2006年12月01日

The Good People『The Good People』

これだからアングラHip-Hopはやめられない☆The Good People『The Good People』
ザ・グッド・ピープル
発表年:2006年
ez的ジャンル:アーバン・メロウ&ジャジーHip-Hop
気分は... :スープの1滴まで全部飲み干せます( ̄u ̄)

今日からなんと12月。あっという間に1年が過ぎてしまった...

音楽好きの僕にとっては、毎年12月はこの1年聴いた新作CDを思い出しながら、1年を振り返る時期っす。本ブログでも昨年の「ezが選ぶ2005年の10枚」に続き、年末に「ezが選ぶ2006年の10枚」を投稿しようと思っていマス。

そんな中で、いきなり2006年ベスト10に食い込みそうな1枚のアングラHip-Hop作品に出会ってしまいまシタ。

今日紹介するThe Good People『The Good People』がその1枚っす。

The Good Peopleは、MCのEmskeeとプロデューサーThe Saintという共にNY出身の二人からなるユニット。

EmskeeはTogether Brothersというユニットで活躍していた人、The SaintはJ-Live、El Da Senseiなどの作品を手掛けてきたトラックメイカーなのだとか。二人ともそれなりの長いキャリアの持ち主らしいけど、正直僕は全然わかりましぇ〜ん。

しかも、デビューEPがドイツのレーベルMad Flavaからドロップされたというのも僕には意外だった。でも、ライナーノーツを読むと、ジャーマンHip-Hopシーンというのは盛り上がっているらしいですね。全然勉強不足で知りませんでした。結構好きだったアングラHip-HopグループのFive Deezも拠点をドイツに移したけど、そういった流れだったんですね。

『The Good People』の印象は、とにかく都会的で、メロウで、ジャジーで、ソウルフルで、オーガニックってカンジかなぁ。今年聴いた作品の中では同じNYのアングラHip-HopユニットSounds Good『Midnight Music』と同じ系統かもね。ちなみにSounds Good『Midnight Music』も本当はとっても紹介したいイチオシ作品なんだけど、Amazonでの取扱っていないみたいなので紹介できていません(>_<)

とにかく全曲シングルになりそうな捨て曲ナシの作品です。LushlifeSounds GoodOthello、そしてThe Good Peopleと今年僕が愛聴しているアングラHip-Hopには、僕にとってのHip-Hop全盛期だった90年代前半のような輝きを感じマス。

全曲紹介しときヤス。

「Anotha Level」
アーバン・ナイトな雰囲気のオープニング曲。アメフト好きの僕にといっては、かつての黒人名QBだったWarren Moonの名が出てくるのが興味深いっす。

「About You」
メロウでソウルフルなトラックが実に気持ちイイ。なんか80年代のアーバン・ソウルを聴いているようなトキメキがありマス。国内盤にはRemixも収録されていマス。

「Talk To Me Now」
ボコーダー使いのトラックがカッチョ良いね。Zapp好きの僕としては、こういうの大好きっす。

「These Times」
ジャジーなギター・リフがオシャレな1曲。こういったギターを聴いていると、90年代のRonny Jordanとか思い出すね。

「Chances」
僕が即KOパターンの胸キュン系のメロウ・チューン。Sounds Goodもそうだけど、NY系はやっぱりアーバン・メロウなトラックを作らせた抜群ですな。

「Trubbles(We All Got)」
エレガントなバイオリンが印象的な知性溢れる曲やね。

「Family」
「Problems」
クールでオシャレなジャジー・チューン2曲。大人のHip-Hopってカンジだよね。

「Keep On Moovin」
これはマジやばい!中毒になる1曲だよね。曲のタイプは違うけど、Pharcyde「Soul Flower」を初めて聴いた時と同じような高揚感になったぁ!

「Layin The Law」
Vibeの響きが実に心地良いねぇ。

「Flow Motion」
ファンキーなトラックが超ゴキゲンな1曲。Black Sheep「The Choice is Yours」の一節が使われていたりしマス。

「Negative Principles」
ソウル・テイストなトラックが僕のハートを鷲掴みにする1曲。この曲もしばらくはiPodヘビロテだろうなぁ。

「Lovely Thing (Fausha's Song)」
これも超お気に入り曲。ディスコ・テイストでしかもボコーダー使いもあって、言う事なしのまさにラブリーな1曲。

「Some Say (Muneshine Remix)」
Oktoberをフィーチャーした1曲。近未来のアーバン・サウンドってカンジがいいっす。

「Bathroom Break」
Dumi Right,Mr.Man,Prince Po.Dr.Beckett And Kool Kimをフィーチャー。と書きながら、誰が誰やら全然わかりません(笑)。

本当はJay-Z『Kingdom Come』を購入しようと思ったんだけど、本作を聴いて急遽コチラへ方針変更しまシタ。『Kingdom Come』はそのうち買うでしょう(笑)
posted by ez at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする