発表年:2003年
ez的ジャンル:サルソウル系ファンク
気分は... :すぐさまファンク気分└(^^*)┐ ┌(*^^)┘
いよいよお盆の帰省ラッシュになりましたね。
さすがに昨日のアクセス数はここ1ヶ月で一番少なかった(;◇;)
こんな時だから、趣味丸出しのお気に入りグループを紹介しマ〜ス。
ということでInstant Funkっす☆
Instant Funkは、1970年代中盤から1980年代前半に数多くのディスコ・ヒットを連発した伝説のレーベル“Salsoul”を代表するファンク・バンドであり、ガラージ・ファンには伝説のDJであるLarry Levanがプレイ、ミックスしたアーティストとしても有名ですよね。サルソウル系の紹介はSalsoul Orchestraに続いて2回目になりマス。
Instant Funkは、1970年代前半に結成されたTNJ'Sというグループを母体として、その後フィリー・ソウル系アーティストのレコーディングの際のバック・バンドとして知名度を上げていったらしい。1976年に1stアルバム『Get Down With the Philly Jump』をリリース。
そして、1979年にサルソウルから彼らの代表曲であるダンス・クラシック「I Got My Mind Made Up (You Can Get It Girl)」を含む2ndアルバム『Instant Funk』を発表。その後『Witch Doctor』(1979年)、『The Funk Is On』(1980年)、『Looks So Fine』(1982年)、『V』(1983年)、『Kinky』(1983年)といったアルバムをSalsoulに残している。
今回は、これらサルソウル時代の作品からセレクトしたベスト盤『I Got My Mind Made Up:The Best of Instant Funk』デス。今年に入って『Anthology』というベスト盤も出たけど、Larry Levan、Francois Kevorkian、Tom Moultonのミックスを含むコチラの盤の方をオススメします。というか僕が持っているのがコチラだからなんだけど(笑)
そのグループ名の通り、瞬く間にノリノリのファンク気分にしてくれるナンバーがズラリ。しかも、サルソウルならではのゴージャスでスタイリッシュなフロア直結ダンス・ナンバーに仕上がっているところが好きだね。ライナーノーツに、“ドロドロ・ベタベタなド・FUNKなところがない”と書かれていたが、ホントそこがこのグループの魅力かもしれない。
Larry Levan等クラブDJ達に愛されたスタイリッシュなファンクをご堪能あれ!
オススメ曲を紹介しときやす。
「I Got My Mind Made Up (You Can Get It Girl)」
前述のInstant Funkの名を一躍有名にしたダンス・クラシック。全米R&Bチャートで第1位に輝き、ポップチャートでもスマッシュ・ヒットとなった。このイントロを聴いただけで、ウキウキ気分になれるハッピー・ソングだよね。邦題は「今夜のあいつはセクシー・チャンス」だって(笑)今夜のオレもセクシーチャンスないかなぁ?
このベスト盤には、オリジナルに加えて、Larry Levanのミックスも収録されていマス。コチラも必聴ですよ!両方共と7" Versionのエディトなのが少し残念。もっと長回しで聴いていたいよねぇ!
De La Soul「A Roller Skating Jam Named 'Saturdays'」、Handsome Boy Modeling School「The Projects (Pjays)」、Public Enemy「Welcome to the Terrordome」、Terminator X feat.Whodini「It All Comes Down To Money」のサンプリング・ネタにもなっていマス。De La Soul大好きの僕は「A Roller Skating Jam Named 'Saturdays'」がInstant Funkとの出会いでシタ。
「Crying」
これも『Instant Funk』からの曲。サルソウルらしいゴージャスなダンス・ナンバー。このスタイリッシュ・グルーヴを聴いていると、DJご用達だったのがよくわかるね。
「Salm Dunk The Funk」
「Bodyshine」
『Witch Doctor』からの2曲。「Salm Dunk The Funk」は、サルソウル的エッセンスとファンク・グルーヴがうまく融合したこのグループらしいナンバーだと思いマス。「Bodyshine」はフロア仕様のLarry Levanのミックスが収録されています。
「The Funk Is On」
『The Funk Is On』のタイトル曲。まさにInstant Funk流のカッチョ良いスタイリッシュなファンクの世界へすぐさまスイッチ・オン☆
「Everybody」
「It's Cool」
さらに『The Funk Is On』からの2曲。「Everybody」はLarry Levanのミックス。ボコーダー使いもある点が僕好み。「It's Cool」はR&Bテイストのミディアム・ナンバー。ホーンセクションが気持ちイイですな。
「Why Don't You Think About Me」
『Looks So Fine』からのナンバー。ここではFrancois Kevorkianのミックス収録。Kevorkian大先生らしい洒落た仕上がり。全体的な完成度で言えば一番かも?
「No Stoppin' That Rockin'」
『V』からのナンバー。Tom Moultonのミックスを収録。1980年代前半という時代を反映してMidnight Starあたりを彷彿させるエレクトリック・ファンクに仕上がっていマス。
70年代と80年代の曲が混じっているけど、便宜上70年代カテゴリーにしまシタ。
サルソウルで言えば、Double Exposure、Skyyあたりもそのうち紹介しますね。