発表年:1991年
ez的ジャンル:スウィート系パワー・ポップ
気分は... :ぬくい、ぬくい☆
う〜ん。昨晩は久々に酔っ払ったぁ。
帰宅して、記事エントリーする余裕もなく、すぐに撃沈してしまいまシタ(笑)
だんだん冬らしくなってきましたね。
冬になると思い出すのがこのジャケ写真!
ということでMatthew Sweetの3rdアルバム『Girlfriend』(1991年)っす。
僕が持っているMatthew Sweetの作品は、『Girlfriend』(1991年)をはじめ、『Altered beast』(1993年)、『100% fun』(1995年)、『Blue Sky on Mars』(1999年)、『In Reverse』(1999年)の5枚☆
それだけ持っているわりには、正直Matthew Sweetのキャリアについては殆ど知らない。ネブラスカ出身で、80年代から活動していたが、なかなか芽が出ず、起死回生の1枚として発表した本作『Girlfriend』(1991年)で見事成功を収めた...という程度かもね。
そうそう、日本のアニメファンで、左腕にラムちゃんのタトゥーを入れているってあたりも有名な話ですね。
僕が本作『Girlfriend』を購入したのも、雑誌でこのアルバムの評価が高かったことに加え、『Girlfriend』というタイトルとこの印象的なジャケ写真の影響が大きかったかも?
名前の通りスウィートなパワー・ポップを期待して購入したのだが、まさにその通りの内容でニンマリって感じだったかなぁ。特別革新的なサウンドではないんだけど、エヴァーグリーン・ミュージックってカンジがいいのかもね!
90年代初めの僕の音楽ライフは、R&B/Hip-Hop、ハウス/クラブ系の新譜購入が中心でロック離れが急速に進んでいった時期だった。特に、UKロックに比べてUSロックはその傾向が顕著だったかなぁ。
といいつつ、ロック少年として青春時期を過してきた僕の中には、どこかでBeatlesを原点にした美メロのロックを常に求めていたのかもしれない。そんな僕のニーズを満たしてくれた作品が『Girlfriend』だった。
当時のUSロックは、Sonic Youth『Goo』(1990年)、Nirvana『Nevermind』(1991年)、Pearl Jam『Ten』(1991年)といよいよグランジ・ブーム突入ってカンジだった。そんな中で『Girlfriend』のような作品が逆に新鮮に感じられたのかもしれない。
Lou Reedのサポートで知られる故Robert Quine、Richard Lloyd (元Television)、Rick Menck(Velvet Crush)などがバックを固めていマス。また、プロデューサーとして元Scritti PolittiのFred Maherが参加していマス(Matthewとの共同プロデュース)。
全曲紹介しときヤス。
「Divine Intervention」
ポップならがもザラついたギター・サウンドが魅力のオープニング・ナンバー。ギター・ソロも昔っぽくて好きっす。
「I've Been Waiting」
青春パワー・ポップ。爽やかなギター・サウンドに、美しいメロディ、甘いハーモニー...不意にこういった曲を聴くとヤバイね!
「Girlfriend」
シングルにもなったパワー・ポップの王道を行くタイトル曲。特に後半のファンキーな展開がサイコーですな。まさに僕の心の何処かで常に求めているポップ・ロックがここにある気がしマス。
「Looking at the Sun」
ライトタッチのポップ・ナンバー。なんか青春コメディとかのバックに合いそうなサウンドだね。
「Winona」
このWinonaとは、お騒がせ女優Winona Ryderのことなのだとか。ラムちゃんに、Winona...なんか共通項はあるのだろうか?
「Evangeline」
「Day for Night」
2曲とも初めて聴いたのに、昔聴いたマイナーなヒット曲の印象を受ける。この人の場合、そんなのが多いかもね!「Evangeline」はギターソロなんかも含めて70年代っぽいね。「Day for Night」の方は幻想的な雰囲気が印象的ですな。
「Thought I Knew You」
「You Don't Love Me」
Matthewの弱々しいボーカルが実にハマっている2曲。「Thought I Knew You」は哀愁のアコースティック・ナンバー。「You Don't Love Me」はタイトル通り、寂しげなサッド・ナンバー。
「I Wanted to Tell You」
なかなかファンキーなロック・ナンバー。アーシーなパワー・ポップってカンジだね。
「Don't Go」
シリアスなムードが印象的なナンバー。行かないでぇ〜!
「Your Sweet Voice」
悲しげなスウィート・ソング?(笑)甘酸っぱい青春ナンバーってカンジのノスタルジックな雰囲気がかなり好きです。
「Nothing Lasts」
ラストはギターの弾き語りによる味わい深いナンバー。結構涙腺ウルウル系の曲かもね!
最近の彼の活動はノーチェックでしたが、今年になってSusanna Hoffs(元Bangles)と一緒に作成したカヴァーアルバム『Under the Covers, Vol.1』を発表していたんですね。
Beatles、Bob Dylan、Beach Boys、The Who、Zombies、The Mamas And The Papas、Velvet Underground、Love、Neil YoungといったオヤGリスナーにはウレシイ選曲になっていマス。逆に、こんなセレクトをする人だからこそ、『Girlfriend』のような作品が作れるんだろうなと納得デス。