発表年:1968年
ez的ジャンル:破滅的カリスマ系ロック
気分は... :ヘトヘト...
ここ数日、風邪&睡眠不足&仕事パツパツで体調最悪っす。
鼻水がとまらず、鼻をかみすぎて、トナカイのように真っ赤になっています。
ここ10年風邪なんてひいたことがなかったのに、昨年末に続き今回と短期間で2度もダウンするなんて、相当体がやばいのかも?
そんな状態なので、思考回路も全然機能せず、朦朧としていマス。
ブログの今日の更新も一瞬くじけそうになりましたが、それでお休みするのも悔しいので意地で書いてます(笑)
さて、今回はそんな今の僕にピッタリかもしれないDoorsです!ヤバイねぇ〜
本ブログではデビュー作『Doors』(1967年)、2nd『Strange Days』(1967年)に続く3回目の登場になります。
今回取り上げるのは、それら2作に続く、3rdアルバム『Waiting For The Sun』(1968年)っす。
一般的には、『Doors』、『Strange Days』よりも評価が低い作品だけど、Doorsの重苦しさが苦手!という方にとっては、わりと聴きやすくポップな仕上がりになっていると思いマス。その分、サイケな雰囲気は弱まっているかもしれませんね。
そうは言っても、Jim Morrisonの強烈な個性に変わりませんが(笑)
オススメ曲を紹介しときやす。
「Hello, I Love You」
本作を象徴する脱力系ロック・ナンバー。シングル・カットされ、「Light My Fire」に続く2曲目の全米ポップ・チャートNo.1となった。この曲と言えば、kinks「All Day And All Of The Night」にソックリという話題になりますよね。Jim Morrison自身がKinksのファンだったことを考えると、多分そうなのでしょう(笑)
Doorsとは思えないポップさと脱力感がなんともいいですな。
「Love Street」
個人的には大好きな1曲。『Strange Days』収録の「People Are Strange」なんかにも通じる儚いムードが何とも好きっす。僕はもしかしたら、Doorsの音楽に人生の無常感のようなものを求めているのかもしれない。
「Not to Touch the Earth」
アルバムのインナーに記されたMorrisonの詞「The Celebration of the Lizard」の一部を使った曲っす。「The Celebration of the Lizard」の全貌はライブアルバム『Absolutely Live』に収録されていマス。また、後半のRobbie Krieger(g)、Ray Manzarek(org)、John Densmore(ds)のスリリングな演奏もかなりの聴きものだと思いマス。
「Summer's Almost Gone」
この曲にも先に書いた人生の無常感のようなものをカンジます。アルバムジャケの雰囲気に一番合致している曲かもね。
「Wintertime Love」
実にお行儀のいいDoorsらしからぬポップ・ナンバー。Ray Manzarekのアレンジ・センスが光る1曲。
「Unknown Soldier」
シングル・カットもされた1曲。♪名もなき兵士のために墓をつくれ♪とベトナム戦争に対する強烈な抗議の1曲。混迷するイラクへの派兵を進める今のアメリカと同じ状況だ。それだけに胸に突き刺さる1曲だよね。
「Spanish Caravan」
Robbie Kriegerのスパニッシュ・ギターが印象的な1曲。メランコリックな前半から一転、後半のスリリングな展開もなかなか。
「Yes, the River Knows」
Ray Manzarekの美しいピアノが印象的なDoorsらしからぬ1曲。ピアノをバックに歌うJim Morrisonも悪くはない。Doorsの別の魅力に出会える1曲なのでは?
「Five to One」
ブルージーでへヴィーなロック・ナンバー。やっぱりDoorsはへヴィーでなくちゃ!という人にはピッタリの1曲。Robbie Kriegerのギターがカッチョ良いっす。Jay-Z「Takeover」ネタです。
あともう少しで仕事のヤマ場を越えそうだ。
終わったら、今はひたすら眠りたい!