2006年12月27日

Lovin' Spoonful『Do You Believe In Magic』

魔法のようなグッドタイム・ミュージック☆Lovin' Spoonful『Do You Believe In Magic』
Do You Believe in Magic
発表年:1965年
ez的ジャンル:グッドタイム・ミュージック系フォーク・ロック
気分は... :魔法を信じるかい?答えは勿論Yes☆

昨晩は風邪で体調を崩して以来、初めてアルコールを摂取しまシタ。実にハッピーで、これで今年一年思い残すことのない魔法のような一時となりまシタ\(^ ^*)/ワ〜イ
今年一年がハッピーだったのは君のおかげさ☆ホント、●●●あんがとーm(_ _)m

今回は、メロディアスなグッドタイム・ミュージックをデリバリーしてくれたフォーク・ロック・グループLovin' Spoonfulのデビュー作『Do You Believe In Magic』(1965年)です。

Lovin' Spoonfulは、グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活動していたJohn Sebastian、Zal Yanovskyを中心にSteve Boone、Joe Butlerの4人で1965年に結成された。ちなみにグループ結成以前にJohn Sebastian、Zal Yanovskyが在籍していたMugwumpsには、The Mamas & The PapasのメンバーCass Elliotも在籍していまシタ。

1965年の本作のタイトル曲「Do You Believe In Magic」のTop10のヒットを皮切りに、「You Didn't Have To Be Nice」「Daydream」「Did You Ever Have To Make Up Your Mind?」「Summer In The City」「Rain On The Roof」「Nashville Cats」といったヒットを連発した。しかし、1967年のZal Yanovskyの脱退、1968年のJohn Sebastianの脱退と両論を失ったグループは1968年にその活動に終止符を打った。

Lovin' Spoonfulのアルバムと言えば、オリジナルとカヴァーが半々のデビュー作『Do You Believe In Magic』(1965年)、オリジナル中心の2nd『Daydream』(1966年)、最高傑作の呼び声高い3rd『Hums Of The Lovin' Spoonful』(1967年)の3枚ですかね。

僕が持っているのは、『Do You Believe In Magic』『Hums Of The Lovin' Spoonful』の2枚。昔は『Hums Of The Lovin' Spoonful』の方が好きだったけど、今は『Do You Believe In Magic』の方が好きかなぁ。

『Do You Believe In Magic』は、ヒットしたタイトル曲は永遠の名曲で大好きだったんだけど、半分以上がカヴァーというのが引っ掛かっていたんだよね。昔の僕はオリジナル楽曲中心のアルバムを好む傾向があり、BeatlesRolling Stonesなんかもカヴァーが多いアルバムは敬遠する傾向にあった。

それが最近はカヴァーに対する抵抗感がかなりなくなってきた。逆に、アーティストのルーツを垣間見れるという視点で、積極的にそういった曲を聴きたいと思うようになってきたかなぁ。

Lovin' Spoonfulの場合も、このカヴァーが多いデビュー・アルバムからフォーク、カントリー&ウエスタン、ブルース、ソウルといった彼らのルーツを確認できるよね。そういったトラディショナルな音楽を、モダンなジャグ・バンド風に調理してノスタルジックかつメロディアスなグッドタイム・ミュージックとしてデリバリーしてくれる点こそ、Lovin' Spoonfulの最大の魅力だと思いマス。

ほのぼのフォーク・ロックのイメージが強いLovin' Spoonfulだけど、案外このデビュー作はブラック・フィーリングに溢れていますよ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Do You Believe In Magic」
説明不要のグループを代表するデビュー・ヒット。John Sebastianによる本当に魔法のようなメロディアスでエヴァーグリーンなフォーク・ロック・ナンバー。少しモータウンっぽいカンジもいいよね。名曲なのでNo.1ヒットなのだとばかり思っていたら、チャート的には第9位までだったんだね。

「Sportin' Life」
ソウル・テイストな1曲。John Sebastianのブルージーなハーモニカ・ソロは聴きものっす。

「My Gal」
リズム&ブルース調のロック・ナンバー。なんかブリティッシュのビート・グループっぽいよね。

「You Baby」
Ronettesのカヴァー(Barry Mann/Phil Spector/Cynthia Weil作品)。とってもノスタルジックでドリーミーな仕上がりっす。

「Did You Ever Have To Make Up Your Mind?」
John Sebastianによるとってもプリティなポップ・ソング。地味だけどセンスいいですな。

「Wild About My Lovin'」
カントリー&ウエスタンなトラディショナル・ナンバー。僕が苦手のタイプの曲だけど、なぜかそんなに身体の拒否反応は少ない(笑)

「Other Side Of This Life」
Fred Neilの作品のカヴァー。イントロのベースがカッチョ良いねぇ。モロにフォークなカヴァーをイメージするかもしれないけど、フォーク・ロック調なので案外聴きやすいデス。

「Younger Girl」
「Do You Believe In Magic」を除けば、このJohn Sebastianのオリジナル曲が一番好きかもね。まさにグッドタイム・ミュージックってカンジだよね。なんか絹のような肌触りの曲デス。この曲と言えば、The Crittersのカヴァーも忘れてはいけませんな。

「On The Road Again」
結構ソリッドなロックン・ロール・ナンバー。この曲もJohn Sebastianのオリジナル。

「Night Owl Blues」
メンバー全員の共作によるインスト。ブルージーな演奏の中で、John Sebastianのハーモニカ・ソロにうっとりしてしまいマス。

それにしても昨夜から風雨はすごいねぇ。
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ〜♪
posted by ez at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする