発表年:1980年
ez的ジャンル:爽快&猛暑系フリーソウル&ファンク
気分は... :憶えていない...
昨晩は某所で飲んでいたのだが、帰りの記憶が全くない。
切符を買って地下鉄に乗るまでの記憶と、最寄り駅に着いてからの記憶はあるんだけど、車中の記憶が完全に飛んでいる。誰と帰ったかもわかっているんだけど迷惑かけなかったかなぁ???
泥酔して記憶がないことはよくあるんだけど、昨晩はそれほどでもなかったような気がする。帰宅してからのこともよく憶えているし、車中の記憶のみ抜けている。
年を取るとこんなものなのか?
というより、やっぱり泥酔していたのか?
やだねぇ...
さて、フリーソウル系のリスナーだった方にはお馴染みBreakwaterの登場です。
Breakwaterは、Kae Williams Jr.を中心としたフィラデルフィアの8人組ボーカル&インスト・グループ。
1978年に1stアルバム『Breakwater』、1980年に本作『Splashdown』を発表していマス。
多くの方と同じように、Breakwaterの存在を知ったのは、フリーソウルのコンピです。「Work It Out」、「Say You Love Me Girl」、「Time」といった爽快なメロウ・グルーヴを聴き、すっかり虜になりまシタ。
そんな関係で『Breakwater』、『Splashdown』がCD化された途端、即行で購入した記憶がありマス。
でも、そんな爽やかなメロウ・チューンばかりを期待していると、いきなり80年代らしいファンク・チューンが聴こえてくるのが、このグループの面白いところかもしれませんね。
爽やかなメロウ・チューンと暑苦しいファンク・チューンの見事なコントラスト!
というのが僕のBreakwaterに対する印象ですね。
フリーソウルのコンピの影響か、Breakwaterを聴いていると、セットでNite Flyteが聴きたくなりマス。その逆パターンもあるんだけどね。
全曲紹介しときやす。
「Splashdown Time」
アルバム・ジャケのイメージそのままのB級SFドラマのようなスペイシーなファンク・チューン。でも、この80年代らしいB級感が逆に魅力だよね。
「Love of My Life」
イントロのダイナミックなホーン隊から一転して、メロウなミディアム・スロウが始まるところがいいですね。
「Release the Beast」
エッジの効いたギター・サウンドが印象的なファンク・チューン。最近だとDaft Punk「Robot Rock」の元ネタとしてご存知の方もいるのでは?
フリーソウル的なニーズで本作を購入したので、こんな骨太ファンクが聴けるなんてうれしい誤算でしたね。初期エレクトリック・ファンクらしいシンセの音色が大好き!
「One in My Dreams」
「Time」と並ぶ僕のお気に入り!スウィート×2のメロウ・スロウです。メロウ好きの僕のハートを高鳴らせる1曲ですね。
「You」
肉感溢れるファンク・チューン。ボーカル&インスト・グループには、この暑苦しさも必要だよね。
「Say You Love Me Girl」
フリーソウル・ファンにはお馴染みのラテンタッチのスムース・グルーヴ。ノリのいいティンバレスのリズムを聴いていると、何故かスパイシーなチキンカレーが食べたくなるねぇ!
「Let Love In」
イントロの盛り上がりが何ともカッチョ良いミッド・グルーヴ。軽快なホーン隊がいいですね。案外、このあたりの曲がBreakwaterらしいのかも?
「Time」
「Say You Love Me Girl」と並ぶフリーソウルの人気曲でしたね。落ち着きのあるグルーヴ感がホッとしますな。個人的にはBreakwaterの曲の中で一番好きだなぁ。感動ドラマのエンディング曲にぴったりなカンジですね。
「Work It Out」を含む1stアルバム『Breakwater』(1978年)とセットでどうぞ!