発表年:2000年
ez的ジャンル:美貌&チャーミング・ボイス系女性R&B
気分は... :愛に裏切られても、愛を信じる!
今日は、何故だかChante Moore「Straight Up」をどうしても聴きたくなったので、同曲が収録されているアルバム『Exposed』(2000年)をセレクト。
Chante Mooreと言えば、最近は旦那様Kenny Lattimoreとのデュエット・アルバム『Things That Lovers Do』(2003年)、『Uncovered/Covered』(2006年)の印象が強いかもね。
特に、『Things That Lovers Do』は、本ブログでも紹介したKoffee Brown『Mars/Venus』(2001年)と並ぶ、僕の超お気に入り男女デュオのR&Bアルバムっす。ただし、裏ジャケに“これを聴くと妊娠するかも?”と書かれていたように、二人のアツアツぶりに少々妬けてくるんだけどねぇ(笑)
Chante Mooreは、1967年サンフランシスコ生まれ。L.A.でミュージカルに出演していたChanteに目を付けたのは、なんとアノEl DeBargeだったのだとか!そして、El DeBargeのマネージャーの仲介で、デビューのきっかけをつかみまシタ。
1992年に1stアルバム『Precious』でデビューし、その後は2nd『A Love Supreme』(1994年)、3rd『This Moment Is Mine』(1999年)、4th『Exposed』(2000年)とキャリアを重ねていきやシタ。
その後、同業シンガーとして、以前から面識のあったKenny Lattimoreの電撃ラブ攻勢にメロメロになってしまい(?)、ついに2002年1月1日、二人はジャマイカで挙式を迎えたのでありマス。その後、おしどり夫婦によるラブラブな活動は前述の通りっす。
でもって、僕がChante Mooreの作品の中から1枚選ぶとすれば、まだKennyと交際する前に発表された4thアルバムである本作『Exposed』(2000年)をイチオシ!
冒頭に書いたマイ・クラシックな1曲「Straight Up」収録というのも大きな要因だけど、全体の出来としても、チャーミングな声質が魅力のChante Mooreというシンガーの持ち味を見事に引き出している作品だと思いマス。
また、従来のミッド〜スロウ中心というイメージを覆す、アップ物も含めたバラエティに富んだ内容になっている点も本作の大きな魅力ですね。
プロデューサー陣も、Jermaine Dupri、先日紹介したDeitrick Haddon『7 Days』も手掛けていたTim & Bob、僕にとってはヨダレもののJam & Lewis、C. "Tricky" Stewertと有名どころが名を連ねていマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Straight Up」
Jermaine Dupriプロデュースのアルバムからの1stシングル。Chante Mooreの新境地を開いたセクシー&チャーミングなアップ・ナンバー。僕的には、この1曲だけでも本作を購入する価値アリだと思いマス。イントロを聴いただけで、心トキメキます。女性が絶対好きな曲だよね。
「Take Care Of Me」
Da Bratがフィーチャーしれた1曲。元々ChanteがDa Bratのファンだったのだとか。そんな流れで、これもJermaine Dupriプロデュースと思いきや、Tim & Bobが手掛けていマス。なかなか疾走感があるトラックがカッチョ良いですな。
「Go Ahead With All That」
この曲もJermaine Dupriプロデュース。この曲もキレのあるトラックと妖艶な雰囲気のChanteのボーカルの組み合わせがなかなかグッドっす。
「Bitter」
これはChanteらしい、しっとりとしたバラッド。歌詞はなかなか辛辣だけど、実に品のあるボーカルがたまりません。
「When It Comes To Me」
Tim & Bobプロデュースの気だるく、不穏な雰囲気が印象的な1曲。
「Better Than Making Love」
個人的には「Straight Up」と並ぶ本作のハイライト曲。Jam & Lewisがかなり胸キュン度の高いメロウネスたっぷりの1曲に仕上げてくれていマス。Jam & Lewis好きは完璧にハマる1曲ですな。
「Man」
ジャズ・テイストのなかなかオシャレな曲。実にエレガントな仕上がりだと思いマス。
「You Can't Leave Me」
C. "Tricky" Stewertプロデュース曲。妖艶でセクシーなChanteに出会うことができるミッド・チューン。
「Everything We Want」
聴き込むほどに好きになる美メロ・ナンバー。アルバム全体の中で埋もれがちだけど、個人的には結構ど真ん中な1曲。
「Love's Still Alright」
エンディングはJam & Lewisプロデュースによる大感動バラッド。愛に裏切られながらも、また誰かを愛すると力強く歌うChante...その後のKenny Lattimoreとの運命の出会いを踏まえると、かなり胸が熱くなるよねぇ。素敵なラブ・ストーリーを見終わったような感動で目がウルウルしてきそう(笑)
きっと、素敵な恋をしたい!と願っている人は本作を聴き、現在素敵な恋をしています!という方は『Things That Lovers Do』を聴くと良いのではと思いマス。