発表年:2004年
ez的ジャンル:巨漢系サウスHip-Hop
気分は... :さすがはソウル・マシーン☆
今回はCee-Loの2ndアルバム『Cee-Lo Green... Is The Soul Machine』(2004年)デス。
DJ Danger Mouseとの覆面ユニットGnarls Barkley「Crazy」の“予想外”大ヒットや、ベスト・アルバム『Closet Freak: The Best Of Cee-lo Green The Soul Machine』の発表と、その巨漢のみならず目立っていたCee-Lo☆
Gnarls Barkley「Crazy」は、好き嫌いに関わらず、よく聴ききまシタ(正確に言えば、PVでよく観たというカンジですが)。最初のこのユニットの実態を知らず、でもこの聴き覚えのある声は...なんて思っていたら、やっぱりCee-Lo☆その途端に急に愛着を感じてしまうミーハーな僕なのでシタ。
Cee-Lo(本名:Thomas Callaway)は、ダーティー・サウスを代表するHip-Hopグループであり、Goodie Mobのメンバーとしてデビュー。Outkast、Organized Noizeらと共にDungeon Familyの一員としてサウス・シーンを盛りあげた。その後、ソロ活動に転じ、1stアルバム『Cee-Lo Green and His Perfect Imperfections』(2002年)と2ndとなる本作『Cee-Lo Green... Is The Soul Machine』(2004年)を発表していマス。
僕の場合、あんまりサウス系のHip-Hopって得意じゃなくて、Outkastでさえちゃんと聴いたのはかなり遅かった。ましてや、Goodie Mobは殆ど聴いてもいなかったが、このCee-Loの2nd『Cee-Lo Green... Is The Soul Machine』はCDショップで試聴し、迷うこともなくスンナリ購入した記憶がある。
きっと、この人の場合、純粋にラッパーだけじゃなくて、ラッパー&シンガーってカンジが僕には合っているんだと思う。しかも、かなりソウル&ファンクがノリが強いから、オヤGリスナーに優しいHip-Hopってカンジかもね。
あとは、1stと比較して、セルフ・プロデュース曲が減り、Neptunes、Timbaland、Organized Noize、DJ Premierといった大物プロデューサーを迎えているあたりも、このアルバムをバラエティに富んだものにしていますな。
ホント、タイトル通りのソウル・マシーンな1枚デス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「The Art of Noise」
PharrellをフィーチャーしたNeptunesプロデュース曲。僕は試聴でこの曲を聴き、気に入って購入を決意した記憶がある。Cee-Loのアーシーな声質にマッチしたメロディアスでソウルな展開がいかにも僕好みっす。Guess Who「These Eyes」ネタ。
「I'll Be Around」
Timbaland参加&プロデュース曲。確かこの曲が1stシングルでしたね。バウンシーなビートが印象的な1曲。
「The One」
Jazze PhaとT.I.をフィーチャーした1曲。妖しげなファンキーさがたまりません。密かにお気に入りの1曲。Earth,Wind & Fire「Devotion」、Public Enemy「Public Enemy No.1」ネタ。
「My Kind of People」
懐かしいMusical Youth「Pass the Dutchie」ネタのトラックが実に気持ちいい1曲。Jazze Pha & Menta Maloneをフィーチャー。
「Childz Play」
LudacrisをフィーチャーしたOrganized Noizeプロデュース作。タイトルの通り、子供の戯れのように楽しげな1曲。巨漢Cee-Loが子供のように戯れる姿を想像すると案外カワイイ感じかもね。
「I Am Selling Soul」
イナたいムードのアルバムの中で近未来的なエレガントかつスペイシーなトラックが異彩を放っている1曲。
「All Day Love Afair」
「When We Were Friends」
実にメロディアスでソウルフルな仕上がりが密かに大好きな2曲。案外、僕がCee-Loに期待しているのってこの路線かも?
「Evening News」
DJ Premierプロデュース曲。Chazzie & Sir Cognac the Conversationをフィーチャー。Primo先生の地味だけど懐の深いトラックはお見事!Cee-Loの個性的な声の魅力をうまく引き出していると思いマス。John Dankworth「Return From The Ashes (Theme)」ネタ。
「Scrap Metal」
Big Rube & G-RockをフィーチャーしたOrganized Noizeプロデュース作。Organized Noizeと言えば、Sleepy Brownのソロ・アルバムも最近のお気に入りなので、近々紹介しますね。
「Glockapella」
最初のアカペラが印象的な1曲。なかなか重量級のファンク・チューンに仕上がっていマス。Bar-Kays「Holy Ghost」ネタ。
「Let's Stay Together」
「The Art of Noise」に続き、PharrellをフィーチャーしたNeptunesプロデュース曲。最初タイトルからして、同名のAl Greenのアノ名曲かと思いまシタ。でも、Al Green「Let's Stay Together」と共通する雰囲気を持っているよね!
昨日、久々に国会図書館へ行った。以前に比べて、かなりシステマティックになって、使い勝手もよくなっておりビックリ!なんか何度も通っちゃいそう☆