2007年04月11日

Chaka Khan『Chaka』

ソロ・アーティストとしてのChaka Khanの1stアルバム☆Chaka Khan『Chaka』
Chaka
発表年:1978年
ez的ジャンル:ダイナマイト・ボーカル系R&B
気分は... :スタミナ満点!

ダイナマイト・レディ・ソウルChaka Khanの久々の登場デス。

これまでソロ3作目『What Cha Gonna Do For Me』(1981年)、Rufus時代のお気に入り作品『Ask Rufus』(1977年)の2枚を紹介してきまシタ。

今回はChakaの1stソロ・アルバム『Chaka』(1978年)デス。

グループが成功すればするほど、グループ自体よりもChaka個人への注目が高まったRufusでしたが、『Ask Rufus』の頃から、Chakaのソロ・デビューは時間の問題でシタ。そんな状況で制作されたのが本作『Chaka』です。

結局、ChakaはRufusから独立しないまま、ソロ・キャリアをスタートさせ、ソロとRufusの活動を並行することになりマス(1983年のRufusの解散と共にソロに専念)。

さて、『Chaka』の方に話を戻すと、記念すべきソロ・デビュー作を見事にまとめ上げたのが名プロデューサーArif Mardin

Arif MardinはChakaのために豪華メンバーを集結させまシタ。
主なところを挙げておくと、George Benson、 Hamish Stuart(Average White Band)、Steve Ferrone(Average White Band)、Phil Upchurch、Cornell Dupree、Richard Tee、Will Lee、Anthony Jackson、Rick Marotta、Airto Moreira、David Sanborn、Michael Brecker、Randy Breckerなど...

そんな豪華メンバーをバックに、Rufusでの枠に収まりきらないChakaのダイナマイトな魅力が大爆発していま〜す。

『Chaka』(1978年) 、『Naughty 』(1980年)、『What Cha Gonna Do For Me』(1981年)という最初のソロ3枚はどれもマストアイテムだと思うけど、個人的には本作『Chaka』が一番好きかなぁ。多分、聴いている頻度も一番多いと思いマス。

Chaka Khanの“Chaka”はアフリカでは炎の戦士を意味するらしい(彼女の本名はYvette Marie Stevens)。まさに彼女のボーカル・スタイルそのものですな。

そんなChakaのボーカルを聴いていると、とっても元気でパワフルになる!
僕にとっての永遠のスタミナ定食、それがChakaオバちゃんなのです。

全曲紹介しときやす。

「I'm Every Woman」
シングルとして全米R&BチャートNo.1に輝いたChakaの代表曲。同じく大ヒットしたWhitney Houstonのカヴァーでご存知の方も多いかもしれませんね。作ったのは夫婦ヒットメーカーAshford & Simpson。Chakaの魅力を見事に引き出したパワフルなダンス・チューン。ドラマチックなストリングスとWill Leeのベースも印象的ですね。

「Love Has Fallen on Me」
「Roll Me Through the Rushes」
Rufusでは聴くことできないChakaに出会える2曲。NYらしいクロスオーバー/フュージョン・サウンドがなかなかいいですな。前者はThe New Rotary Connectionのカヴァー。

「Sleep on It」
僕がChaka Khanのキャリアを通じた全作品の中で一番好きな曲がコレ!一般にはChakaの代表曲に挙げられることは少ないと思うけど、メロウで、パワフルで、ダンサブルで、スタイリッシュで...誰が何と言おうと僕にとっては昔も今も完璧な1曲。

「Life Is a Dance」
シングルカットもされたファンキー・チューン。Brecker兄弟をはじめとするホーン隊が大活躍ですね!

「We Got the Love」
George Bensonとのデュエット。George Bensonらしいメロウ&グルーヴィーなナンバーに仕上がっていマス。フルートの音色が涼しげですね。甘いBensonのボーカルと情熱的なChakaのボーカルのコントラストがなかなか面白いですね。

「Some Love」
炎の戦士Chakaのメラメラ燃えるカンジが伝わってくるのファンキー・グルーヴ。密かに好きな1曲。Mark Stevensのベースがカッチョ良いですね。

「Woman in a Man's World」
大人のムードが漂うアーバンなメロウ・グルーヴ。この曲がイチオシという方も多いのでは?

「Message in the Middle of the Bottom」
ファンキーなフィーリング溢れるミディアム・グルーヴ。年を経るにつれて、お気に入り度が上昇してきた1曲。

「I Was Made to Love Him」
Stevie Wonder作品。Stevie自身のバージョンは「I Was Made to Love Her」でシタ。RufusがブレイクしたのがStevie の提供曲「Tell Me Something Good」だったことも含めて、ChakaとStevie作品の相性はいいのかもしれませんね。

本当は今日はSeesaaのメンテでAM2:00-10:00は閲覧・更新できないはずなんだけど、今(5:00頃)でも閲覧・更新できるみたいですね。まぁ、いいや。
posted by ez at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする