発表年:1978年
ez的ジャンル:腕利きスタジオ・ミュージシャン系ロック
気分は... :ウ〜ン困った(・へ・;)
今、ここ数日で結論を出さねばならないことで困っていマス。
まぁ、プライベートなことなので、自分の気持ちがYes or Noで判断すればいいことなんだけど...
こんな時はスカッとするアメリカン・ロックでも聴いてみよう!
そう言えば、このブログの記事投稿を振り返ってみると、僕が洋楽を聴き始めた頃の王道のアメリカン・ロックが少ないかもね。
僕が洋楽を聴き始めた頃のアメリカン・ロックの大物グループと言えば、EaglesとDoobie Brothersあたりが両巨頭だったかなぁ。Doobiesは本ブログでも紹介したけど、Eaglesは未紹介でしたね。ちなみにEaglesはオリジナル・アルバムは殆ど持っているし、別に紹介しない大義もないので、そのうち紹介しますね。でも、冬に紹介するグループじゃないよね(笑)
それ以外だとBostonも良く聴いたなぁ。特に『Don't Look Back』(1978年)ね!あとはReo Speedwagon『Hi Infidelity』(1981年)あたりもかなりお気に入りでシタ。
逆に売れていたけど、苦手だったのがJourney、Styxあたりのグループ。僕にはクドすぎたね。甘いだけで全然美味しくない大味なスイーツみたいなカンジだったかなぁ。この印象は今も変わらない。
なんてツラツラ書いてきましたが、僕が洋楽を聴き始めた頃、僕の周囲の洋楽好きの間でダントツの人気だったのがTotoでシタ。
Totoはご存知の通り、Boz Scaggsの『Silk Degrees』(1976年)のレコーディングに参加していたDavid Paich(key)、Jeff Porcaro(ds)、David Hungate(b)が意気投合し、そこにSteve Lukather(g)、Steve Porcaro(key)、Bobby Kimball(vo)が加わり結成されたグループ。
腕利きスタジオ・ミュージシャンが作った激シブのスーパーグループというのがデビュー当時のTotoの印象だったかなぁ。特にBoz Scaggs絡みということで大人向けのロック・グループというイメージが当時中学生の僕にはあったかなぁ。
そんな予備知識があったので、「Totoを聴いている=通好み」みたいな図式が僕ら洋楽好き中学生にはあったかもしれないね。
僕が好きなTotoの作品はデビューアルバム『Toto』(1978年)と2ndアルバム『Hydra』(1979年)の2枚。この2枚は今でもたまに聴く。
逆に見事にコケた3rdアルバム『Turn Back』(1981年)や最も商業的成功を収めた4thアルバム『Toto IV』(1982年)あたりは今は聴きたいとあまり思わないかも?『Toto IV』は前述のJourney、Styxあたりと同じで、少しクドいカンジで胃もたれ気味の印象を受けマス。
ということで今日はデビューアルバム『Toto』(1978年)を紹介します。
久々で通しで全曲聴いてみたけど、捨て曲ナシのよく出来た作品だと改めて感心してしまいまシタ。すっかりロック離れの進んだ僕のような人間でも、珍しく(?)胸ときめくアメリカン・ロックっす。
きっと、後期Doobie Brothersと同じで、正統派ウエストコースト・ロックとAORテイストが絶妙のバランスでブレンドされているあたりが僕のツボなのだと思いマス。Totoの方がもっとロックしているけどね。
全曲紹介しときやす。
「Child's Anthem」
オープニングはインスト。昔のプロレスラーの入場曲みたいだよね。
「I'll Supply the Love」
シングルカットされた歯切れのいいハードポップ。ダイナミックでノリのいい演奏に、Bobbyのハイトーン・ボーカル等々Totoらしさに溢れた1曲。
「Georgy Porgy」
ある意味最も有名なTotoの曲。シングルカットもされまシタ。ピアノのイントロが印象的なAORナンバーっす。Steve Lukatherのボーカルもいいカンジっす。ちなみにバック・ボーカルは「Got To Be Real」でお馴染みのCheryl Lynnです。
Eric Benet、Side Effectのカヴァーや、Joe「All Or Nothing (Poor Georgie Porgie Remix)」 、Booty Brown「Dorothy (Poor Dorothy Mix) 」 、MC Lyte「Poor Georgie」などのサンプリング・ネタなどでR&B/Hip-Hopファンにもお馴染みですよね。
「Manuela Run」
キャッチーなミッド・ロック・チューン。『Toto IV』収録の大ヒット曲「Africa」のプロトタイプみたいな曲だね。
「You Are the Flower」
Bobby Kimballの作品。全体的に少し妖しげなカンジがいいカンジの曲。
「Girl Goodbye」
ハードなドライブ感がたまらん1曲。本来ならば、今の僕はこのタイプの曲はイモ臭いカンジがして受け入れないんだけど、この曲は何故か平気みたいデス。
「Takin' It Back」
Steve PorcaroがボーカルをとるAORテイストのナンバー。同じSteveだからなのか、Steve Lukatherと声質が似ているよね。
「Rockmaker」
個人的には昔から軽快かつ爽快なロック・ナンバーが一番のお気に入り。昔からこの曲を聴くとウキウキ気分になる。David Paichのソングライティングの才能を垣間見れますな。
「Hold the Line」
全米Top5に入った大ヒット・シングル曲。僕とTotoの出会いはこの曲のPVだった。激シブの大人のミディアム・ロックというのが当時の印象だったね。
「Angela」
Steve Lukatherがボーカルのドラマチックなバラード。
本作ほどヒットしなかったけど、2nd『Hydra』(1979年)もオススメっす。