2007年02月17日

Joni Mitchell『Hejira』

Joni MitchellとJaco Pastoriusが初めて出会った作品☆Joni Mitchell『Hejira』
Hejira
発表年:1976年
ez的ジャンル:クロスオーバー系シンガー・ソングライター
気分は... :Jacoはやっぱり凄いねぇ!

孤高のシンガー・シングライターJoni Mitchellの2回目の登場っす。

前回は、それまでのフォーク的なアプローチから、ジャズ、フュージョン、ロックなどの要素を取り入れて、一気にサウンドがカラフルになった人気作『Court and Spark』(1974年)を紹介しまシタ。

今回はジャズ/フュージョンへのアプローチを一気に強めた『Hejira』(1976年)デス。
本作の話題は何と言っても、Weather Reportなどでお馴染みの天才ベーシストJaco Pastoriusの参加ですね。

本作を皮切りに『Don Juan's Reckless Daughter』(1977年)、『Mingus』(1979年)、『Shadows and Light』(1980年)といったアルバムで、Joniとの絶妙なコンビネーションを見せると同時に、Joniの音楽性を1つ上のステージに引き上げたと思いマス。

僕の場合、Jacoとのコラボということで言えば、よりJacoの存在感が大きくなった『Don Juan's Reckless Daughter』(1977年)の方を聴く回数の方が多かったんだけど、たまたま『Hejira』を久々に聴いたら、ハマってしまいまシタ。

各曲が実にシンプルで落ち着いた演奏なんだけど、不思議な浮遊感と深みが魅力となっていマス。
『Court and Spark』でカラフルになったサウンドから余計なものを削ぎ取ったカンジでしょうか?

Joni Mitchell(g、vo)とJaco Pastorius(b)以外のメンバーは、John Guerin(ds)、Bobbye Hall(per)、Max Bennett(b)、Larry Carlton(g)、Chuck Domanico(b)、Abe Most(cl)、Neil Young(harmonica)、Victor Feldman(vib)、Tom Scott(sax)、Chuck Findley(tp)といったメンバーっす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Coyote」
シングルにもなったオープニング曲。個人的にもアルバムで一番のお気に入りっす。Larry Carltonのギター、Jaco Pastoriusのベース、Bobbye Hallのパーカッションというシンプルなバック陣を従えて、時にはラップのようにも聴こえるJoniの自由奔放な歌が縦横無尽に駆け巡りマス。シンプルなバックだからこそJacoのベースに魅了されますねぇ。フォーキー系のフリーソウルが好きな人は絶対に気に入る曲だと思いマス。

「Amelia」
落ち着いた雰囲気の中にも何か強さを感じる1曲ですな。この曲がアルバムで一番のお気に入りという方も多いのでは? Larry Carltonのギターと Victor Feldmanのヴァイヴの絡みが非常にいい感じデス。

「Furry Sings the Blues」
1920年代のメンフィス・カントリー・ブルースを代表するシンガー/ギタリストFurry Lewisについて歌った曲。Neil Youngのハーモニカがグッド!

「Hejira」
まさにJoni Meets Jacoといった趣のタイトル曲。ピンと張り詰めた静寂の中で、くっきりと浮かび上がるJoniの歌とJacoのベースがサイコーっす。

「Song for Sharon」
僕はJoniの深い霧の中で不安と希望が入り混じっているような哀愁感が好きなんだけど、そんな雰囲気を堪能できる1曲。

「Black Crow」
落ち着いた雰囲気の曲が多い中で、この曲は激しいですね。何といってもJoni、Larry、Jacoの三人だけの演奏が何といっても聴きものですね。全然飽きません。

「Blue Motel Room」
Norah Jonesあたりを聴く人が好きそうなしっとりメロウな仕上がりの曲。あまりJoni Mitchellらしくないかなぁ?

「Refuge of the Roads」
完成度という点ではこの曲が一番かもしれませんね。曲の良さ、Joniの歌、Jacoのベースをはじめとするバックの演奏、全てがうまくかみ合っている気がします。『Court And Spark』では大活躍だったTom Scottがようやく登場してきマス。

本作の邦題は『逃避行』♪僕は逃避行はしないけど、よく雲隠れしマス(笑)
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2007年02月16日

The Pharcyde『Labcabincalifornia』

Jay Deeの出世作ともなったPharcydeの2nd☆The Pharcyde『Labcabincalifornia』
Labcabincalifornia
発表年:1995年
ez的ジャンル:オトボケ&無邪気系西海岸Hip-Hop
気分は... :お腹がピーピー(>ヘ<)

ここ数日、お腹の調子が最悪っす。
風邪が直っていないのか、何なのか不明ですが、やたらとトイレが近くて困りマス。
今年はホント体調不良で悩まされて続けていマス。マジでヤバイかもね?

さて、西海岸では異色のHip-HopグループだったThe Pharcydeの2回目の登場っす。

以前に紹介したデビューアルバム『Bizarre Ride II』(1992年)は、僕にとってはかなりの衝撃作だった。ホント、独特の浮遊感のあるトラックに絡むImaniFatlipBooty BrownSlimkidという4MCのラップはホント楽しそうだったよねぇ。西海岸から、あんなにハジけてて、無邪気で、楽しいHip-Hopが出てくるなんて意外だったなぁ。特に、『Bizarre Ride II』収録の「Soul Flower」は、今でも僕のマイ・フェイバリットHip-Hopソングです。

そんなPharcydeの2ndアルバムが本作『Labcabincalifornia』(1995年)っす。
『Bizarre Ride II』から長い間待たされたので、かなりの期待感を持って本作を購入した記憶がありマス。

おバカなカンジを期待していた当時の僕にとって、この2ndを最初に聴いた時は“かなり大人しくなったなぁ”というのが第一印象だったような気がしマス。
その点では少々期待外れだったんだけど、一方で洗練されたトラックに絡むフロウを聴きながら、Hip-HopグループとしてステップアップしたPharcydeの成長の跡を見たような気分にもなりまシタ。

そして、本作の洗練されたトラックづくりに大きく貢献しているのが、昨年惜しまれつつ亡くなった天才トラック・メイカーJay Dee(J Dilla)っす。本作からシングルカットされた「Runnin'」と共に、Jay Deeの名がシーンで大きくクローズアップされたのではと思いマス。ちなみに当時の僕はJay Deeの名など全く知らずに聴いていましたが(笑)

その意味で、Pharcydeの2ndアルバムであると同時に、Jay Deeの出世作という位置づけもできるアルバムだと思いマス。

『Bizarre Ride II』とはまた違った魅力を持ったアルバムだと思いマス。
特に、Jay Deeファンの方は必聴だと思いますよ!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Bullshit」
Jay Deeプロデュースのオープニング。リアルタイムで聴いた時には、Jay Deeのことなど殆ど知らずに聴いていた。それでもこの心地良いトラックにウットリしたもんです。
Gary Burton Quartet「Sing Me Softly Of The Blues」、Bob Marley & the Wailers「Get Up, Stand Up」ネタ。

「Groupie Therapy」
Cal Tjader「The Bilbao Song」ネタのトラックが何とも気持ち良い1曲。僕はA Tribe Called QuestCamp LoTime MachineなどCal Tjaderネタのトラックにハマるパターンが多いみたいっす。あとはQueen Latifah feat. Monie Love「Ladies First」もネタで使われていマス。

「Runnin'」
本曲のハイライトであり、Jay Deeの名を一躍有名にしたクラシック・ナンバー。Stan Getz & Luiz Bonfa「Saudade Vem Correndo」ネタのトラックは何とも印象的ですよね。このボッサでアコースティックなテイストは、新しいPharcydeを魅力を引き出したと思いマス。また、Run-D.M.C.「Rock Box」もサンプリングしています。Mya「Fallen」で、このトラックがまんま使われているので、そちらで聴き憶えのある方も多いのでは?

「She Said」
「Runnin'」と並ぶハイライト曲。女の子ウケしそうなメロウな「Runnin'」とは異なり、ザラついた男臭いカンジのトラックがシブ〜イですなぁ。Cannonball Adderley「Walk Tall/Mercy, Mercy, Mercy」、Buddy Miles「Down By The River」ネタ。Trevant Hardson(Slimkid)とJay Deeの共同プロデュースです。

「Splattitorium」
「Somethin' That Means Somethin'」
Jay Deeプロデュースの2曲。今日的な聴き方だと、どうしてもJay Deeのトラックを堪能するというカンジでしょうか?後のSoulquariansでのJay Deeあたりを意識しつつ、このあたりのトラックを聴くとなかなか面白いかも?

「Drop」
Spike Jonze監督による逆回し映像のPVが話題になった曲。Pharcydeらしい浮遊感に充ちた1曲。このフワフワ感がクセになります。それにしてもYouTubeで「Drop」のPVが観れないのは

「Y?」
落ち着いたジャジー・トラックが何ともカッチョ良い1曲。淡々としているけど飽きがこないのが不思議!

「Devil Music」
少し不穏な空気が漂うダークなイメージの1曲。Wu Tang Clan「Da Mystery Of Chessboxin'」ネタ。

「Hustle」
「E.N.D.」
浮遊感漂うメロウなトラックに、人を食ったカンジのフロウが絡むというのが僕のPharcydeのイメージなんだけど、まさにそんなイメージにピッタリの2曲。「Hustle」はお得意のRoy Ayersネタです(「You Send Me」)。「E.N.D.」はEarl Grant「Sunny」ネタのトラックがかなりヤバイっす。

Imaniのソロ・アルバム『The Dosier Volume.1』(2004年)も大好きな作品デス。
Amazonでジャケ写真がないので紹介できずにいるのが、もどかしい限りっす。
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2007年02月15日

Bernard Edwards『Glad to Be Here』

Nile Rodgersと並ぶChicの双璧の唯一のソロ作☆Bernard Edwards『Glad to Be Here』
グラッド・トゥ・ビー・ヒア
発表年:1983年
ez的ジャンル:Chic流エレクトリック・ファンク
気分は... :ウキウキ\(^O^*)/ワ〜イ

昨日は年甲斐もなく、ハッピー・バレンタインデーを満喫してしまいまシタ\(^O^*)/ワ〜イ

そんなハッピー気分を盛り上げてくれるグルーヴが聴きたいなぁ〜!
ということで、Nile Rodgersと並ぶChicの双璧Bernard Edwardsの生涯唯一のソロ・アルバム『Glad to Be Here』(1983年)っす。

本ブログで紹介した2枚のアルバム『C'est Chic』『Risque』が現在でも絶大な人気を誇るエレガンスなファンク・グループChic。

やっぱり「Le Freak」「Good Times」の2曲は、今でもみんな大好きなんだねぇ。思えば、あんなセクシー・グルーヴを奏でることができるのはChic以外にいなかったもんねぇ。

Chicと言えば、まずは思い浮かぶのはギターのNile Rodgersだけど、Nile Rodgersと共にChicのセクシー・グルーヴを支えていたのがベースのBernard EdwardsBernard Edwardsの重心の低い安定感バツグンのベースがあったからこそ、Nile Rodgersのあの硬質なギターが活きたのかもね?

そんなBernard Edwardsの唯一のソロ・アルバムが本作『Glad to Be Here』(1983年)デス。
ある意味、この時期のChicよりもChicらしいアルバムと言えるかもしれません。

この年(1983年)はNile Rodgersのソロ『Adventures In The Land Of The Good Groove』(未CD化)も発表されており、ChicファンとしてはNile & Bernard の双璧が二人ともソロを出したということで、かなり興奮したけど、世間的にはあまり話題になりませんでしたねぇ。

メンバーは、Nile Rodgers(g)、Tony Thompson(ds)のChic勢に加え、マニアなら知っているグループChewからリーダーのRay Chew(key)、Yogi Horton(ds)、Sammy Figueroa(per)が参加していマス。それ以外にもJocelyn BrownLuther Vandrossといった大物も参加していマス。

ファンの方はご存知のとおり、Bernard Edwardsは1996年に日本でChicとしての武道館コンサートの翌日に肺炎のため43歳の若さでこの世を去った。ちなみにTony Thompsonも2003年に肝臓ガンで亡くなっている。きっと、天国で二人でとってもヘブンなグルーヴを奏でているんだろうなぁ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Your Love Is Good To Me」
シンセ・ベースとリン・ドラムによるこの時代らしいファンク・ナンバー。Nile Rodgersのギターが相変わらずカッチョ良いです。前述のNile Rodgersのソロ『Adventures In The Land Of The Good Groove』あたりのテイストとも似ていると思いマス。長年『Adventures In The Land Of The Good Groove』のCD化を待っているんだけど、無理かなぁ....

「Don't Do Me Wrong」
80年代ブラコンらしいスロウ。リード・ボーカルはガラージ界のディーヴァJocelyn Brownっす。Jocelynのゴスペル仕込みの貫禄のボーカルを堪能できマス。

「You Don't Know Me」
セクシーなムードが漂うミディアム・スロウ。ブラコン好きの人は納得の仕上がりっす。

「Joy of Life」
Chicっぽいミディアム・チューン。実にエレガンスでスタイリッシュな仕上がりっす。なんで、Nile & Bernardの生み出すグルーヴって、こんなにセクシーなのかね!

「You've Really Got a Hold on Me」
Smokey Robinson & The Miraclesの1962年のヒット・シングルのカヴァー。Beatlesのカヴァーでも有名な曲ですね。本バージョンは、BernardがJocelyn Brownとデュエットしていマス。そして、あのLuther Vandrossがボーカル・アレンジとバック・ボーカルで参加していマス。

「Glad to Be Here」
80年代エレクトリック・ファンク+Chicといった趣のナンバー。やっぱりChicファンは、ハッキリ、クッキリのNileのカッティッグ・ギターと安定感バッチリのBernardのベースを聴けると歓喜しちゃいますね。ボコーダー使いも個人的には大好きっす。

そのうち、Nile Rodgers & Bernard Edwardsプロデュースのお気に入りアルバムSister Sledge『We Are Family』も紹介しマ〜ス。
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2007年02月14日

Bobby Hutcherson『Stick-Up!』

大人の甘さのチョコのようなJazz☆Bobby Hutcherson『Stick-Up!』
Stick-Up!
録音年:1966年
ez的ジャンル:新主流派Jazz
気分は... :イベントとして楽しもう!

今日はバレンタインデーですね!

まぁ、僕はバレンタインデー云々で大はしゃぎする年齢ではないので、冷静に周囲のバレンタインデー模様を眺めている。というかここ数年は、バレンタインデーを1つのイベントとして楽しめるようになったかなぁ。それまではバレンタインデー当日の職場等のビミョーな空気が居心地が悪くて仕方なかったね。

そんなバレンタインデーにぴったりな音楽と言えば、甘〜いラブラブR&Bあたりなんだろうけど、今日はそんな期待を裏切ってJazzっす。

個人的には今日はヴィブラフォンの優しい音色を聴きたい気分だなぁ。
ということでVibes奏者Bobby Hutchersonの2回目の登場っす。

Bobby Hutchersonのモーダルで洗練されたVibesって、ほど良い甘さと滑らかな舌触りのチョコのような上品さがあるよね。

以前に紹介した『Happenings』(1966年)は、1967年のダウンビート誌読者投票でベストアルバムに選ばれた作品であり、一般的にはHutchersonの代表作と言うことになるでしょう。

その『Happenings』と同じ1966年の録音ながら、全く異なるメンバーで録音された作品が本作『Stick-Up!』(1966年)です。

本作のメンバーは、Bobby Hutcherson(vib)、Joe Henderson(ts)、McCoy Tyner(p)、Herbie Lewis(b)、Billy Higgins(ds)。やはり、Joe HendersonMcCoy Tynerの参加が目立ちますね。

新主流派Jazzを代表する二人のミュージシャンHutchersonとHendersonの出会いは、Grant Green『Idle Moments』(1964年)での共演が最初だったようです。HutchersonはHendersonのことを、どんな音楽にも対応できる最高のテナー奏者と称していマス。

また、本作が初共演となるMcCoy Tynerは、長年支えてきたJohn Coltraneのコンボを去った直後であり、自己のスタイル確立を模索していた時期でした。

『Happenings』ほど有名ではありませんが、僕のような永遠のジャズ初心者はHutcherson〜Henderson〜Tynerの共演というだけでワクワクしてしまう1枚っす。

また、アルバム全体が多彩なリズム・パターンで構成されており、アルバム1枚しっかり聴けるのもそのあたりがポイントなのかも?

全曲紹介しときやす。

「Una Muy Bonita」
本作は殆どHutchersonのオリジナルだが、唯一の例外がOrnette Colemanの作品である本曲。ラテン・テイストのファンキーかつスタイリッシュな演奏を聴かせてくれマス。HutchersonのヴァイヴとHendersonのテナーの絡みがなかなかイイ感じっす。Tynerのブルージーなピアノもカッチョ良いですなぁ。ちなみにBilly HigginsはOrnetteのオリジナルでもドラムを叩いていまシタ。

「8/4 Beat」
まさに新主流派ってカンジのモーダルな演奏を聴ける1曲。こういったアップテンポの曲におけるHutchersonのヴァイブはたまらなくカッチョ良いですね。

「Summer Nights」
「8/4 Beat」から一転して静けさが漂う1曲。こういった哀愁のバラードもヴァイブの魅力ですよね。Tynerのピアノが哀愁ムードを一層引き立ててくれマス。

「Black Circle」
独特の雰囲気を持つイントロに続き、ゴキゲンなHendersonのテナーソロでKOされてしまう1曲。

「Verse」
余裕たっぷりのワルツ調の展開が実にエレガントな雰囲気を醸し出している曲。

「Blues Mind Matter」
まさにHutcherson〜Henderson〜Tynerの共演というカンジの1曲。3人の魅力が約3分半のコンパクトでスリリングな演奏の中に凝縮されていマス。

さて、こんな小粋なジャズを聴きご満悦気分になったところで、僕はバレンタインデーをどのように楽しもうかなぁ???
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2007年02月13日

The Police『Reggatta De Blanc』

祝!再結成☆The Police『Reggatta De Blanc』
Reggatta de Blanc
発表年:1979年
ez的ジャンル:最強トライアングル系パンク/ニューウェイヴ
気分は... :小牧ユカ最高!

第49回グラミー賞終わりましたね。
僕もWOWOWでしっかり観てしまいまシタ。

頑張って盛り上げようとしていた特別ゲストのキムタクと、現地レポーターの(懐かしい)小牧ユカさんのハイテンションが笑えまシタ。

結果的にはDixie Chicksがオイシイ所全部持っていきましたね。
カントリーが苦手な僕には少し残念な結果でしたが、ブッシュ批判で一度は不買運動や放送禁止など袋叩きにされた彼女達が見事に復活するというのは、ある意味アメリカらしいストーリーかもね!

昨日取り上げたMJBもなかなかの健闘でした。MJBはスピーチも感動的でしたね!あれだけのスーパースターから“より良き人間になること”なんて言葉が出るなんて思わなかったなぁ。いやぁ、胸にジ〜ンときまシタ。

James BrownトリビュートのJBのマントをマイクにかける演出も泣けましたねぇ。あとは個人的にはプレゼンターとしてOrnette Colemanが登場したのが驚きでした。

さて、そんな感動のグラミーのオープニング・アクトを務めたのが再結成されたPolice

個人的には「Every Breath You Take」だけでは演って欲しくないなぁなんて思っていたので、「Roxanne」でホッとしまシタ。

このオープニング・アクトのみならず、翌日にWhisky a Go Goで結成30周年の記念ライブをやるみたいですね。

さて、そんなPoliceのアルバムから2ndアルバム『Reggatta De Blanc』(1979年)をセレクト。

以前に本ブログではPolice最大のモンスター・ヒットを記録した『Synchronicity』(1983年)を紹介しましたが、実は個人的に一番好きなPoliceのアルバムは本作『Reggatta De Blanc(邦題:白いレガッタ)』っす。

高い音楽性の堪能できる後期の作品もいいですが、パンク/ニューウェイヴの香りが色濃く残る初期の作品の方が好きですね。「Roxanne」収録のデビュー・アルバム『Outlandos d' Amour』(1980年)もいいけど、やっぱり僕は『Reggatta De Blanc』だなぁ。

ロック聴き始めの頃の当時の僕にとって、音空間というものを初めて意識させてくれたのがPoliceだった。Sting、Andy Summers、Stewart Copelandの3人でしかクリエイトできない独特の隙間だらけの音空間はある意味衝撃でシタ。

Policeが飛躍するきっかけとなった、なかなか弾けた1枚っす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Message in a Bottle」
グループ初の全英チャートNo.1になった大ヒット・シングル。「孤独のメッセージ」という邦題で書いた方がピンとくるかもしれませんね。僕もPoliceを最初に知ったのは、この曲か「Roxanne」のどちらかだったと記憶していマス。この曲を聴いて、他のパンク/ニューウェイヴのグループにはない演奏力および音楽性の高さを感じたなぁ。もちろんStingの個性的なボーカルも印象的でシタ。

「Reggatta de Blanc」
タイトル曲は躍動感溢れるインスト・ナンバー。「Synchronicity II」あたりを予感させる曲ですね。とにかく3人の演奏の絡みがスゴイっす。僕はStewart Copelandのドラムが大好きなんだけど、ここでも個性的なドラミングを聴かせてくれマス。

「It's Alright for You」
「Deathwish」
パンク/ニューウェイヴらしい直線的でエネルギッシュな2曲。こういう曲が聴けるから初期の作品が好き!特に「Deathwish」のスカ・ビートがカッチョ良いね!

「Bring on the Night」
タイトルは後にStingのソロ・ライブ盤のタイトルにも使われましたね。アフロ・ビートを取り入れた演奏が実に印象的ですね。アフロ・ファンクとロックを融合させたTalking Headsの歴史的名盤『Remain in Light』が発表されたのが1980年であることを考えれば、70年代後半の時点でこうしたアプローチをしていた先進性はお見事と言うほかありませんね。

「Walking on the Moon」
「Message in a Bottle」と並ぶ本作を代表するシングル・ヒット曲。僕がリアルタイムで聴いた最初のレゲエ・ナンバーはこの曲かもしれない。当時はPolice=レゲエというイメージがかなり強かったよね。当時の僕はレゲエなんて音楽はよくわからず、この隙間だらけの曲は少なからず衝撃でシタ。

「Bed's Too Big Without You」
この曲もレゲエ・ナンバー。R&BファンにはMary J. Blige feat.Common「Dance For Me」ネタとして使われていますね。

「No Time This Time」
アルバム中一番弾けているのはこの曲かもね。パンク・ファンも納得の縦ノリで一気に突っ走りマス。ここでのStewart Copelandもサイコーっす!

ここから1作ごとに独自の音楽スタイルを確立するPoliceだけど、エネルギッシュな初期の作品には未完成ならではのPoliceの魅力を堪能できると思いマス。

急に思い出したけど、グラミー賞のPrince殿下も凄かったね。
“一言だけ”“Beyonce
確かに一言だったけど(笑)
posted by ez at 01:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする