2007年01月11日

Leah Kunkel『Leah Kunkel』

この透き通ったボーカルに励まされマス☆Leah Kunkel『Leah Kunkel』
Leah Kunkel / I Run With Trouble
発表年:1979年
ez的ジャンル:透明感ボーカル系ウエストコースト・ロック
気分は... :モヤモヤ気分を吹き飛ばしたい!

今夜は今イチすっきりしない。
特に目立った理由はないんだけど、なんかモヤモヤする。

こんなモヤモヤ気分を吹き飛ばしたいとセレクトしたのがL.Aから出てきた女性シンガーLeah Kunkelのデビュー・アルバム『Leah Kunkel』(1979年)っす。

Leah Kunkelは、名前から察しがつくかもしれませんが、ウエストコースト・ロックには欠かせない名うてのドラマーRuss Kunkelの奥さん(その後二人は別れたが)。であると同時に、60年代に「California Dreamin'」などのヒットを放ったThe Mamas & The Papasのメンバーだった故Cass Elliotの妹さんでもある。そう言われれば、ジャケ写真からもCassの面影を感じるよね。

Leah Kunkelのデビュー作は1979年発表の本作『Leah Kunkel』だが、我が家のCD棚にある作品を眺めると、大好きなJackson Browneのデビュー・アルバム『Jackson Browne』(1972年)収録の「From Silver Lake」のクレジットでLeah Kunkelの名を確認することができる。

また、AORファンに人気の高いNick DeCaro『Italian Graffiti』(1974年)のオープニング曲「Under The Jamaican Moon」のライターとして彼女の名前を確認できる(Leah KunkelとStephen Bishopの共作)。

僕自身はアルバムを持っていないがArt Garfunkel『Fate for Breakfast』(1978年)にも数曲バック・コーラスで参加している。

そのつながりか、本作の裏ジャケには、“Billy Holiday、Aretha FranklinJanes Taylor、Linda Ronstadt...。彼らと並ぶ素晴らしいシンガー Leah Kunkelを聴いてください”とのArtのコメントが記されている。引き合いに出すシンガーたちの統一感の無さがテキトーっぽいが(笑)、かなりの期待度であることだけは伝わってくる。

Leah Kunkelを知ったのはフリー・ソウルのコンピっす。Karla BonoffNicolette Larsonといったウエスト・コースト系の女性シンガーの作品が好みの僕としては、フリー・ソウルのコンピで出会った同じくウエスト・コースト系のLeah KunkelValerie Carterといった女性シンガーは、すぐに気に入ってしまった。

さて、本作『Leah Kunkel』の内容ですが、Leah の独特の透明感があるボーカルが魅力のアルバムだと思いマス。

何か反省したり、悩んだり、不安だったり、悲しかったり、モヤモヤしたり...
そんな気分の時に、このアルバム聴くと、なんかホッとするだよね。
Leahのボーカルが、優しく僕の心を包んでくれる気がする。

また、旦那のRuss Kunkelを初めとするDanny Kortchmar、Craig Doerge、Lee Sklarというセッション・バンドThe Sectionのメンバーを中心に、Stephen Bishop、Jackson Browne、Andrew Gold、Rosemary Butler、Steve Lukather、Lenny Castroといったバック陣もメンツもなかなかですね。

プロデュースはRuss KunkelとVal Garayの二人が担当していマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Step Right Up」
AORファンにはお馴染みのPeter McCannの作品。このオープニング1曲だけでも、僕の心をかなり落ち着けてくれる。僕にとってはかなりの励ましソングっす。Steve Lukatherのギター・ソロも印象的ですな。Peter McCann自身のバーションは彼の2ndアルバム『One To One』(1979年)に収録されていマス。

「Under The Jamaican Moon」
先に述べたNick DeCaroへの提供曲。Nick DeCaroのバージョンはムーディーだが、Leah自身は案外クールな仕上がりっす。

「If I Could Build My Whole World Around You」
Marvin Gaye & Tammi Terrellの1967年のヒット曲のカヴァー。モータウン・ナンバーを見事にウエストコースト・サウンドで聴かせてくれマス。バック・コーラスのRosemary Butlerとの息もピッタリ!

「Down The Backstairs Of My Life」
しみじみと聴いてしまうバラード(Eric Mercury/William Smith作品)。Kenny Rankinもこの曲を取り上げていますね(アルバム『After the Roses』収録) 。

「Losing In Love」
軽くラテン・フレイヴァーのするポップ・ナンバー(Harlan Collins作品)。Jackson Browneのバック・ボーカルでの参加が僕には嬉しい限りっす。

「Step Out」
フリー・ソウル・ファンにはお馴染みの曲。僕もこの曲でLeah Kunkelのことを知りました。ウエスト・コーストならではのこのゆったりとしたテンポが大好きだなぁ。ちなみに本曲のオリジナルはお姉さんのCass ElliotがいたThe Mamas & The Papasっす。不思議とこの曲を聴くと、頑張ろう!という気持ちになる。

「Don't Leave These Goodbyes」
「Step Right Up」、「Step Out」と並ぶ僕のお気に入り曲(Jules Shear作品)。この甘酸っぱいカンジが僕にはたまりません。Craig Doergeのエレピが何ともステキですな。

「I've Got To Get A Message To You」
Bee Geesの1968年のヒット曲のカヴァー(邦題「獄中の手紙」)。僕はそれほど好きではないが有名曲なのでご紹介しておきマス。

「Fool At Heart」
Stephen Bishop作品。ストリングスのアレンジがいいカンジのバラード。Bishop自身のバージョン(アルバム『Bish』収録)もいいですね。

ちなみ現在発売されているCDは、本作『Leah Kunkel』と未CD化だった2nd『I Run With Trouble』との2in1というウレシイ超お得盤になっていマス。僕もそっちが欲しかったなぁ!

なんて書いているうちに、モヤモヤ気分も吹き飛んだようだ。
さすが僕にとっての励まし系アルバム!
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2007年01月10日

Culture Club『Colour By Numbers』

ビジュアルだけではない!モータウンな2ndアルバム☆Culture Club『Colour By Numbers』
Colour by Numbers
発表年:1983年
ez的ジャンル:モータウン系ニューロマンティック
気分は... :ミステリー・ボーイ...

昨晩は「北京ダックの会」なる宴に出席し、北京ダック、フカヒレ、アワビをはじめとする美味しい中華を堪能し、ご満悦モードっす。

久々に第2次ブリティッシュ・インベイジョン/ニューロマンティックのグループです。Duran Duranらと並んで第2次ブリティッシュ・インベイジョンを代表するグループCulture Clubっす。

Culture Clubは、奇抜なファッション&メイクでひと際目立つ存在のBoy Georgeを中心に1981年にロンドンで結成されたグループ。

1982年にシングル「White Boy」でデビュー。同年に発売された3枚目のシングル「Do You Really Want To Hurt Me(邦題:君は完璧さ)」が全英No.1となり、人気が爆発する。その後発売されたデビュー・アルバム『Kissing to Be Clever』も全英Top5に入るヒットとなり、アメリカでもブレイクした。

まさにMTVでスターになった第2次ブリティッシュ・インベイジョンらしい人気だったよね。日本での注目度もすごかったよね。僕も高校生の頃、TVK(テレビ神奈川)でDuran DuranとCulture Clubは飽きるほどPVを観たような気がする。

ビジュアル面でのBoy Georgeのインパクトは強烈だたよね。美しいのか、キモいのか、カッチョいいのか、ダサいのか、PVを観ている自分もよくわからなかったなぁ(笑)

僕の場合、どっちを先に認識したのか記憶が曖昧だが、Boy Georgeを観ると美保純を思い浮かべ、美保純を観るとBoy Georgeが思い浮かぶというカンジでした。

本作『Colour By Numbers』(1983年)は、『Kissing to Be Clever』に続く2ndアルバムであり、グループ最大のヒット(全米No.2、全英No.1)となったアルバム。

個人的には、ニューロマンティック・ムードの満喫を優先するならば『Kissing to Be Clever』、アルバム全体の完成度を優先するならば『Colour By Numbers』がオススメっす。

『Kissing to Be Clever』がファンカラティーナ色の強いニューロマンティック・ムード満点のアルバムだったのに対して、『Colour By Numbers』はモータウン色の強い、アメリカ・マーケットを意識した作品という印象でしょうか?

特に、本作『Colour By Numbers』では、「Do You Really Want To Hurt Me」でバック・コーラスをしていた女性シンガーHelen Terryが、準メンバー的な扱いで全面的にフィーチャーされており、アルバム全体のソウルフル度向上に大きく貢献していマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Karma Chameleon」
アルバムからの1stシングルであり、全米No.1の大ヒットとなった軽快なポップ・ナンバー。ハーモニカが印象的ですな。今聴くと、♪カマカマカマ〜♪と歌うBoy Georgeが自虐的なカンジがして笑えてしまう。

「It's A Miracle」
この曲もシングル・カットされました。この曲はファンカラティーナしていマス。

「Black Money」
「That's The Way (I'm Only Trying To Help You) 」
ソウルテイストなバラード・ナンバー2曲。Boy Georgeが単なる女装した目立ちたがりのフロントマンではなく、シンガーとしても非凡な才能を持っていることを確認できる2曲。Helen TerryもBoy Georgeに負けじと素晴らしい喉を披露してくれていマス。

「Changing Every Day」
ニューロマンティックらしい哀愁ムードがいいカンジの1曲。シングル曲に隠れて地味な存在だけど、密かに好きな1曲。

「Church Of The Poison Mind」
アルバムからの2ndシングルであり、全米チャート第10位のヒットとなった。個人的にはアルバムで一番好きな曲。Stevie Wonder「Uptight」の影響が大きく窺えるモロにモータウンな曲。Helen Terryのソウルフルなバック・コーラスが印象的ですな。

「Miss Me Blind」
これもシングル・カット曲(全米チャート第5位)。80年代らしいダンサブルなナンバー。今聴いてもなかなかイケてる曲だと思いマス。日本を意識したというか、日本と他のアジア諸国がゴッチャになったヘンテコなPVも印象的だったなぁ。PVの最後の「メラメラと燃えている!」という日本語が笑える。

「Mister Man」
ライトタッチのレゲエ調ナンバー。僕のイメージの中では、Boy Georgeってレゲエのリズムに合わせてステップを踏む姿が似合うカンジがします。

「Victims」
美しい大作バラード。この儚く美しいカンジがBoy Georgeのイメージにぴったりだと思いマス。

わかりづらいかもしれないけど、ジャケに日本語で書かれているカタカナの“ボーイ”のヘンな表記が笑えマス。

あとジャケ左下に5,3,8という3つの数字が示されているが、5はハートを、3はアイ・ラブ・ユーを意味するのだとか。
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2007年01月09日

Father MC『Father's Day』

お父さんは頑張ってマス☆Father MC『Father's Day』
Father's Day
発表年:1990年
ez的ジャンル:ナンパ系Hip-Hop
気分は... :時には軽さもいいじゃん!

今回は、今日のHip-Hopシーンでは殆ど無視されているFather MCの1stアルバム『Father's Day』(1990年)っす。

昨年12月にエントリーしたHeavy D. & The Boyz『Peaceful Journey』(1991年)を聴いていたら、久々にFather MCも聴きたくなりまシタ。

実は、Heavy D.以上に長らく聴くの躊躇して、我が家のCD棚のHip-Hopコーナーの奥の方でホコリをかぶっていたのがFather MCかもしれないっす。

僕的には、“Father MCが好き”って言うのは、“今聴いてもM.C. Hammerっていいよね!”という発言と同じくらい気恥ずかしいカンジがしていたんだよね。

ボックスヘア−&メッシュの髪型は、当時人気絶頂のM.C. Hammerと並んで、今ではお笑いネタにされてしまいそうですな。

音的にもHip-HopとR&B(というかNJS)を融合したこのキャッチーさは、今のHip-Hop系の若いリスナーの方が聴くと、論外な音楽性なのかもしれない。
よく情報収集&勉強のために利用させて頂いているHip-Hopの総合サイトでもFather MCは扱われていなかった。

きっと、コアなHip-Hopリスナーの方から見ると、流行に迎合した軟弱なHip-Hopという扱いなのかもしれませんね。それでも、あの当時にリアルタイムでFather MCを聴いた人は、このキャッチーなHip-Hopに今でも愛着を感じているんじゃないかなぁ?

でもって、いざFather MCについて書こうと思ったけど、リソースがあまりに少なくて、本名はTimothy Brown、NY育ちぐらいのことしかわかりません。

僕が持っているのは、1stアルバムである本作『Father's Day』(1990年)と2nd『Close to You』(1992年)の2枚。Father MC改めFatherとなった3rdアルバム以降は、きちんと聴いていません。

本作『Father's Day』で注目すべきは、エグゼクティブ・プロデューサーとして、若き日のPuff Daddy(現P.Diddy)の名がクレジットされていマス。当時はPuff Daddyの存在なんて全く気にしなかったけど、今振り返ると本作のキャッチーさとP.Diddyという組み合わせはマッチしてるよね。基本的にP.Diddyは好きではない僕ですが、本作は数少ない例外っす。

さらにデビュー前のMary J. BligeK-Ci & JoJo(当時はJodeci)の参加も要チェックかもしれません。多分、MJBのシーンへのお披露目は本作だったのでは?と思いマス。そのMJBの「Real Love」を手掛けたMark Morales & Mark Rooneyや、Fresh Gordon、Howie Teeがプロデュースで参加していマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I'll Do 4 U」
Cheryl Lynnのダンス・クラシック「Got To Be Real」まんま使いの曲。みんな大好き「Got To Be Real」使いが功を奏したのか、シングルカットされ、大ヒットしまシタ。「Got To Be Real」大好きの僕もこの曲狙いで本アルバムを購入した記憶がありマス。一方で、サンプリングってこんな大胆に使っていいのかなぁ!と大ネタというものについて考えさせられまシタ。

そして、本作のバック・ボーカルでデビュー前のMary J. Bligeの歌声を聴くことができマス。MJBがデビューした後も長い間この事実に気付かず、MJBがデビューしてから4〜5年経って、何気に本作のCDのクレジットを眺めていてこの事実に気付き、大感動したものっす。

「Treat Them Like They Want to Be Treated」
「I'll Do 4 U」に続き、シングル・カットされ、「I'll Do 4 U」同様大ヒットした曲。K-Ci & JoJoがバック・コーラスで参加していマス。NJSテイストなトラックが90年らしいですよね。

「Lisa Baby」
個人的には「I'll Do 4 U」と並ぶお気に入り曲。当時Guyとか好きだった人は気に入る曲だと思いマス。

「Tell Me Something Good」
Stevie WonderRufus featuring Chaka Khanに提供した大ヒット曲ですね。これはオリジナルを聴けばいいカンジがしますが、元々ダンスホール系で活動していたFather MCルーツを垣間見れる作品かもしれませんね。

「I Come Correct」
Marvin Gaye「I Want You」ネタのトラックが印象的な1曲。

「I've Been Watching You」
Lady Kazanをフィーチャーした1曲。なかなか完成度の高い90年らしいHip-Hopに仕上がっていると思いマス。

「Father's Day」
なかなか骨太なトラックとラップがいいカンジのタイトル曲。「父の日」って訳してしまうと、雰囲気ぶち壊しだけどね(笑)

「Dance 4 Me」
当時の言い方でヒップ・ハウスな1曲だね。Jungle Brothersなんかと一緒に聴きたくなるよね。

「Why U Wanna Hurt Me」
K-Ci & JoJo参加曲。Mark Rooneyのキーボードがカッチ良すぎっす。今回久々に聴いて、この曲が一番気になったかも?

難しい事考えずに、楽しんじゃえばいいじゃん!ってノリのアルバムっす。
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2007年01月08日

Omarion『21』

待ちに待ったOmarionの2作目☆Omarion『21』
21
発表年:2006年
ez的ジャンル:脱アイドル系R&B
気分は... :祝!成人

今日は成人の日ですね。
今回はそれに因んで、アメリカで成人を意味する21歳という年齢をタイトルにした作品、Omarion『21』っす。

発売が延期になりヤキモキしていたOmarionの2ndアルバム『21』が昨年末にやっと発売された。

体調不良で寝込んだツケが回って、年末バタバタ状態の中、わざわざ発売日にCDショップに出向いて購入した。僕が男性アイドル系シンガーの新作CDを待ちわびて、発売日当日に購入するなんて事は5年に1回くらいの珍事だ(笑)

そんなカンジで僕的にはかなりイケてるOmarionだが、アメリカでの熱狂ぶりに比べると、日本での人気はまだまだ発展途上かもしれない。

『21』を購入した直後、洋楽は売れ筋作品のみ聴く知人のA子さんと会ったのだが、その時の会話を再現すると...

 A子:何のCD買ったの?
 僕:Omarionの新作(^^)
 A子:えっ、オマル!オマルなんて変な名前(゚o゚)
 僕:違うよ。Omarion!(>_<)
 A子:誰?知らなぁ〜い(? ?)
 僕:未来のUsherみたいな奴だよ。
 A子:ホント!スゴ〜イ!じゃあ、今度ベスト盤作って聴かせてぇ♪
 僕:...(- -;

きっと、世間一般でのOmarionの認知度とは、こんなものなのだろう。
個人的に地味ながらOmarion啓蒙活動をしていきマス。

ソロ・デビュー作『O』(2005年)が全米アルバムチャートNo.1アルバムとなった元B2KOmarion

数年前までアイドル系R&Bへの関心が低かった僕はB2Kをまともに聴いたことがなく、B2K解散なんてニュースにも全く無関心だった。それでもCDショップで偶然試聴した『O』は一発で気に入ってしまい、本ブログの『ezが選ぶ2005年の10枚』にセレクトするに至った。

なので、この2nd『21』に対する事前期待も大きかった。聴いてもいないのに、『ezが選ぶ2006年の10枚』にOmarion枠を1つ空けておかないとなんて思っていたくらいっす。実際は少し発売時期が年末にずれこんだので、『21』は2007年作品扱いにしてしまいましたが(笑)

で、実際に購入して聴いてみると、まだ聴き込み不足ですが、なかなかの作品に仕上がっていると思いマス。

前作『O』も、脱アイドルという印象が強かったが、本作もさらに大人のシンガーへとステップ・アップしているOmarionを感じることができると思いマス。なんとなく、ダンサーとしても一流のOmarionなので、アゲアゲのアップ・ナンバーのイメージが強いかもしれないが、結構スロウ作品にその魅力が凝縮されているように思いマス。

プロデュースはTimbalandThe NeptunesThe UnderdogsBryan Michael Coxといった有名どころが勢揃い。その中で、新人Eric Hudsonが3曲もプロデュースを手掛けていマス。将来の大物プロデューサーとなる可能性を秘めた注目株といったところですな。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Entourage」
先行シングルとなったEric Hudsonプロデュースのミッド・チューン。アダルト・ムードのメロウなダンス・ナンバーに仕上がっていマス。80年代テイストのシンセの響きがいいカンジですな。有名プロデューサーの作品を押しのけて、この曲をシングルに持ってくるあたりに、OmarionのEric Hudsonに対する高評価ぶりが窺えるよね。

「Ice Box」
「Entourage」に続きシングル・カットされたTimbalandプロデュース作。淡々とした展開ながら、ジワジワと高揚感が湧き上がってくる曲。Omarionのボーカルが引き立っていマス。

「Electric」
この曲もEric Hudsonプロデュースのセクシー・ダンス・チューン。80年代のエレクトリック・ファンク・テイストなカンジが僕好み。

「Just Can't Let You Go」
Bryan-Michael Coxプロデュースの美しくゴージャスなトラックが印象的な1曲。

「Obsession」
The Neptunesプロデュース曲。Pharrell『In My Mind』路線の80年代テイストのチープ感漂う打ち込みトラックが印象的なNeptunesらしさ全開の曲。逆にそれで好き嫌い分かれる曲かもね。

「Midnight」
「Just that Sexy」
The Underdogsのプロデュース2曲。脱アイドルを図るOmarionの大人のシンガーとしての魅力を見事に引き出している2曲だと思いマス。「Midnight」は個人的にはアルバムで一番お気に入りの美メロ・スロウ。「Just that Sexy」は甘く危険なセクシー・チューンに仕上がっていマス。

「Beg For It」
Timbalandプロデュース曲。Timbalandらしい変態チックな雰囲気が漂っていマス。

「Been With A Star」
3曲目のEric Hudsonプロデュース。胸キュン・スロウに仕上がっていマス。水滴の音をリズムに使うあたりの小技がニクイですな。Eric Hudson只者ではありませんな。Omarion同様今後が楽しみっす。

Omarion☆目指すはUsher越えだ!

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2007年01月07日

David Crosby『If I Could Only Remember My Name....』

瞑想気分にピッタリな1枚☆David Crosby『If I Could Only Remember My Name....』
If I Could Only Remember My Name
発表年:1971年
ez的ジャンル:瞑想系ドラッギー・フォーク/ロック
気分は... :目を閉じると、そこに見えるものは...

David Crosbyの1stソロ・アルバム『If I Could Only Remember My Name....』(1971年)っす。

David Crosbyと言えば、Byrds、CSN/CSN&Yなどでオールド・ファンにはお馴染みのミュージシャンですね。僕の場合、ByrdsはRoger McGuinnのグループというイメージの強いので、どちらかと言えば、CSN/CSN&Yのイメージの方が強いかなぁ。

以前にStephen Stillsのエントリーでも書いたが、僕は昔からどうもCSN&Yは苦手だ。ByrdsHollies(Graham Nashが在籍)、Buffalo Springfield(Stephen Stills、Neil Youngが在籍)、Stephen Stillsのソロ(Manassasを含む)、Neil Youngのソロは好んで聴くにも関わらずである。

多分、CSN&Yって僕にとっては刺激不足なのかも?

そんなCSN&Yの人気が絶頂期に発表されたDavid Crosbyの1stソロ・アルバムが『If I Could Only Remember My Name....』(1971年)だ。

CSN&Yが苦手な僕もこのアルバムは大のお気に入りっす。

CSN&Yの人気絶頂期の作品だけに、バックもCSN&YからGraham Nash、Neil Young、Grateful DeadからJerry Garcia、Phil lesh、Mickey Hart、Bill Kreutzmann、Jefferson AirplaneからGrace Slick、Paul Kantner、Jorma Kaukonen、Jack Casady、さらにはJoni Mitchell等々の豪華メンバーだ。

僕がこのアルバムが好きな理由は、CSN&Yには聴かれない、へヴィーでサイケでドラッギーな幻想的なサウンドに満ちているためだ。要はCSN&Yっぽくないんだよね(笑)
Byrds時代にはドラッギーな作風の作品が見られたCrosbyだが、本作ではそのあたりが全開となっていマス。

ちなみに本作は、1969年9月に交通事故で死亡したCrosbyの恋人Christine Hintonに捧げられていマス。

まったりと瞑想に耽りたいような気分の時にピッタリな1枚っす。

全曲紹介しときやす。

「Music Is Love」
CrosbyとGraham Nash、Neil Youngの3人の共作曲。デモ・テープ風のラフな仕上がりがいいよね。

「Cowboy Movie」
CSN&Y内部の混沌とした人間関係を架空の西部劇の物語に仕立てて歌った曲。音の方も重苦しいへヴィーなサウンドに充ちていマス。Jerry Garciaのブルージーなギター・プレイも印象的です。

「Tamalpais High (At About 3) 」
Crosbyの得意技(?)であるスキャット・ナンバー。下手に歌詞をつけるよりも、スキャットの方が幻想的な演奏にマッチしていると思いマス。このあたりは賛否両論あるかもしれないけど、僕は結構好きだなぁ。

「Laughing」
まったりとしたユラユラ感に充ちたドラッギーな1曲。本作のハイライトと言える1曲なのでは?CSN&Yのライヴ・アルバム『4 Way Street』やByrdsオリジナルメンバーのリユニオン・アルバム『Byrds』でも取り上げられていマス。Joni MitchellとGraham Nashのコーラスがいいカンジっす。

「What Are Their Names」
この曲にはJefferson Airplaneのメンバーが大挙参加していマス。そのせいかJefferson Airplane風のサイケな仕上がりになっていマス。

「Traction in the Rain」
Laura Allenのハープの音色が印象的な美しいアコースティック・ナンバー。とても繊細なカンジがいいねぇ。

「Song With No Words (Tree With No Leaves) 」
Graham Nashとレコーディングしたスキャット・ナンバー。元々はCSN&Y『Deja Vu』用の曲だったがボツにされたらしい。個人的にはかなりイケてる曲だと思いマス。

「Orleans」
トラディショナル・ナンバーをCrosbyがアレンジした曲。美しくも儚くドラッギーなハーモニーが何ともいいねぇ。 

「I'd Swear There Was Somebody Here」
Christine Hintonに捧げられた1曲。幻想的かつ神秘的なアカペラ・ナンバー。インドやパキスタンあたりの宗教音楽を彷彿させるよね。

この1stアルバムから2ndソロ・アルバム『Oh Yes I Can』が発表されるまでに18年の年月を経ることとなる。
posted by ez at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする