発表年:1979年
ez的ジャンル:ディスコ系エレガンス・ファンク
気分は... :エレガンスにダンス♪ダンス♪┌(・。・)┘♪
Chicは約1年前にエントリーした『C'est Chic』(1978年)以来久々の登場っす。
本ブログの恒例となっているアクセス数Top10の第1回目だった2005年のアクセス数Top10で見事第1位に輝いたのが『C'est Chic』だった。改めて、みんな「Le Freak(おしゃれフリーク)」や、Chicの心臓部であるNile Rodgers(g)、Bernard Edwards(b)、Tony Thompson(ds)の3人が生み出す独特のグルーヴが好きなんだなぁと実感した次第っす。
たまたま今週はNile Rodgers & Bernard Edwardsプロデュース作のうち、大のお気に入り「Thinking of You」収録のSister Sledge『We Are Family』、本ブログでも紹介した「Upside Down」、「I'm Coming Out」という2大クラシックを含むDiana Ross『Diana』の2枚をiPodでよく聴いている
その伏線として先週末、You Tubeで「Le Freak」のPVを見つけて、繰り返し観ていた。やっぱり、このセクシー・グルーヴは、映像を観ているだけで腰が浮き上がってきちゃうよね。
『C'est Chic』のエントリーで書いた通り、「Le Freak」は当時中学1年生の僕にとって、鼻血ブーのエレガンスでエロエロなディスコに聴こえ、何かに(?)目覚めさせられた1曲だったかもしれない。
それと比較すれば、「Le Freak」と並ぶディスコ・クラシック「Good Times」は、「Le Freak」のようなクネクネなグルーヴではなく、もっとカッチリしたグルーヴという印象を当時の僕は持ったかな。もちろん、Nile Rodgersのアノ独特のカッティング・ギターのカッチョ良さは変わりないんだけど...なので、クネクネ・グルーヴが好きだった僕は「Le Freak」の方が当時好きだったなぁ。
「Good Times」については、翌年に発表され、大ヒットしたQueen「Another One Bites The Dust」のベースラインが「Good Times」のソックリじゃんみたいな話題で盛り上がっていたことを一番憶えている。
そんな僕が「Good Times」の魅力を再認識させられたのは、やっぱりサンプリング・ネタとしてHip-Hopアーティストが頻繁に取り上げるようになってからかなぁ。今では「Le Freak」と同じくらい「Good Times」も好きっす。
全曲紹介しときヤス。
「Good Times」
「Le Freak」と並ぶChicの代名詞のようなダンス・クラシック。全米チャートでポップ、R&B、ディスコの3部門で第1位。やっぱり、このディスコでファンクなナンバーは週末のオールナイト朝までコースの夜遊び気分の時に聴くとサイコーですな。
Hip-Hopのサンプリング・ネタとしても大定番ですね。主なところとしては、Sugarhill Gang「Rapper's Deligh」、「8th Wonder」、Grandmaster Flash & the Furious Five「Adventures on the Wheels of Steel」、De la Soul「A Roller Skating Jam Named 'Saturdays」、Digital Underground「Doowutchyalike」、Father MC「Everything's Gonna Be Alright」、Boogie Down Productions「13 and Good」、Will Smith「It's All Good」、Jibri Wise One「House the Dog Built」、Joe Budden「Body Hot」など。あと、個人的にはZhaneのカヴァーも大好きっす。
「A Warm Summer Night」
「Good Times」のダンサブル・サウンドから一転してスウィート・バラード。スローになってもChicならではのエレガンスさがありますね。Smooth「Ghetto Style」でサンプリングされています。
「My Feet Keep Dancing」
シングルカットもされた、まさにダンシングなナンバー。途中のタップ・ダンスの靴音のリズムが印象的っす。
「My Forbidden Lover」
シングル・カットされ、ディスコ・チャートで大ヒットしたナンバー。「Good Times」あたりと比較すると、コチラの方がパンチはないけど、スムーズでエレガンスなカンジ。全体の雰囲気としてはかなり僕好みの曲。有名どころは少ないけどサンプリング・ネタにもなっていマス。
「Can't Stand To Love You」
セクシー・ミディアム・チューン。恋心のドキドキ感が伝わってくるような曲だね。
「Will You Cry (When You Hear This Song) 」
メランコリックな哀愁のラブ・バラード。やや話が逸れるが、Nile Rodgersのラブ・バラードと言えば、ソロアルバム『Adventures In The Land Of The Good Groove』(1983年)収録の「My Love Song For You」がイチオシっす。多分、殆どの人が知らない曲だと思うけど...
「What About Me」
ラストは、不安げに“私はどうなるの?”と訴えるミディアム・チューン。この不安げ心情の表現なのか、Nile Rodgersのギターもキレキレではなく、ややキレぐらいに抑えていマス。
近々、Nile Rodgers & Bernard Edwardsプロデュースのお気に入りアルバムSister Sledge『We Are Family』も紹介しますね。