2006年08月07日

Warren G『I Want It All』

暑気払いにピッタリなメロウHip-Hop☆Warren G『I Want It All』
I Want It All
発表年:1999年
ez的ジャンル:ウェッサイ系メロウ・G-Funk
気分は... :Hip-Hopで納涼(^ ^)V

昨年に新作『In the Mid-Nite Hour』を発表し、健在ぶりを示してくれたWarren G

僕はHip-Hopについては、名前がez(eastzonoの略)だからという訳ではないが、イーストコースト系のものを中心に聴いてきた傾向があり、ウェッサイ系のものを以外とリアルタイムでは聴いていなかったかもしれない。

そんなウェッサイ系の中で、Warren Gだけは、そのメロウネスたっぷりトラックが、メロメロ好きの僕にはたまらく、例外的によく聴いていた気がする。

Warren Gは、Hip-Hopファンはご存知のとおり、ロングビーチ出身のプロデューサー/ラッパーである。G-FunkのドンDr.Dreは異父兄弟の兄にあたる。10代の時に、Warren G、Nate Dogg、Snoop Doggの3人で組んでいたグループ213のデモ・テープが兄Dr.Dreに認めれれる。

そして、1994年にMichael McDonald「I Keep Forgettin'」ネタが印象的なシングル「Regulate」が大ヒットとし、シーンに名を轟かせる存在となった。

アルバムとしては、『Regulate...G-Funk Era』(1994年)、『Take a Look Over Your Shou』(1997年)、『I Want It All』(1999年)、『Return of the Regulator』(2001年)、『In the Mid-Nite Hour 』(2005年)の5枚の作品をリリース。213としても2004年にアルバム『The Hard Way』をリリスしている。

Warren Gの代表作と言えば、「Regulate」、「This D.J.」、「Do You See」という強力な3曲を含むデビューアルバム『Regulate...G-Funk Era』かもしれない。しかし、僕のイチオシは何と言っても、3rdアルバム『I Want It All』(1999年)だね。

理由は単純。Debarge「I Like It」ネタのタイトル曲「I Want It All」が収録されているからだ。本ブログで何度も公言している通りのDebarge「I Like It」中毒の僕にとって、欠かせない1曲だよね。

まぁ、それ以外にもメロウなトラックが揃っており、夏の夜に聴くHip-Hopとしてはピッタリの1枚だと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I Want It All」
前述のDebarge「I Like It」ネタのタイトル曲。「I Like It」のイントロの切ないホーンセクション部分を演奏し直して、極上のメロウ・トラックに仕上げてくれまシタ。「I Like It」中毒者は必聴デス。Mack 10をフィーチャー。

「G-Spot」
これもDebarge「I Like It」好きには見逃せない曲。「I Like It」の作者の一人であり、オリジナル「I Like It」でラブリー・ボイスを聴かせてくれたDeBargeのリードボーカルEl DeBargeをフィーチャーしたナンバー。Mandrill「Gilly Hines」ネタのメロウ・トラックにのって、Elが相変わらずのラブリー・ボイスを披露してくれマス。

「Havin' Things」
Jermaine DupriとNate Doggをフィーチャーした人気の1曲。夏向けメロウ・トラックとNate Doggのキャッチーなボーカル部分がいいカンジっす。

「Dollars Make Sense」
「You Never Know」
Commodoresネタ2連発。 Kurupt、Crucial Conflictをフィーチャーした「Dollars Make Sense」は「Painted Pictures」ネタ。Snoop Dogg、Phats Bossi、Reel Tightをフューチャーした「You Never Know」は「Sweet Love」ネタ。そう言えば、本ブログでCommodoresは未紹介でしたね。そのうち、取り上げマ〜ス。

「My Momma (Ola Mae) 」
Donny Hathaway「Valdez in the Country」ネタのメロウ&スムースなトラックが気持ちイイ曲。兄Dr. Dre も「Lyrical Gangbang」で「Valdez in the Country」ネタを使っていましたね。Warren Gのママは、Dr. Dreのママでもあって...何かややこしい?

「Dope Beat」
Side Effect「Private World」ネタの涼しげなメロウ・チューン。

「If We Give You a Chance」
Slick RickとPhats Bossiをフィーチャーしたナンバー。Mizell兄弟Sky High ProductionネタであるGary Bartz「Music Is Yy Sanctuary」をサンプリング。ライトでクールなトラックがいいカンジっす。

「Game Don't Wait」
Nate Dogg、Snoop Doggをフィーチャーした213メンバー勢揃いのナンバー。暑気払いの打ち水のようなクールネスが魅力のナンバー。。

案外、213『The Hard Way』(2004年)あたりも夏向けアルバムとしていいかもね。そのうち紹介しマス。
posted by ez at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする