発表年:1978年
ez的ジャンル:ワンマン・レコーディング系偏屈ポップ
気分は... :ハロウィンなのでTodd?
昨日はハロウィンでしたね。
(実はさっきまで今日が31日だと勘違いしてたぁ。ヤバイ、ヤバイ)
なんかハロウィンと聞いて、本作のジャケがふと思い浮かんだ。なぜだろう(笑)
Toddって、仮装していないのに、なんか仮装しているようなイメージなのかも?
ということで、Todd Rundgrenの大好きなアルバム『Hermit Of Mink Hollow』(1978年)っす。
Toddを紹介するのは、最高傑作との呼び声が高い『Something/Anything』(1972年)以来約1年ぶりの登場になりマス。
『Something/Anything』のエントリーの時にも書いたが、Todd Rundgrenは僕にとって特別なアーティストであり、Jackson Browneなどと並んで作品を聴いているだけで、青春の思い出が走馬灯のように駆け巡ってくるアーティストだ。
この1年の間に、Toddは再結成されたNew Carsに意表を突いて参加し、フロントマンとしてライブやらアルバム・リリースを行った。ToddもCarsも共に大好きな僕であったが、いざNew CarsのメンバーというかたちでTodd Rundgrenの名を目にすると、正直複雑な気持ちだったなぁ。
僕のホンネは、Ric OcasekとBenjamin Orrがいないグループは、その時点でCarsじゃないし、Toddがフロントマンを務めるグループはUtopiaであって欲しい。New Carsなんてやるくらいならば、New Utopiaをやって欲しい!ってカンジでしょうか...
さて、今回紹介する『Hermit Of Mink Hollow』(1978年)は、NY郊外のウッドストックに自らのスタジオUtopia Soundを設立し、『Something/Anything』以来のワンマン・レコーディングを行ったアルバムであり、『Something/Anything』に匹敵するポップな作品だと思いマス。
全体のまとまりという点であれば、『Something/Anything』以上かもね?
Toddと言えば、一筋縄ではいかない作品が多いけど、本作はわりとゲテモノ系の曲少なめで、Todd初心者も安心して聴ける作品ではないかと思いマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「All the Children Sing」
「Can We Still Be Friends?」と並ぶ本作のオススメ。とってもドリーミーなToddワールドを堪能できマス。ハロウィンで無邪気にはしゃぐ子供のたちのイメージにピッタリな曲なんじゃないかなぁ。
「Can We Still Be Friends?」
文句ナシの名バラード。う〜ん、青春の思い出が...涙、涙、涙(笑)。この曲は「It Wouldn't Have Made Any Difference」(『Something/Anything』収録)、「Just One Victory」(『Wizard A True Star』収録)と並ぶ僕のToddバラードBest3っす。Robert Palmer、Rod Stewart、Wilson Brothersがカヴァーしたり、Hall & Oatesのライブ・レパートリーにもなっていましたね。
「Hurting for You」
この曲は歌の出だし部分がサイコーにくるねっ!Toddらしい1曲♪密かなお気に入り曲デス。
「Too Far Gone」
淡々としたクールな展開なんて思っていると...知らず知らずにToddのポップ・ワールドへ導かれている曲。
「Determination」
アップテンポなパワー・ポップ!こういったパワー・ポップ的な楽曲もToddの魅力☆
「You Cried Wolf」
どことなく、「Wolfman Jack」を彷彿させるナンバー。
「Lucky Guy」
美しく感動的なメロディに思わず涙しそうな1曲。約2分で終わってしまうあっけなさがToddらしい?
「Fade Away」
エンディングは壮大なスケール感を感じる1曲。地球が消滅しても、宇宙が消滅しても二人は居続ける...なんか手塚治虫『火の鳥』のような世界観、生命観が好きだなぁ。
今日はサッカーUEFAチャンピオンズリーグ「バルセロナ対チェルシー」のリターン・マッチ☆ホーム・カンプノウでバルサは意地を見せることができるのかな?