2007年04月10日

Swan Dive『Circle』

日本では一時期かなり流行っていましたね☆Swan Dive『Circle』
サークル
発表年:1998年
ez的ジャンル:ソフトロック/パワーポップ系ネオアコ
気分は... :スワンの涙?

昨晩、恵比寿のカフェでミーティングしていたら、なんかソフトロック/ネオアコ系の音が聴きたくなってきまシタ。

ということで、本国アメリカでは無名だけど、日本では人気があった男女ユニットSwan Dive『Circle』です。

Swan Diveは、ナッシュビルのレコードショップで出会ったBill DeMain、Molly Felderの二人が意気投合して1993年に結成したアコースティック系ユニット。ちなみに二人が会ったのはSergio Mendes & Brasil'66の棚の前なのだとか。

そんな二人の趣味が反映しているのか、3枚目のアルバムとなる本作『Circle』(1998年)ソフトロック風味のネオアコといった趣のサウンドは、いかにも日本人好みですな。特に、昔でいう“渋谷系”の音が好きだった人はハマる音ですね。

カントリーのイメージが強いナッシュビルからこんなにスタイリッシュなユニットが登場してきたというのも面白いですね。詳しくは知らないけど、本国アメリカでは2000年まではSwan Diveのアルバムは発売されていなかったらしいですな。

本作のプロデュースは、Matthew Sweet、Imperial Drag、Marshall Crenshawなどの作品を手掛けたことで知られるパワーポップ職人Brad Jonesっす。そう考えると、このユニットのキャッチーさはBrad Jonesの手腕に拠るところが大きいのかもしれませんね。

そう言えば、先日我が家のCD棚の90年代アメリカン・ロック・コーナーで某CDを探していたら、ふとBrad Jonesの唯一のソロアルバム『Gilt Flakes』(1995年)を手にした。多分、10年位聴いていないと思いマス。久々に聴いてみようかな?

日本でしか認知されていないアーティストという点に抵抗感を覚える方もいるかもしれませんが、春にピッタリな爽やかなサウンドは捨て難いものがあります。渋谷系の音大好き!だった僕は余計にそう思うのかも?

特に、ソフトロック好きの人に聴いて欲しい1枚ですね。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Breezeway」
とっても渋谷系しているキュートでポップなネオアコ・チューン。風通にTVのCMやテーマ曲で流れていても全然違和感ないカンジですな。

「Better To Fly」
ポップ職人Brad Jonesのいい仕事ぶりが確認できる1曲。ツボを押さえた完成度の高いポップソング。

「Goodbye September」
素朴だけど、味わい深いアコースティック・ナンバー。ノスタルジックな雰囲気が好きですね。

「Circle」
アルバムに先立ってシングルにもタイトル曲。今聴いても胸キュンになるソフトロック、ネオアコ好きにはたまらん名曲ですね。今回のエントリーを書きながら10回近くリピートで聴いてしまいまシタ(笑)

ちなみにアルバムの最後にはHigh Llamasによるリミックス・バーションが収録されていマス。High Llamas好きの僕には嬉しい限りデス。

「Ordinary Day」
Beach BoysRoger Nichols & The Small Circle Of Friends等でお馴染みのTony Asherが曲作りに参加しているナンバー。アレンジが素晴らしいですね。ソフトロック好きはハマる1曲なのでは?

「Rome Will Fall」
青春のネオアコってカンジの1曲。新たなスタートを切る4月に相応しい甘酸っぱさに溢れていマス。

「And She Dreams」
しっとりと落ち着いた雰囲気に癒される1曲。ホスピタリティ度高いね。JellyfishのAndy Starmerがゲスト参加しています。

「Moodswinging」
タイトルとは裏腹にムードのないところが面白い茶目っ気のある1曲。気だるいけど、楽しいカンジがいいですな。

「Luckiest Girl In The World」
アコギ1本のシンプルな弾き語り。この曲はナッシュビルってカンジがするね。

「Starfish」
子供の頃、TVのCMで流れていた曲名も知らないアノ懐かしい歌!ってムードのノスタルジー満点の1曲。かなり好きな1曲。

パワーポップのことを略して「パワポ」って言うのかなぁ?
パワーポイントで資料作成中の僕の素朴な疑問でした(笑)
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2007年04月09日

Larry Young『Into Somethin'』

オルガンのColtraneによるアグレッシヴな1枚☆Larry Young『Into Somethin'』
イントゥ・サムシン
録音年:1964年
ez的ジャンル:モード系オルガン・ジャズ
気分は... :今日は軽めに...

ジャズ・オルガン奏者Larry Youngの登場デス!

僕にとって、ジャズ・オルガン奏者といえば、どうしてもJimmy Smithが頭に浮かんでしまいますね。実際、コレクション枚数もジャズ・オルガン部門ではダントツの1位っす。

でも、マイ・コレクションのジャズ・コーナーの棚を眺めてみると、Jack McduffLonnie SmithLarry Youngなどコレクション枚数は多くないけど、なかなか気の利いたオルガン奏者の名を見つけることができマス。

今回はそんな中から、オルガンのColtraneと呼ばれたLarry Young『Into Somethin'』(1964年)をセレクト。

Larry Young(1940-78年)は、Jimmy Forrest、Lou Donaldson、Kenny Dorham、Hank Mobleyらとの活動で経験を積んだ後、自身のユニットを結成しまシタ。1964年にBlue Noteへ移籍すると、Jimmy Smithに続く、次世代のオルガン奏者として注目されるようになり、モード奏法を取り入れた斬新な演奏スタイルから、“オルガンのColtrane”と呼ばれたそうデス。

その後、60年代後半にはMiles Davisの問題作『Bitches Brew』へ参加したり、Tony Williams(ds)、John McLaughlin(g)とLifetimeを結成するなど勢力的な活動を続けました。しかし、1978年に肺炎のため、38歳の若さで死去してしまいマス。

Larry YoungのBlue Note作品といえば、一般にはJoe Henderson、 Woody Shawらが参加した『Unity』(1965年)が有名かもしれませんが、個人的には今日紹介するBlue Note移籍第一弾アルバム『Into Somethin'』(1964年)に愛着がありますね。

メンバーは、Larry Young(org)、Sam Rivers(ts)、Grant Green(g)、Elvin Jones(ds)の4人。Grant Greenの参加が僕の興味を高めているのかもしれませんね。

あとはジャケットですね。本ブログでも何度も紹介してきた写真Francis Wolff、デザインReid MilesというBlue Note勝利の方程式に、まんまとハマってしまいまシタ。近未来の異空間にいるような構図がたまりませんな。さすがReid Miles!

全曲紹介しときやす。

「Tyrone」
オープニングは、リラックスしたミディアム・チューン。漂うようにライトなYoungのオルガンが堪能できマス。続くGreenのソロもYoung同様にライト&クールな雰囲気なんだけど、Riversのソロに移った途端、色彩がダークになり、熱を帯びてくるカンジに変化するのが面白いですな。タイトルの「Tyrone」とは彼の息子の何に因んだものなどだとか。

「Plaza De Toros」
この曲のみYoungの作曲ではありません(Grant Green作品)。クラブ・シーンでも人気のこのラテン・チューンが僕の一番のお気に入りでもありヤス。スパニッシュ・テイストのGrant Greenのギターがサイコー!Youngの軽やかなで涼しげなソロもいいカンジ。Riversのソロにエスニックな香りを感じるのは僕だけだろうか?

「Paris Eyes」
ヨーロッパで一時期を過したYoungらしいスタイリッシュな1曲。Youngのプレイに思わずエッフェル塔の風景が浮かんできますね。Greenのギターはそれにマッチしているけど、Riversのサックスが野暮ったく聴こえるのが逆に面白いっす。

「Backup」
案外キャッチーなミディアム・ブルース。個人的にはSteven Soderbergh監督、George Clooney、Brad Pitt主演の映画『オーシャンズ12』あたりのサントラにぴったりなイメージがあるなぁ。『オーシャンズ11』ではなく、『オーシャンズ12』なのがミソ?

「Ritha」
この曲のみRiversが抜けたトリオでの演奏っす。実にエレガントで粋な演奏が印象的です。やっぱり、Riversは良くも悪くも野暮ったいのかなぁ???

Jack McduffLonnie Smithといったオルガン奏者についても、機会があれば紹介しますね。
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2007年04月08日

Stevie Wonder『Innervisions』

Steive奇跡の1枚、全曲クラシック級ですぞ!☆Stevie Wonder『Innervisions』
Innervisions
発表年:1973年
ez的ジャンル:ミラクル・ソウル/R&B
気分は... :全曲クラシック級♪

説明不要の天才アーティストStevie Wonderの3回目の登場デス。

以前にも書いた通り、Stevie Wonderのキャリアのピークは、『Music of My Mind』(1972年)から『Talking Book』(1972年)、『Innervisions』(1973年)、『Fufillingness's First Finale』(1974年)という所謂三部作を経て『Songs In The Key Of Life』(1976年)に至る5作品だと思う。

逆に、『In Square Circle』(1985年) 以降のStevieは正直購入してまで聴きたいとは思わない。最新作『Time To Love』(2005年)もCDショップで試聴したけど、食指は動かなかった。

まぁ、今のStevieに70年代のミラクルなパワーを求めること自体が無理なお願いであうことは十分承知しているんだけどねぇ...

ということで、ミラクルな5作品の中から『Innervisions』(1973年)を紹介します。

これまで本ブログでは、『Songs In The Key Of Life』(1976年)、『Talking Book』(1972年)の2枚を紹介してきまシタ。

個人的には、ポピュラー音楽史に残る完璧なアルバムが『Songs In The Key Of Life』、僕とStevieの最初の出会いとなった思い出のアルバムが『Talking Book』という位置づけですね。

それに対して『Innervisions』は、今時の若いR&Bリスナーの方にぜひ聴いてもらいたい、最も凄みのあるStevieに出会えるアルバムだと思いますね。

ポピュラー音楽全般に興味がある方には、『Songs In The Key Of Life』、R&B/Soulファンの方には『Innervisions』をイチオシするといったカンジです。

全曲クラシックと呼べるくらい、1曲1曲の作りが充実していますな。
『Talking Book』で開花したStevieのクリエイターとしての才能を思う存分見せつけてくれマス。

本作は第16回グラミー賞でAlbum Of The Yearを受賞しまシタ。

全曲紹介しときヤス。

「Too High」
イントロのムーグが実に印象的なオープニング。意表をつくスリリングな展開とクールな雰囲気が大好き!Tasha Thomasらの女性バック・コーラスが盛り上げてくれマス。レコードで初めて聴いた時には、左右に音が動くステレオ効果に感動したりもしまシタ。

The Detroit Experiment、Yesterdays New Quintet(Madlib)、Norman Brown等がカヴァーしたり、Alkaholiks「All Night」等でサンプリングされていマス。Porn Kingsによるアッパーハウスなんてのもありまシタ。

「Visions」
「愛の国」という邦題が似合う美しいナンバー。David T. Walkerが参加していマス。Dean Parksのアコースティック・ギターとDavid T. Walkerのエレクトリック・ギターの絡みが実にソフトで清らかデス。

Musiq、Yesterdays New Quintet(Madlib)、DUBSENSEMANIA feat.UAなどがカヴァーしていますね。また、Ginuwine「I'll Do Anything/I'm Sorry」、Mary J. Blige feat.John Legend「King & Queen」などでサンプリングされていマス。

「Living for the City」
シングルとして、全米R&Bチャート第1位、ポップチャート第8位となったヒット曲。「汚れた街」の邦題の通り、ミシシッピからNYへやって来た少年の視点を通じて、黒人が都会で暮らす困難さを浮き彫りにしマス。まさにニューソウル的な内容の1曲ですな。

淡々とスタートしつつ、徐々に高揚感が高まってくるカンジがいいですね。ムーグの音色が都会の不穏な空気感を見事に表現していますね。

Maynard Ferguson、Ike & Tina Turner、O'donel Levy、Troop/Levert/Queen Latifah(メドレー)、Totoなどがカヴァー。映画『New Jack City』で使われたTroop/Levert/Queen Latifahのメドレーは映画と見事にマッチしていましたね。また、Public Enemy「Black Steel in the Hour of Chaos」等でサンプリングされていマス。

「Golden Lady」
個人的には、アルバムで一番好きな曲。美しく、幻想的で、キャッチーなこの曲は、今から約25年前に初めて聴いタ時から今日まで、僕の心をギュッとつかんで離しません!

本曲のカヴァーといえば本ブログでも紹介したJose Felicianoのバージョンが超人気ですね。他にFrank McComb、Yesterdays New Quintet(Madlib)、Stefan Scaggiari Trio、Saigenji等がカヴァー。

「Higher Ground」
シングルカットされ、全米R&Bチャート第1位、ポップチャート第4位となったヒット曲。Stevieらしい独特のファンク・チューン。初めて聴いた時には、あまりいい曲だとは思わなかったけど、R&B/Funk好きになってからこの曲のブルージーな魅力を実感できるようになりまシタ。

本曲のカヴァーはRed Hot Chili Peppersのものが有名ですね。他にもJohnny Hammond、Fourplay、Eric Claptonがカヴァーしていマス。

「Jesus Children of America」
ゴスペル・タッチの崇高な雰囲気が魅力の1曲。BeBe WinansがStevie自身をゲストに迎えてカヴァーしていますね。

「All in Love Is Fair」
ただただ美しい感動的なバラッドですね。聴いているうちに、心の中が洗われて、ピュアな気持ちになってきますね。G.C.Cameron、Marc Anthonyがカヴァーしています。

「Don't You Worry 'Bout a Thing」
シングルとして全米R&Bチャート第2位、ポップチャート第16位となったサルサ・テイストのラテン・グルーヴ。「Golden Lady」と並ぶ僕のお気に入り曲です。Yusuf Roahmanのシェーカー、Sheila Wilkersonのボンゴがラテン・ムードを盛り上げてくれますね。

本曲のカヴァーといえばIncognitoが一番有名ですかね。他にもThe Main Ingredien、Weldon Irvine、Black Sugar、Cal Tajar & Carmen McRae、Sergio Mendes & Brasil '77John Legend、Noa Noa等がカヴァー。

「He's Misstra Know It All」
隠れ名曲として密かに人気の高い1曲。Willie Weeksがベースで参加していマス。あらゆる面で計算され尽くされた完成度の高い曲ですな。素晴らしい感動と共に、このミラクルな1枚が幕を閉じます。

『Innervisions』というタイトルの通り、Stevieの内なるビジョンを見事にクリエイティブなサウンドとして昇華させたアルバムだと思いマス。

これを聴かないのは、特上大トロを食わないようなもの!ぜひご賞味を!
posted by ez at 00:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

Guru『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』

GuruのプロジェクトJazzmatazzの第二弾☆Guru『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』
Jazzmatazz, Vol. 2: The New Reality
発表年:1995年
ez的ジャンル:「Jazz+Acid Jazz+Soul+Reggae」÷Hip-Hop
気分は... :Daisuki Daisuke!

もうすぐGuruのプロジェクトJazzmatazzの第四弾が発売されるらしい。

JazzmatazzGangstarrGuruが、Hip-HopとJazzの融合を試みるためのプロジェクトとしてスタートしたもの。

本ブログでも紹介した第一弾アルバム『Jazzmatazz』(1993年)は、Donald Byrd、Roy Ayers、Lonnie Liston Smith、Branford Marsalis、Ronny Jordan、MC Solaar等といったジャズやアシッド・ジャズの大物ミュージシャンの参加もあって、かなりのインパクトをシーンに与えた。

その後、1995年に第二弾『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』、2000年に第三弾『Streetsoul』を発表している。ただし、一作ごとにそのインパクトは弱くなっていった。

そんな中でJazzmatazzの第四弾が発売される。
某サイトでは、これまでで最高の出来!なんて書いてあった。

某サイトには、最高の出来の根拠として、参加メンバーの豪華さが指摘されていた。

参加予定メンバーを眺めてみると、Slum Village、CommonBob James、Raheem DeVaughn、Bobby Valentino、Dionne Farris、Omar、Blackalicious、Caron Wheeler、David Sanbornあたりがフィーチャーされている様子。

確かに、面白いメンツだけど、メンバーの豪華さでいえば、第二弾『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』(1995年)が一番なのでは?

ということで『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』を紹介しマス。

個人的には、『Jazzmatazz』『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』の2枚までがHip-HopとJazzを融合するJazzmatazzというプロジェクトの作品であり、第三弾『Streetsoul』Guruのソロ・アルバムだと思っていマス。

なので、まずは『Jazzmatazz』『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』の2枚を聴くことをオススメします。

この第二弾アルバムは、第一弾のHip-HopとJazzの融合に加え、ソウル、レゲエなどの要素も加わり、よりバラエティに富んだ内容になっていマス。正直『Jazzmatazz』ほど評価は高くないけど、個人的には『Jazzmatazz』と同じくらい、いい作品だと思っていマス。

メンバーは、DJ PremierMica ParisChaka Khan、Branford Marsalis、The Solsonics、Me'Shell NdegeOcello、Kenny Garrett、JamiroquaiRamsey LewisDonald Byrd、Bernard Purdie、Courtney Pine、Freddie Hubbard、Ronny Jordan等といった豪華さです。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Living in This World」
Sweet Sableのボーカルをフィーチャーしたメロウ・チューン。Pete Rock & C.L.Smooth「Lots of Lovin」あたりが好きな人は気に入るのでは?

「Looking Through Darkness」
僕の大好きなUKソウルの歌姫Mica Parisをフィーチャーした1曲。当時のUKクラブ・ミュージックの雰囲気があって、いいカンジっす。

「Watch What You Say」
Gang Starrの盟友DJ Premierプロデュース曲。シングルカットもされた話題の1曲。僕の大好物Chaka Khanのボーカルをフィーチャー。さらにBranford Marsalisもサックスで参加。Gang Starrとは異なるジャジー感を堪能できマス。

「Defining Purpose(Jazzalude II)」
本作には4曲のインタールード的な作品が収録されていますが、それらをプロデュースしているのが当時Hip-Hop的アプローチで注目されていたアメリカ西海岸のジャズ・グループThe Solsonicsっす。彼らのアルバム『Jazz in the Present Tense』(1993年)もなかなかいいアルバムですよ!そのうち紹介しますね。

「For You」
才女Me'Shell NdegeOcelloがボーカル&ベースで参加。さらにKenny Garrettのサックスをフィーチャーした、クールで曇ったカンジの仕上がりっす。

「Lost Souls」
Jamiroquaiをフィーチャー。面白い組み合わせだけど、それほどJamiroquaiっぽくはないかもね。途中でBob Marley & The Wailers「Get Up, Stand Up」のフレーズが聴けるのが楽しいですな。

「Nobody Knows (The Real Deal) 」
Massive Attack等でお馴染みのシンガーShara Nelsonをフィーチャーした曲。本作と同じ年に発表された彼女のソロ・アルバム『Friendly Fire』も好きだったなぁ。僕の好きなNorman Connors「You Are My Starship」をサンプリング。

「Respect the Architect」
本ブログでも人気のジャズ・ピアニストRamsey Lewisのピアノ&ムーグをフィーチャー。Guruが全面バックアップしていた女性ラッパーBahamadiaも参加していマス。このプロジェクトらしいジャジー感が満喫できる1曲。

「Feel the Music」
個人的にはアルバムで一番好きなメロウ&スムーズ・チューン。Baybeのボーカルをフィーチャー。アシッド・ジャズの人気曲だったMartine Girault「Rivival」(1992年)をサンプリングしているのも僕には嬉しいですな。

「Young Ladies」
レゲエMCのPatraをフィーチャーしたラガ・チューン。こうしたレゲエ・アプローチも聴けるのが、このプロジェクトの楽しいところですな。

「Traveler」
前作に続いて参加の大物ジャズ・ミュージシャンDonald Byrd(tp)をフィーチャーした1曲。「Feel the Music」「Choice of Weapons」と並ぶお気に入り曲。Byrdのミュートがシブすぎる!何故だかわびさびをカンジさせるねぇ。DJ Krushあたりと一緒に聴きたくなる1曲。

「Count Your Blessings」
ソウルフルなメロウ・チューン。大物ドラマーBernard Purdieをフィーチャー。

「Choice of Weapons」
この曲もかなり好き!前作の「No Time To Play」と同タイプのキャッチーなグルーヴ感がいいカンジ。「No Time To Play」と同じD.C Leeのボーカルをフィーチャー。Courtney Pineもサックスで参加。

「Something in the Past」
Bobby Caldwell「What You Won't Do For Love」ネタのトラックをバックに、大物ジャズ・ミュージシャンFreddie Hubbardのトランペットをフィーチャーしたメロウ・チューン。

「Revelation」
前作に引き続き参加のアシッド・ジャズを代表するギタリストRonny Jordanをフィーチャーしたアルバムの余韻をかみしめるような1曲。

Jazzmatazz第四弾は、あまり過度の期待をせずに聴きたいと思いマス。
posted by ez at 07:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月06日

Karyn White『Karyn White』

L.A.Reid & Babyface充実のプロデュースぶり☆Karyn White『Karyn White』
Karyn White
発表年:1988年
ez的ジャンル:LA Face系エレガンスR&B
気分は... :マグロ問題は深刻だ!

昨日、久々に行きつけの回転ずしでランチを食べた。

以前あったマグロのサービス皿がなくなり、客の注文が入らないとマグロの皿自体も流さない状態だった。深刻化しつつあるマグロ不足を痛感する次第でシタ。

さて、キュートな歌姫Karyn Whiteの2回目の登場っす。

前回はJam & Lewisプロデュースの2nd『Ritual of Love』(1991年)を紹介しましたが、今回はL.A.Reid & Babyfaceがプロデュースを手掛けたデビュー・アルバム『Karyn White』(1988年)っす。

Jam & Lewis大好きの僕にとって、Karyn Whiteと言えば『Ritual of Love』なのですが、一般的にはデビュー作の『Karyn White』のインパクトの方が大きかったかもしれませんね。

ソロ・デビューを夢見て、セッション・シンガーなどを務めていたKaryn Whiteだったが、1986年にJeff Lorber「Facts Of Love」でフィーチャーされたことが転機となり、デビューのチャンスをつかむ。

そして、このデビュー作で全9曲中6曲のプロデュースを手掛けたのがL.A.Reid & Babyface

前年の1987年にThe Whispers「Rock Steady」を全米R&Bチャート第1位に送り込み、注目を集めるようになったL.A.Reid & Babyfaceだったが、その勢いを駆って1988年に彼らの名声を決定付ける2枚のアルバムを手掛けることになる。

1枚はBobby Brown『Don't Be Cruel』、そしてもう1枚が本作『Karyn White』である。

『Don't Be Cruel』からは「Every Little Step」「Don't Be Cruel」の2曲が、『Karyn White』からは「The Way You Love Me」「Superwoman」「Love Saw It」の3曲がR&BチャートNo.1となった。

てなカンジで、Karyn Whiteのキュートな歌声と同時に、上昇気流まっしぐらのL.A.Reid & Babyfaceの快進撃ぶりを堪能できる1枚となっておりマ〜ス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「The Way You Love Me」
全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第8位となった1stシングル。L.A.Reid & Babyfaceらしいキャッチーなダンス・チューン。Bobby Brown「Every Little Step」あたりと同タイプの曲ですな。この頃のL.A.Reid & Babyfaceの充実ぶりを認識できる1曲ですね。

「Secret Rendezvous」
シングルカットされ、R&Bチャート第4位、ポップチャート第6位となったダンス・チューン。秘密のランデブーって雰囲気が漂ってきますねぇ(笑)

「Slow Down」
(いい意味で)アーバンでバブリーな雰囲気漂うスロウ。80年代後半ですが、ブラコンの香りが残っているところが嬉しいですな。

「Superwoman」
全米R&Bチャート第1位、全米ポップチャート第8位となった2ndシングル。アルバムのハイライトと呼べる名曲。さすがL.A.Reid & Babyfaceと感心するしかないロマンティックな美メロ・スロウ。完璧デス。

「Family Man」
「Don't Mess With Me」
硬質な打ち込みビートによるセクシーで妖しげなダンス・チューン2曲。80年代らしい打ち込みのビートって、今の若いリスナーの方はどう思うのかね?

「Love Saw It」
全米R&Bチャート第1位となったBabyfaceとのデュエット。大人のアーバンナイトといったカンジですな。

「Tell Me Tomorrow」
Jeff Lorberプロデュース曲。L.A.Reid & Babyfaceプロデュースとは一味違うダンス・チューン。この曲あたりを聴くと、次作『Ritual of Love』のプロデュースをJam & Lewisへ依頼したのが頷けマス。

このアルバムを聴いていると、バブリーなあの時代を思い出す。
今、「美しい国、日本」なんてスローガンが掲げれているが、あの頃は「楽しい国、日本」だったと思う。
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする