発表年:1976年
ez的ジャンル:メロウ&グルーヴ系アーバン・ソウル
気分は... :チェルシーか?リバプールか?
たった今、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ「チェルシー対リバプール」が開始したばかり。 昨日の「マンチェスターU対ミラン」もかなり好ゲームだけど、今日も好試合を期待しマス。メンバーが欠けているチェルシーが不利だけど...
今日は70年代ソウルでメロウな気分に浸りたいモード☆
そんな気分でCD棚の70年代ソウル・エリアをゴソゴソ探していたところ、この人を紹介し忘れていたことに気付いた...ということでJohnny Bristolの登場デス。
Johnny Bristol(1939-2004年)は、正統派ソウル・ファンからフリーソウル系、AOR系リスナーまで幅広い層に支持されているシンガー/ソングライター/プロデューサーですね。
60年代前半にJohnny & Jackeyとして活動した後、60年代後半からモータウンのソングライターとして活動を開始し、Marvin Gaye、Stevie Wonder、Diana Ross & the Supremes、Smokey Robinson & the Miracles、Gladys Knight & the Pips等大物アーティストの作品に次々と関与し、頭角を表します。
ソロ・シンガーとしてのキャリアをスタートさせるためにモータウンを離れ、1974年にMGMから1stアルバム『Hang On In There Baby』を発表。タイトル曲がR&Bチャート第2位、ポップチャート第8位の大ヒットとなりまシタ。
2nd『Feeling The Magic』(1975年)発表後はアトランティックへ移り、3rd『Bristol's Creme』(1976年)、4th『Strangers』(1978年)という2枚の作品を残していマス。2004年に死去。享年65歳でした。
僕の場合、Johnny Bristolをきちんと認識するようになったのはフリーソウル・クラシックとして大人気の「Hang On In There Baby」を聴いてからですね。その後、前述のモータウン系の作品や本ブログでも紹介したJackson SistersやBoz Scaggs『Slow Dancer』等に関与していることを知り、ますます興味を持つようになりまシタ。
そんなJohnny Bristolの作品を1枚選ぶとなると、『Hang On In There Baby』か『Bristol's Creme』ということになるのですが、今日はメロウ気分なので『Bristol's Creme』に軍配!もし、ノリのいい70年代ノーザン・ビートが聴きたい気分ならば『Hang On In There Baby』なのですが...
『Bristol's Creme』は前述の通り、1976年に発表された3rdアルバムです。
メンバーもRay Parker, Jr.、David T. Walker、Willie Weeks、James Gadson、Ed Greene、Sonny Burke、John Barnes、Victor Feldman、Ernie Watts、Michael Boddicker等なかなか豪華な顔ぶれが揃っていマス。
ジャケの雰囲気そのままのメロウなアーバン・ソウルに仕上がっていマス。
全曲紹介しときヤス。
「Do It to My Mind」
アルバムからの1stシングルにもなったメロウなミディアム・グルーヴ。フリーソウルのコンピにも収録されているのでお馴染みの1曲ですよね。洗練されたバッキングもサイコーですね。「Hang On In There Baby」に引けをとらない名曲だと思いマス。
「I Love Talkin' Bout Baby」
ロマンティックなミディアム・スロー。この曲あたり聴いていると、BristolのボーカルってBill Withersに似ている気がしますね!
「I Sho Like Groovin' With Ya」
Bristolお得意のノーザンダンサーなメロウ・グルーヴ。リズム隊がカッチョ良いですね。エレガントなストリングスもグッド!かなりイケてる1曲だと思いマス。
「You Turned Me On to Love」
この曲もシングルカットされまシタ。アーバンな大人のスロウといったカンジでしょうか。AOR的に本作を聴きたい人あたりには、うってつけの1曲なのでは?
「She Came into My Life」
ノスタルジックなムード漂う味わい深い1曲。イナたくなる一歩手前みたいなさじ加減が絶妙ですね。
「Love to Have a Chance to Taste the Wine」
この曲もAOR向けのバラッドですね。(Bill Withers+Boz Scaggs)÷2みたいなBristolのボーカルを堪能できマス。
「Baby's So Much Fun to Dream About」
個人的にはかなりお気に入りのメロウなミッド・グルーヴ。フリーソウルとAORのエッセンスのいいところ取りなカンジがサイコーですな。
「Have Yourself a Good Time Thinkin' Bout the Good Times」
Bristolらしい1曲ですね。スタイリッシュという点でがイマイチだけだど、良質のソウル・ミュージックという点はいい曲だと思いマス。フルートの音色が涼しげ。
本作をお気に入りの方は4th『Strangers』(1978年)もセットでどうぞ!