2006年09月23日

Van Morrison『Avalon Sunset』

激シブオヤジが届けるロマンチックな秋☆Van Morrison『Avalon Sunset』
Avalon Sunset
発表年:1989年
ez的ジャンル:激シブ・ロマンチック・ロック
気分は... :祝!結婚(*^∇^)o∠※

今日、親しい後輩が結婚する。

昔勤めていた会社の後輩で、一回り年齢も違うのだが、不思議といろんな共通項やウマが合って、仕事でもプライベートでも懇意にしてもらっている。

僕と彼の共通項の1つが音楽である。確かお互いJam & Lewis好きだとわかった途端に、急に親近感がわいてきた記憶がある。挙句の果てに、二人でJam & Lewis作品のデータベースまで整理してしまった。好きなアーティストが共通しているだけで、良好な人間関係が構築できる。そう思うと音楽って改めて素晴らしいね!

そんな彼のためにセレクトした本日の1枚がVan Morrison『Avalon Sunset』(1989年)☆

ちょっと激シブなセレクションかもしれないけど、新郎・新婦の二人に末永く幸せな家庭を築いてもらい、何十年経ってこんな激シブなラブ・ソングが似合う素敵なカップルでいて欲しいという願いをこめて...

Van Morrisonを本ブログを取り上げるのは『Tupelo Honey』(1971年)以来2回目になりマス。前にも書いたが、Van MorrisonはElvis Costelloと並んで、僕のCD保有枚数が最も多い男性ロック・アーティストだ。

特に、年齢を重ねるごとに、この激シブ・オヤジ・ロック・シンガーのソウルフルな歌にハマってきている。彼の歌は、時には力強く、時には優しく、時には激しく、時には穏やかに僕の心にしみ渡ってくる。

本作『Avalon Sunset』は、80年代以降のVan Morrisonの作品の中で一番スキなアルバムだ。

何より、Van Morrisonの全キャリアの中でも、最もロマンチックなアルバムじゃないかなぁと思う。ジャケットからして、Van Morrisonのアルバムと思えないほどステキでしょ(笑)

全体としては、神について歌ったものが多いのだが、あまりそんなことを気にせずに、激シブ・オヤジによるロマンチックな世界を堪能すればいいと思いマス。また、モッズ・ファンには、かのGeorge Fameがハモンド・オルガンで参加というオマケ付きデス。

Van Morrisonの音楽のソウルフルなコクがわかってきたら、アナタも大人のリスナーですよ!

全曲紹介しときヤス。

「Whenever God Shines His Light」
イギリスの国民的人気ヴォーカリストCliff Richardとのデュエット。ポップスターCliff と共に、神への賛歌を歌ってしまうところがVan Morrisonらしい。いきなり芳醇な香りが耳いっぱいに広がりマス。

「Contacting My Angel」
崇高なアコースティック・ギターの音色が印象的なスピリチュアルなナンバー。天使が舞い降りてきそうです。

「I'd Love to Write Another Song」
Van Morrisonらしい余裕たっぷりのソウルフル・ボイスが堪能できるアコースティック・ブルース。George Fameのオルガンもイイ感じっす。

「Have I Told You Lately」
本作のハイライトかつ僕がVan Morrisonの全作品中「Tupelo Honey」と並んで一番好きな曲。こんなロマンチックな大人のラブ・ソングはないんじゃないかと思うほど、ただただ美しい☆ただし、厳密には神のことを歌ったものなんだけどね。Rod Stewartもカヴァーしていますね。

「Coney Island」
この曲はポエトリー・リーディングしてマス。なんかコニー・アイランドを舞台にした大人のラブ・ロマンスなんて架空の映画を思い浮かべてしまいそうデス。

「I'm Tired Joey Boy」
「Coney Island」からの流れで聴くと、とても雰囲気のある曲。サウンド的には、「Coney Island」が物語のプロローグで、この曲で本編が始まるってカンジかな?でも、歌詞はいきなり疲れたぁ〜なんだけどね。

「When Will I Ever Learn to Live in God」
The sun was setting over Avalonという歌詞から始まる、タイトル曲と言えるようなナンバー。Roxy Music『Avalon』もそうだけど、英雄が死後精霊となって辿り着いたという伝説の島“Avalon”という言葉の響きに何か神秘的なものを感じマス。

「Orangefield」
大自然の中で黄昏ながら聴きたくなるナンバー。この人独特のビタースウィートな雰囲気がサイコーっす。

「Daring Night」
お得意のフォーキー&ソウルフルなアコースティック・ナンバー。静かなる闘志がわいてくるね!

「These Are the Days」
しみじみ味わい深いエンディング・ナンバー。マイナーな名画を観終わったような余韻がありマス。

さぁ、結婚式のスピーチの予行演習をしないと...全然準備不足なのだ(>0<)。。。
posted by ez at 00:15| Comment(0) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする