発表年:1968年
ez的ジャンル:ソフト・ロック系ボッサ・ポップ
気分は... :小洒落た気分でカフェ・ランチ...
6日の『SMAP×SMAP』を観たら、 Sergio Mendesがゲスト出演し、「Mais Que Nada」を歌っていた。
そう言えば、9月後半に来日公演してましたよね。
Sergio Mendes Meets Hip-Hopといった趣きのBlack Eyed Peasプロデュースによる久々の新作『Timeless』で完全復活したカンジですな。
『Timeless』は、春先かなり聴いた新作アルバムの1枚なんだけど、何故か本ブログでは紹介するタイミングを逸してしまいまシタ。
あの手のアルバムは旬の時期に聴くべきアルバムなので、本ブログでは断念するしかないかな?
その代わりに、僕の最も好きなSergio Mendes作品であるSergio Mendes & Brasil '66『Look Around』(1968年)を紹介しマス。
Sergio Mendesの作品は、Herb Alpertが設立したA&Mレコードから発表したBrasil'66の『Herb Alpert Presents Sergio Mendes & Brasil'66』(1966年)、『Equinox』(1967年)、『Look Around』(1968年)、『Fool On The Hill』(1968年)の4枚に尽きるというが僕の個人的な感想っす。この4枚は、ブラジル音楽と当時のポップスが見事に融合した極上のポップ・ミュージックだと思いマス。
『Sergio Mendes』(1982年)、『Brasileiro』(1992年)あたりも好きなのですが、聴く頻度は圧倒的に前述の4枚が多いっす。
この4枚の中で、特に好きなのが本作『Look Around』(1968年)デス。本ブログでは、先に『Herb Alpert Presents Sergio Mendes & Brasil'66』(1966年)を紹介しましたが、Sergio Mendesとの出会いの1曲はやはり「Mais Que Nada」かなぁと思ったので。
『Look Around』は、特にソフト・ロックという文脈で考えると、一番ツボなアルバムな気がします。
あとはこのオリエンタルなジャケが好きかなぁ。これって和傘ですよね?
オススメ曲を紹介しときやす。
「With a Little Help from My Friends」
Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録のRingoのボーカルでお馴染みの名曲ですね。あとはJoe Cockerのカヴァーも有名ですね。Ringoのほのぼの感も、Joe Cockerの熱唱も好きですが、個人的には、サラっと小ざっぱりしたソフト・ロックの本バーションが一番好きかなぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=bURqyvpTrdk
「Roda」
Gilberto GilとJoao Augustoの作品。オシャレなボッサ・ソフト・ロックってカンジかな。自由が丘でカフェ・ランチする時にでも聴きたいかなぁ。
「Like a Lover」
今の時期にピッタリなアレンジがとってもドラマチックでロマンティックなナンバー。ムード満点ですなぁ。
「The Frog」
『Timeless』にもQ-TipとWill.I.Amをフィーチャーしたバージョンが収録されていたナンバー。『ヒキガエル』という邦題が何かスゴイよねぇ。
「Tristeza (Goodbye Sadness) 」
僕の本作での一番のお気に入り曲。実にサウダージなサンバですよね。都会育ちの僕でも故郷への郷愁感が湧いてくるねぇ。Haroldo LoboとNiltinhoの作品デス。
「Look of Love」
Dusty Springfieldが1967年にヒットさせたBurt Bacharach作品。007シリーズのパロディ作品『Casino Royal』の主題歌っす。本作は全米チャートにおけるBrasil'66のシングル最高位(第4位)を記録していマス。本ブログでは以前にDelfonicsによるスウィート・ソウルなカヴァーを紹介しましたね!
「Batucada (The Beat) 」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valleの作品。Walter Wanderleyのヒットでも知られる名曲ですね。Brasil'66らしい軽快でオシャレなボッサ・ナンバーに仕上がっていマス。
「Look Around」
Sergio Mendes/A.Bergman/M.Bergmanの作品。Mendesのリズミックなピアノが小粋ですな。
昨晩は火鍋を食してきまシタ。
脳まで響く辛さで、酔っ払いなのに頭脳明晰っす。