発表年:1994年
ez的ジャンル:70年代リスペクト系UKクラブ・ミュージック
気分は... :ピース!
昨日は都内某所でお花見でシタ。
昼間から約12時間も飲み続けたせいで、本日は少々お疲れモード(>o<)
いい大人が大勢集まって、昼間から飲んで、騒いで、一芸やって...なんてできるのは、ある意味とってもピースフルなことだと思いますねぇ。公演で遊んでいる子供たちが、大人のバカ騒ぎに対してクールな視線を送っていたのが逆に怖かった(笑)
さて、今回は僕が90年代最も好きだったミュージシャンの一人Norman CookのユニットFreak Powerのデビューアルバム『Drive-Thru Booty』(1994年)をセレクト。
Freak Powerは、Beats Internationalで一躍UKクラブシーンで注目されたNorman Cookが、Beats International解散後に結成したユニットっす。
今では“Fatboy Slimの”という形容詞が最もわかりやすいNorman Cookですが、僕にとってはBeats InternationalやFreak Powerの時代がサイコーでしたね。
当時アシッド・ジャズ、グラウンド・ビート、UKソウルといったUkクラブ・ミュージックにかなりハマっていた僕にとって、Norman CookはUkクラブ・ミュージックを象徴する存在という位置づけでしたね。
本ブログでも紹介済みのBeats Internationalは、世界中の音楽をかき集めて、ブレイク・ビーツにしたような音楽をデリバリーしてくれたグループでしたね。本ブログで紹介した1stアルバム『Let Them Eat Bingo』(1990年)や続く2nd『Excursion On The Version』(1991年)は、今でも大好きな作品です。
一方、今回紹介するFreak PowerはNorman Cookの70年代のソウル/ファンクへの憧れ(とりわけSly & The Family Stone)がストレートに反映されたユニットという印象ですかね。ソウル/ファンク系といっても、あくまでもUkクラブ・ミュージックというフィルダーを通してのものっす。
ソウル/ファンクのカッチョ良さのいいとこどりみたいなところが魅力の音楽なのでは?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Moonbeam Woman」
スワンプ・ロックをクラブ・ミュージックに仕立てたような1曲。アーシーな香りが好きな僕には全然OKです。
「Turn On Tune In Cop Out」
Freak Powerとしての最初のシングル。Levi'sのCMにも使われていたので、そちらでご存知の方もいるかもしれませんね。
派手さはないけど、70年代へのリスペクトを90年代らしく聴かせてくれるのが嬉しいですな。しかもUKならではのサウンドでねっ!
「Get In Touch」
リズムボックスのチープなピコピコ・サウンドが印象な1曲。Sly & The Family Stone『Fresh』あたりに通じるものがありますな。
「Freak Power」
同じSly & The Family Stoneでも、こちらは『Stand!』の頃のテンションに近いかもしれないですな。へヴィーなサウンドが魅力の1曲。
「Running Away」
この曲はSly & The Family Stoneのカヴァーです(オリジナルはアルバム『There's A Riot Goin' On』収録)。Slyのオリジナルよりもキャッチーに仕上げているあたりがNorman Cookらしいですね。Paul Haigヴァージョン(1982年)の影響もあるのかもしれませんが。
「Change My Mind」
Beats International『Excursion On The Version』にも収録されていたミッド・グルーヴ。Beats Internationalのバージョンよりも、さらにスタイリッシュになっているカンジですな。エレピとフルートの音色がなんとも涼しげデス。
「What Is It」
やけにベースラインが目立つファンク・チューン。この曲なんかはアシッド・ジャズっぽいね。
「Waiting For The Story To End」
とてもNorman Cookらしい1曲ですね。ノスタルジックなサウンドとUkクラブ・ミュージックのテイストがうまくバランスされていると思いマス。70年代らしいキーボードの音色がいいですね。
「Rush」
シングルにもなったノリノリのファンキー・チューン。アシッド・ジャズ好きの人は必聴だと思いますね。
つくづく思うけど、この頃のUkクラブ・ミュージックは面白かったですね。
世間的には、今日から新しい年度に入りますね。
個人事業者の僕には関係ないけど、何か気持ちを新たにするにはいい区切りかもしれませんね。