発表年:1982年
ez的ジャンル:マイナー系ブラコン
気分は... :メリー・クリスマス☆
僕は毎年自分自身へのクリスマス・プレゼントとしてCDを数枚購入する。
新譜ではなく、買いそびれていた旧譜を購入するのがお決まりのパターンっす。まぁ、JazzやR&B/Soul系の作品が多いんだけどね。
で、今年自分へのご褒美として購入したのは、John Valenti『Anything You Want』、Heaven Sent『Greatest Love Story』、Jewel『Cut 'N' Polished』という3枚。
いずれもその方面が好きな方にはマストな作品かもしれませんね。John ValentiはAOR/ブルーアイド・ソウルの超レア名盤、Heaven Sentはレア・グルーヴ謎の名盤、Jewelはブラコン好きにはたまらないB級名盤ってカンジかなぁ。
その中から今回はJewel『Cut 'N' Polished』(1982年)をセレクト。
このグループ名、作品名でピンと来る方は、R&B/Soul通の方でしょうね。
本作がR&B/Soul通の間で評判になった最も大きな要因は、R&B/Soulファンの間で根強い支持を集めるディスク・ガイド『U.S.Black Disk Guide』(鈴木啓志著)で紹介されていたためだと思いマス。
正直、情報が決定的に少ないのでグループの詳細については僕も殆ど知らないのですが、Jewelはマイナーソウル系の7人組ボーカルル&インスト・グループで本作が唯一のアルバムのようっす。まぁ、昔で言うブラコン系のアルバムっす。
まずはグループ名に因んで、全面に宝石を持ってきた、安易かつチープかつベタなジャケがたまりませんね!80年代ブラコン・アルバムってジャケがダサいほど、音が期待できるなんて勝手に思っているので(笑)
レコーディング場所もイリノイ州のローカル・スタジオみたいでマイナー感の匂いがプンプンするのも何とも僕好みですな!
肝心の音の方はと言えば、アーバン・メロウな気持ち良さを徹底追求したEarth,Wind & Fireフォロワーってカンジでしょうか。EW&Fの影響大って感じ丸出しなんだけど、そんな事どうでもいいと思うほど、とにかく心地良いのがグッド!ボーカル・グループとして、リードボーカルやコーラスワークがしっかりしているところがミソかもね。
80年代ブラコンらしいファンク・ナンバーもいいけど、個人的にはメロウ&スウィート系の曲にかなりヤラれまシタ。
やっぱりブラコンはいいねぇ!
全曲紹介しときやす。
「Gotta Make It Better」
80年代ブラコンらしいファンク・ナンバー。お行儀のいいP-Funkってカンジのノリかな。
「We Cannot Say Good-Bye」
EW&F「After The Love Is Gone」を彷彿させるメロウ・スロー。ここまで徹底してればEW&Fファンも納得するのでは(笑)
「Song Of Life」
アーバン・ナイトなこみ上げ系メロウ・グルーヴ。「After The Love Is Gone」に続き、この曲の途中は完璧EW&F「Fantasy」パターンっす。
「Rhythms Of Home (Majai)」
シリアス・ムード漂うアレンジが印象的なミディアム・チューン。この曲もコーラスはEW&F風。
「You're So Jealous」
個人的には一番お気に入りのメロウ・グルーヴ。メロウ好きのハートを鷲掴みにする曲だよね。胸キュン度高いっす。
「Something You Should Know」
スウィート・ソウル・ファンは歓喜する絶品スロー。EW&Fの影響丸出しだけど、ボーカル・グループとしての魅力が堪能できる1曲っす。
「Soon You'll See The Way」
ソウル・テイストが満喫できる1曲。気の利いたコーラスワークが絶品っす。さりげにお気に入りの1曲。
「Jewel's Groove」
この曲はCon Funk Shun風やね。80年代ブラコンにしかないアーバンなグルーヴ感がサイコー☆
ホント、ブラコン大好きの僕には嬉しいクリスマス・プレゼントとなりまシタ\(^-^)/ワ〜イ
今回購入した残りの2枚John Valenti『Anything You Want』、Heaven Sent『Greatest Love Story』も近々紹介したいと思いマス。