2007年03月25日

Evelyn "Champagne" King『I'm In Love』

Kashifの名を有名にしたアルバムとしても重要です☆Evelyn "Champagne" King『I'm In Love』
アイム・イン・ラヴ
発表年:1981年
ez的ジャンル:ニューヨーク系コンテンポラリー女性R&B
気分は... :Mさん、ごちそうさまでしたm(_ _)m

昨晩は知人宅で夕食をご馳走になり、さらに朝まで話し込んでしまいました。

この場を借りてお礼申し上げます。
Gさん&Mさん、ありがとうございました&美味しかったです!

今回は70年代後半から80年代前半に活躍した女性R&Bシンガー"Champagne"ことEvelyn Kingの紹介です。

1960年NY生まれのEvelyn Kingは、フィラデルフィアのシグマ・サウンドでアルバイトしているところをプロデューサーのTheodore Lifeに見出され、弱冠17歳にしてデビューのチャンスをつかみまシタ。当時、周囲から可愛がられた彼女のニックネームが"Champagne"であり、そこからEvelyn "Champagne" Kingと呼ばれるようになりマス。

1977年にデビュー・アルバム『Smooth Talk』発表。Zhaneのカヴァーなどでも知られる「Shame」が全米ポップチャート、R&Bチャート共にTop10に入るヒットを飛ばしマス。

80年代に入ると、『I'm In Love』(1981年)、『Get Loose』(1982年)といった作品と共に絶頂期を迎え、「I'm In Love」、 「Love Come Down」という2曲のR&BチャートNo.1ヒットを生みまシタ。

今回紹介するのは1981年の4thアルバム『I'm In Love』です。
前述のとおり、本作と次作『Get Loose』でEvelynは絶頂期を迎えることになりマス。

本作の特徴は、デビューの恩人T.Lifeの手から離れ、新たに二組のプロデュース・チームを迎えている点ですね。

一組がMorrie Brown率いるMighty M Production、もう一組がWillie LesterとRodney BrownによるMainline Productionっす。注目すべきはMighty M 側のアシスタントとして、KashifLawrence Jonesという後のヒット・プロデューサー二人が参加し、実質的なプロデューサーとして手腕を発揮しています。

その意味で、Kashifの名を有名にしたアルバムとしても重要な作品かもしれませんね。

今時のR&Bファンの方はKashifと聞いても、あまりピンと来ないかもしれませんが、80年代のR&BシーンにおいてKashifに対する期待はかなり高いものがあったと思いマス。ちなみにKashifは70年代は本ブログでも紹介したB.T. Expressでも活動していまシタ。

さて、肝心のEvelynの方ですが、新たなプロデューサーによる80年代NYらしいサウンドをバックに、新生Evelynを打ち出すことに成功していると思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I'm In Love」
シングルカットされ、R&BチャートNo.1となった大ヒット・タイトル曲。Kashifの才能が遺憾なく発揮されたアーバン・コンテンポラリーなダンス・チューン。Janet Jackson「R&B Junkie」でネタとして使われていマス。ムーグの音色が80年代らしくて好きですね。

「If You Want My Lovin」
本作も「I'm In Love」同様にコンテンポラリーなダンス・チューンに仕上がっていマス。なぜかイギリスでシングル・カットされていマス。

「Don't Hide Our Love」
「I'm In Love」に続く2ndシングルとなったロマンティックなラブ・バラッド。ホーン・アレンジがとてもいいですね。KashifのボーカルやLawrence Jonesのピアノも好サポート。

「What Are You Waiting For」
これはMainlineによるプロデュース曲。Mighty Mのサウンドと比較して聴くと楽しいかも?同じダンス・チューンでもコチラの方が70年代テイストを残した、(いい意味で)イナたい作りになっているカンジかな?Evelynのボーカルも異なる雰囲気で聴こえるので不思議ですね。

「Spilit Of The Dancer」
B.T. Express時代から培ってきたKashifのファンク魂が発揮されている1曲。Michael Jackson「Don't Stop 'Til You Get Enough」の影響をモロに感じるアレンジはご愛嬌でしょうか(笑)

「The Other Side Of Love」
Mainlineプロデュース曲の中で一番好きな曲。メロウなミッド・チューンに仕上がっていマス。

「The Best Is Yet To Come」
アコースティックな味わいのスロウ。ロマンティック・ムードがいいですね。

今日は何か不穏な天気ですね。
家で大人しく仕事してよっと!
posted by ez at 08:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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