2007年05月11日

Heaven Sent & Ecstasy『The Greatest Love Story』

B級感がたまらないレア・グルーヴ☆Heaven Sent & Ecstasy『The Greatest Love Story』
ザ・グレイテスト・ラヴ・ストーリー(紙ジャケット仕様)
発表年:1980年
ez的ジャンル:B級グルメ系レア・グルーヴ
気分は... :怪しい...

最近、iPodでよく聴いているのがHeaven Sent & Ecstasy『The Greatest Love Story』(1980年)とFifth Avenue『Miracles』(1981年)という2枚のレア・グルーヴ。共に『U.S.Black Disk Guide』で紹介されていたアイテムですね。

ジョージアの5人組ボーカル&インスト・グループFifth Avenue『Miracles』は先月購入したのですが、iTunesのライブラリに追加しても、アーティスト名、アルバム名、曲名がデータベースになく、不明のままになっていマス。そのあたりからもレア度がわかる1枚ですね。

オークランド出身の謎の11人組Heaven Sent & Ecstasy『The Greatest Love Story』は、昨年末に購入して以来ずっとお気に入りだったのですが、紹介できずにズルズルきてしまいまシタ。

ということで、今回はHeaven Sent & Ecstasy『The Greatest Love Story』を紹介します。

正直、このグループが何者なのか全然知りません。
でも、その得体の知れないB級感が、僕にとっては何とも魅力ですね。

ジャケからしてB級ですな。
写真の背景に写っている空の絵画にチープ感が漂っていますね。

このジャケに写っている11名がメンバーのようです。

中央の三角形の男女二人(Pamela Morrison、Patrick Mize)がリードボーカルです。痩せたBarry WhiteのようなPatrick Mizeの笑顔がかなり怪しげです(笑)4つの小さな四角のうち、左下の写真に子供と写っているのがプロデューサーであり、ソングライティングを担当しているBarbra J. Trotterなのだそうです。

自主制作盤である本作がこれだけの人気を誇るのは、前述の『U.S.Black Disk Guide』への紹介に加え、
ソウル/ファンク系DJのお気に入りファンク・チューン「I'm A Lady」収録というのが最大の要因だと思いマス。

内容としては、レア・グルーヴ・ファン向けのファンク・チューンと、甘茶ファン向けのスウィート・ソウルがバランスよく収録されていマス。

この写真ではわかりづらいですが、ジャケの一番下にMinnie RipertonKenneth Armstrong(黒人哲学者)へのトリビュートが記載されていマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I See Heaven」
「I'm A Lady」と並ぶ本作のハイライト。UKのソウルDJに人気があるのだとか。男女ツイン・ボーカルを前面に押し出した、アップなメロウ・チューン。僕もCDショップでこの曲を試聴し、一発で気に入りまシタ。

「Bless You With All My Love」
Pamelaのキュートな女性ボーカルとPatrickのファルセットの絡みが絶妙のスウィート・ソウル。B級感漂うカンジがとっても好きですね。スロウものではこの曲が一番好きかなぁ。

「Satisfaction To The Bone - Nitty Gritty Naked Bone」
ファンキーなディスコ・チューン。スピード感が勝負ってカンジですね。

「Rapping With My Subconscious Mind」
個人的には、アルバムで一番のお気に入り。メロウでパーカッシヴなグルーヴ感が魅力のミッド・チューン。胸キュン・モードのスイッチが自動でオンになってしまう1曲ですね。

「I'm A Lady」
本作のハイライト。アタマのドラムブレイクを要チェック。全体としても、実にカッチョ良いダンス・グルーヴに仕上がっていマス。Pamelaの少し気だるいカンジのボーカルもいいカンジ。

「We're Together Again」
これは甘茶ファン向けのスウィート・ソウル。僕には少々甘すぎるカンジもしますが...

「The Greatest Love Story」
タイトル曲はロマンティックなスウィート・ソウル。Pamelaのボーカルをフィーチャーしたソウルマナーな1曲に仕上がっていマス。

「Show-nuf Funky Beat」
タイトル通りのファンキー・ビートな1曲。軽くブラジリアン・テイストが入っています。

以前に紹介したJewel『Cut 'N' Polished』もそうだけど、やっぱり『U.S.Black Disk Guide』で紹介されているレア盤は、侮れませんな。Fifth Avenue『Miracles』(1981年)も近々紹介しますね。
posted by ez at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする