
発表年:1981年
ez的ジャンル:ニューヨーク系コンテンポラリー女性R&B
気分は... :Mさん、ごちそうさまでしたm(_ _)m
昨晩は知人宅で夕食をご馳走になり、さらに朝まで話し込んでしまいました。
この場を借りてお礼申し上げます。
Gさん&Mさん、ありがとうございました&美味しかったです!
今回は70年代後半から80年代前半に活躍した女性R&Bシンガー"Champagne"ことEvelyn Kingの紹介です。
1960年NY生まれのEvelyn Kingは、フィラデルフィアのシグマ・サウンドでアルバイトしているところをプロデューサーのTheodore Lifeに見出され、弱冠17歳にしてデビューのチャンスをつかみまシタ。当時、周囲から可愛がられた彼女のニックネームが"Champagne"であり、そこからEvelyn "Champagne" Kingと呼ばれるようになりマス。
1977年にデビュー・アルバム『Smooth Talk』発表。Zhaneのカヴァーなどでも知られる「Shame」が全米ポップチャート、R&Bチャート共にTop10に入るヒットを飛ばしマス。
80年代に入ると、『I'm In Love』(1981年)、『Get Loose』(1982年)といった作品と共に絶頂期を迎え、「I'm In Love」、 「Love Come Down」という2曲のR&BチャートNo.1ヒットを生みまシタ。
今回紹介するのは1981年の4thアルバム『I'm In Love』です。
前述のとおり、本作と次作『Get Loose』でEvelynは絶頂期を迎えることになりマス。
本作の特徴は、デビューの恩人T.Lifeの手から離れ、新たに二組のプロデュース・チームを迎えている点ですね。
一組がMorrie Brown率いるMighty M Production、もう一組がWillie LesterとRodney BrownによるMainline Productionっす。注目すべきはMighty M 側のアシスタントとして、KashifとLawrence Jonesという後のヒット・プロデューサー二人が参加し、実質的なプロデューサーとして手腕を発揮しています。
その意味で、Kashifの名を有名にしたアルバムとしても重要な作品かもしれませんね。
今時のR&Bファンの方はKashifと聞いても、あまりピンと来ないかもしれませんが、80年代のR&BシーンにおいてKashifに対する期待はかなり高いものがあったと思いマス。ちなみにKashifは70年代は本ブログでも紹介したB.T. Expressでも活動していまシタ。
さて、肝心のEvelynの方ですが、新たなプロデューサーによる80年代NYらしいサウンドをバックに、新生Evelynを打ち出すことに成功していると思いマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「I'm In Love」
シングルカットされ、R&BチャートNo.1となった大ヒット・タイトル曲。Kashifの才能が遺憾なく発揮されたアーバン・コンテンポラリーなダンス・チューン。Janet Jackson「R&B Junkie」でネタとして使われていマス。ムーグの音色が80年代らしくて好きですね。
「If You Want My Lovin」
本作も「I'm In Love」同様にコンテンポラリーなダンス・チューンに仕上がっていマス。なぜかイギリスでシングル・カットされていマス。
「Don't Hide Our Love」
「I'm In Love」に続く2ndシングルとなったロマンティックなラブ・バラッド。ホーン・アレンジがとてもいいですね。KashifのボーカルやLawrence Jonesのピアノも好サポート。
「What Are You Waiting For」
これはMainlineによるプロデュース曲。Mighty Mのサウンドと比較して聴くと楽しいかも?同じダンス・チューンでもコチラの方が70年代テイストを残した、(いい意味で)イナたい作りになっているカンジかな?Evelynのボーカルも異なる雰囲気で聴こえるので不思議ですね。
「Spilit Of The Dancer」
B.T. Express時代から培ってきたKashifのファンク魂が発揮されている1曲。Michael Jackson「Don't Stop 'Til You Get Enough」の影響をモロに感じるアレンジはご愛嬌でしょうか(笑)
「The Other Side Of Love」
Mainlineプロデュース曲の中で一番好きな曲。メロウなミッド・チューンに仕上がっていマス。
「The Best Is Yet To Come」
アコースティックな味わいのスロウ。ロマンティック・ムードがいいですね。
今日は何か不穏な天気ですね。
家で大人しく仕事してよっと!