はJack JohnsonのレーベルBrushfire Recordsから。最近では、このJack Johnsonとの関係から、サーファー系方面からの支持も高いG. Love。

Jack JohnsonのCDは持っているし、結構好きだけど、ハワイの波のような大きくゆったりとしたウネリで聴き手をリセットしてくれるJack Johnsonのフォーキーなアコースティック・サウンドと、ロック、ブルース、ジャズ、Hip-Hop、ソウル、フォーク、カントリーといった多様な音楽を自然に融合させたスタイルのG. Loveのサウンドって、感覚的にイマイチ僕の中ではピタッと符合しない部分がある。

まぁ、Def Techのようなグループを媒介して考えると、両者の接点もわからなくはないが...

僕が持っているG. Loveのアルバムは、『G. Love & Special Sauce』(1994年)、『Coast to Coast Motel』(1995年)、『Yeah, It's That Easy』 (1997年)、『Philadelphonic』(1999年)といったG. Love & Special Sauce時代の4枚。

G. Love & Special Sauceは、G. Love(g、harp、vo)、Jimmy Prescott(b)、Jeffrey Clemens(ds)の3人組。G. Loveの持つヒップな雰囲気を、ジャジーなJimmyのベースとファンキーなJeffreyのドラムがうまく引き出しているってカンジでしょうか。

特に、デビュー・アルバム『G. Love & Special Sauce』のインパクトはかなり大きかったなぁ。このHip-Hop感覚でいろんな音楽がミクスチャーされたカンジが、勢いがあってエラくカッチョ良いと思ったね。

ただ、今聴いて一番シックリくるのは4thアルバム『Philadelphonic』(1999年)かな。様々な音楽スタイルを融合した彼ら独自のスタイルの1つの完成形がこのアルバムのような気がしマス。

Jack Johnsonとの接点が出来たのもこの作品だし、その意味で今回はこの作品をセレクトします。

オススメ曲を紹介しときやす。

「No Turning Back」
イントロのジャジーなベースとドラムの雰囲気がカッチョ良いオープニング・ナンバー。後半のG. Loveのブルースハープもいいカンジで、彼らのヒップな感覚が凝縮された1曲。

「Dreamin'」
明るく、軽快なカンジが印象的なナンバー。この曲あたりを聴いていると、Jack Johnsonが彼らのファンだというのもわかる気がする。

「Rodeo Clowns」
そのJack JohnsonとG. Loveの出会いとなったのがこの曲。元々、彼らの大ファンだったJack Johnsonが、ある日彼らのセッションにやって来て、自分の曲を聴かせたのが、この曲だったのだとか。

リアルタイムで聴いていた時には、Jack Johnsonのことを知らなかったので、そんなにインパクトもなかったが、今聴くととってもJack Johnsonらしい大らかさが出ているカンジがして好きデス。もちろん、Jack Johnsonもボーカルで参加していマス。

「Numbers」
アコースティックなグルーヴ感の中に、深い味わいを感じるナンバー。Jimmyのベースが印象的デス。

「Relax」
静寂と気だるさが漂うアルバムの中の異色のナンバー。何にもせずに、ボーッとしていたい時にピッタリな曲。

「Do It for Free」
ジャジー&ブルージーなグルーヴ感がカッチョ良いナンバー2曲。

「Honor and Harmony」
アルバム購入当初はこの曲が一番スキだったかも?何か全体的に乾いたカンジのグルーヴ感が気に入ったのかも?

「Friday Night」
「Rock and Roll」
殆どHip-Hopなナンバー2曲。なんか成熟したBeastie Boysってカンジ。抜けのいい「Rock and Roll」がいいカンジっす。

「Love」
フォーキーで素朴なカンジのナンバー。Neil Youngに影響を受けたというG. Loveの音楽的背景を少し垣間見ることができるカンジ。

Jack Johnsonもそのうち紹介しますね。

それにしても今日は全然頭の回転が鈍いっす。
posted by ez at 13:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする