2006年12月06日

Little Beaver『When Was the Last Time』

T.K.のギターを抱えたソウルマン☆Little Beaver『When Was the Last Time』
When Was the Last Time
発表年:1976年
ez的ジャンル:マイアミ・ソウル=T.K.サウンド
気分は... :ドルフィンズはやや厳しいか...

本ブログで長らく触れていなかったが、NFL(アメフトのプロリーグ)大好きの僕としては、応援しているマイアミ・ドルフィンズが、今シーズン前半の不調から立ち直り最近4連勝中とご機嫌だった。

しかしながら、今週久々に敗れてしまい、これでプレーオフ進出は難しいかも?少々残念っす。o(>o<)o

今回はマイアミ・ソウル=T.K.サウンドを代表するギタリスト/シンガーLittle Beaverの4thアルバム『When Was the Last Time』 (1976年)です☆

1945年アーカンソー生まれのLittle Beaver(本名Willie Hale)は、1960年代半ばからセッション・ギタリストとして本格的に活動を始めた。あのAl Kooperも彼のことがお気に入りで一時期よく起用していたこともある。

セッション・ギタリストとしてのLittle Beaverと言えば、Betty Wrightの大ヒット曲「Clean Up Woman」でのプレイが有名ですよね。

Little BeaverBetty Wrightは、いわゆるマイアミ・ソウルの一大組織T.K.プロダクションを代表するアーティスト。T.K.プロダクションと言えば、Little Beaver、Betty Wright以外にもTimmy ThomasLatimoreGwen McCraeMilton Wright(Betty Wrightの兄)、KC & the Sunshine Bandといった豪華なメンバーが名を連ねる。

そう言えば、Betty Wrightがプロデュースを手掛け、Timmy Thomas、Little Beaver、Latimoreらが参加といったT.K.勢揃いのアルバムとして、以前にJoss Stone『The Soul Sessions』(2003年)を紹介しましたね。

さて、僕がLittle Beaverを聴くようになったのは、毎度のパターンでフリーソウルのコンピ・アルバムで「Party Down」を聴いたのがきっかけだ。T.K.サウンドの特徴であるパカポコなリズム・ボックスとサザン・ソウルのイナタさとマイアミならではのトロピカル・ムードがすんなり同居した独特の心地良さに一発で虜になってしまった。

本当はその「Party Down」を含む3rdアルバム『Party Down』(1974年)を紹介したいのですが、Amazonにジャケ写真がないので、代わりに4thアルバム『When Was the Last Time』(1976年)を紹介しマス。

シンプルさがオシャレだった『Party Down』あたりと比較すると、『When Was the Last Time』のサウンドは結構厚みが増しているかもしれないですね。『Party Down』がこっそり聴きたい作品だとすれば、『When Was the Last Time』はみんなで聴きたい作品ってカンジかなぁ。

全曲紹介しときヤス。

「Listen To My Heartbeat」
軽快なダンス・グルーヴ。Archie Bell & the Drells「Tighten Up」のT.K.サウンド版ってカンジがするね。そう言えば、Archie Bell & the Drellsも一時期T.K.プロダクションに所属していましたね。Milton Wrightの作品デス。

「We Three」
Isaac Hayesあたりを彷彿させるインスト・ナンバー。Little Beaverのギター・プレイを堪能できマス。

「I Like The Way You Do Your Thing」
フリーソウルのコンピ『Free Soul Notes』にも収録されている人気曲。Marvin Gaye風なカンジが人気の秘密かもね!

「I Really Love You Babe」
この曲が『Party Down』の雰囲気に一番近いかもね。イナタいんだけど小洒落たメロウ・グルーヴ。Little Beaverの魅力って、このイナタさとオシャレ感覚の絶妙なバランスにあるように思いマス。

「Concrete Jungle」
この曲もフリーソウルのコンピ『Free Soul Travel』に収録された人気曲。クラビネットやストリングスの絡むがゴージャスなファンキー・グルーヴ。

「Pretty Little Girl」
個人的には、アルバムで一番のお気に入りはコレ。リラックスしたムードの中でLittle Beaver本来の魅力を堪能できるのでは?

「When Was The Last Time」
ラストはロマンチックなメロウ・チューン。マイアミの夜の雰囲気にピッタリかもね。

何としても『Party Down』(1974年)も紹介したいですね。

今夜もうすぐUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ最終戦、果たしてバルサは勝ち上がれるのか?少々心配デス。
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする