2007年06月30日

LTG Exchange『LTG Exchange』

ガラージ・クラシックス満載のニューヨリカン・サウンド☆LTG Exchange『LTG Exchange』
LTGエクスチェンジ
発表年:1974年
ez的ジャンル:プレ・サルソウル系ニューヨリカン・ラテン・ファンク
気分は... :週末くらいはバカ騒ぎ気分?

なんかSeesaaのサーバーがトラブってるようです。
更新したいのですがウェイティング状態のまま...
僕が謝るべきことでもないのですが、ご不便かけて申し訳ありません。

今週はモヤモヤ気分の1週間でシタ。
なんか釈然としないコトが多かったかなぁ。
へコんで反省しまくったり、アレコレ文句を言いたかたっり
いろんな感情が湧き上がってきた...

でも、MLBパイレーツの桑田ではないが、良い事も悪い事も自分に起きていること全てを受け入れることが大事だと思う。目を背けずに正面突破することにしよう。何とかなるさ!

まぁ、週末くらいはバカ騒ぎしたい気分!
ということでバカ騒ぎには持って来いの1枚LTG Exchange『LTG Exchange』(1974年)をセレクト。

LTG Exchangeはガラージ・ファンにはお馴染みですが、謎のグループってイメージが強いですよね。

LTG Exchangeは、1973年頃にWalter Chiles(key、vo)、Victor Santos(ds、vo)、Kevin Beverly(g)、Melvyn Barton(b、vo)、Bruce Slade(con、vo)の5人によって結成されたグループ。

グループ名は各メンバーの星座であるLeo(獅子座)、Taurus(牡牛座)、Gemini(獅子座)の頭文字から取られたらしいデス。

グループ唯一のアルバムである本作はサルサの名門レーベルFaniaからリリースされていマス。そのあたりからも察しがつくように、ニューヨリカンなラテン・ファンクを聴かせてくれマス。

後のサルソウル・サウンドを先取りしたプレ・サルソウル的なソウル/ファンクはサルソウル・ファンにはたまらないのでは?

全曲紹介しときヤス。

「Waterbed」
ガラージ・クラシック。アゲアゲのラテン・ファンク・チューンに仕上がっていマス。このグループって、とても肉感的なカンジがいいですよね。本盤にはインスト・バージョンのPart2も収録されていマス。

本曲といえば、Herbie Mannによるカヴァーも有名ですよね。Ray BarrettoのパーカッションにHerbie Mannのフルートが絡むこちらのバージョンもオススメです。

「Saint Or Sinner」
ニューヨリカンらしいラテン・グルーヴを前面に押し出したミッド・チューン。密かに好きな1曲デス。

「I Like What I Like」
カナダのロック・グループEveryday Peopleのカヴァー。パーカッシヴなイントロ部分が特にお気に入りですね。全体としてはロック・テイストのファンキー・チューンに仕上がっています。

「Keep On Trying」
伝説のDJ、Larry Levanがよくプレイしたことで知られる曲みたいですね。MFSBのNorman Harrisがストリングス&ホーン・アレンジを担当しています。フィリー・ソウルらしいグルーヴ感がいいですね。

「Give It Loose」
MFSBのJack Faithがアレンジを担当しています。パーカッシヴなラテンのりが実にいいですね。

「Tsen Si Yen Yen」
アゲアゲ・モードのラテン・グルーヴ。かなりカッチョ良い仕上がりだと思いマス。これで気分が高揚しない人は週末はお家で大人しくしているべきですな。

「Trouble On The Run」
汗が飛び散るような肉感溢れるグルーヴ感が何とも盛り上がるファンキー・チューン。このゴリゴリ押しまくるカンジが好き!

「My Love (Does It Good To Me) 」
ご存知Paul McCartney & Wingsの名曲カヴァー。オリジナルの正統派バラッドを全く趣の異なるメロウ・ソウル仕立てにカヴァーしています。なかなかイケてますよ!

「Corazon」
本作のハイライトと言えばこのガラージ・クラシックですね。オリジナルは本ブログでも紹介したCarole Kingです(アルバム『Fantasy』収録)。文句なしのカッチョ良いニューヨリカン・グルーヴですね。♪コ〜ラソ〜ン♪ミ・コラソン♪の部分は思わず歌ってしまいますね。長尺で聴きたい方はオリジナルの12"バージョンも収録されていマス。

「A Young Mother's Love」
メロウ&パーカッシヴなカンジがモロに僕好み。実はアルバムで一番好きかも?コンガのパカポコ感がたまりませんな。

Seesaaのトラブルにかなりイライラしたけど、
桑田を見習って全てを受け入れよう!
posted by ez at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月29日

Samuel Purdey『Musically Adrift』

本家Steely DanよりもSteely Danらしい?☆Samuel Purdey『Musically Adrift』
Musically Adrift
発表年:1999年
ez的ジャンル:UKジャズ・ファンク系&Steely Danフォロワー
気分は... :AORとUKジャズ・ファンクという接点が面白いのでは?

今回は以前から紹介したかったSamuel Purdeyです。
Steely DanファンやAORファンの方にはお馴染みのグループですね。

Amazonでの扱いがなく紹介する機会を逸していたのですが、たまたま今回発見できたので速攻で取り上げました!

Samuel Purdeyは、Jamiroquaiのサポート・メンバーを務めていたGavin Dodds(vo、g)とBarney Hurley(ds)の二人が結成したグループ。

自ら公言しているように、メンバーはかなりのSteely Danフリークです。

そのことは音を聴けば一発でわかります。Steely Dan好きの僕もSteely Dan的な音を求めていろんな作品を購入しましたが、ここまで徹底してSteely Danしている作品には出会ったことがありません。

特に、Acid Jazzのムーブメントを通過してきたUKジャズ・ファンク系のミュージシャンが多数参加しているため、単なるSteely Danのコピーではなく、コンテンポラリーな要素がちゃんと加味されている点が優れモノだと思います。

ホンネを言えば、1990年代以降に発表された本家Steely DanDonald FagenのソロよりもSteely Danらしいのではないかと思いますね。

参加ミュージシャンもなかなか興味深いですね。実際にSteely Danのレコーディングに参加していたElliot Randall(g)、Frank Floyd(vo)といったメンバーに、The Brand New HeaviesやCorduroyといったUKジャズ・ファンク系のメンバーが融合しているというカンジです。

個人的にはAORファンの方がこういった作品を聴くのであれば、これを契機に90年代のUKジャズ・ファンクまで手を伸ばして聴いてみると楽しいのではと思いマス。AORファンの方が楽しめる作品も結構あるように思うのですが...

全曲紹介しときやす。

「Whatever I Do」
いきなり曲調がSteely Danしているこのオープニング1曲のみでSteely Danファンは歓喜するのでは?初期Steely Danの少しウエスト・コーストしているポップさをUKジャズ・ファンクのテイストでまとめたカンジですね。個人的にはアルバムで一番好きかなぁ?

「Valerie」
このアーバンでAORなテイストは中期〜後期Steely Danしてますね。このコーラスのカンジもとってもSteely Danしていてたまりませんね。

「Lucky Radio」
シングルにもったナンバー。この曲はSteely DanというよりもJamiroquaiしてますね。Acid Jazz世代のクロスオーバーというカンジです。ただし、途中でElliot Randallのギターソロが入った途端にSteely Danになってしまうのが実に面白いですね。

「Only When I'm With You」
この曲はボコーダーを使ったスペーシーなファンキー・グルーヴに仕上がっていマス。この曲はUKクラブ・ミュージック好きの人向けですかね。僕の場合、Steely DanもUKクラブ・ミュージックも両方好きなので全然OKですが。

「I Can't Move No Mountains」
この曲は後期Steely Danっぽいですね。ボーカルがDonald Fagenならば実にマッチしそうな1曲。

「Late For The Day」
「One Of A Kind」
このクセのある曲調がモロに初期〜中期Steely Danしている2曲。なんかSteely Dan『Pretzel Logic』あたりが聴きたくなりますね。ここでもElliot Randallのギターソロが入った時が一番Steely Danになるのがいいですね(笑)

「Santa Rosa」
ラテン・タッチの軽快なナンバー。Steely Dan初期の代表曲「Do It Again」をUKジャズ・ファンクのテイストで仕上げたカンジですね。これから夏に向けてかなり使える1曲だと思いますね。

「Soon Comes Another」
Steely Danの1st『Can't Buy A Thrill』が聴きたくなる曲ですね。とてもメロディアスでキャッチーなのに、何故か憂鬱なあの感覚が蘇ってきますな。

「Bitter With The Sweet」
この曲はボーナス・トラックです。初期Steely Danの素朴さを相通じるものがありますね。

結局グループは現在までこのアルバム1枚しか発表していません。
こんなアルバムならば何枚でもOKですけどねぇ。
posted by ez at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

Bill Evans & Jim Hall『Undercurrent』

二人の緊張感溢れる演奏が何故か心地良い☆Bill Evans & Jim Hall『Undercurrent』
アンダーカレント
録音年:1962年
ez的ジャンル:息を呑むピアノ&ギター・デュオ
気分は... :底流に吸い込まれそうデス。

自分を自己分析すると、きっと第一印象と実像にかなりギャップがあるタイプの人間だと思う。

多分、第一印象を引きずったままで僕を評価する人と実像に触れて評価する人とでは、その評価が180度異なると思う。その実像をうまく自分でアピールできれば一番いいのだろうけど、正直そういったアピールは下手くそだ。

そこが僕の最大の欠点かもしれませんな。
いい意味でも悪い意味でも全然ガツガツしていない。

なので、競争社会を前提とした権威/地位/常識/成功を評価のモノサシとする人との相性は抜群に悪い(笑)それだけ僕の生き方が風変わり/自然体/アウトサイダー的なものなのかもしれないけど...

『Alone』(1968年)、『Waltz For Debby』(1961年)、
『Portrait In Jazz』(1959年)に続く、4回目のBill Evans登場デス。

今回はギタリストJim Hallとのデュオ・アルバム『Undercurrent』(1962年)デス。

本作が録音されたのは1962年。前年の1961年にScott LaFaro(b)を自動車事故で失い、黄金トリオに突然終止符が打たれた失意の時期とオーバーラップします。

そんなビミョーな時期の演奏ですが、EvansJim Hallとの相性はバッチリといったカンジですね。白人ジャズマン二人の高い音楽性と創造意欲に溢れたスリリングな演奏に吸い込まれそうですな。。

EvansのピアノとHallのギターが静かに絡む緊張感の高さが、心の底に溜まっていた不純物を一気に溶かしてくれるようです。緊張感高いけど全然疲れない心地良さがありますねぇ。

Bill Evansと言えばトリオの印象が強いですが、このデュオもEvansの魅力を十分に伝えてくれると思いマス。

『Waltz For Debby』(1961年)あたりがお好きな方には、ぜひオススメです。

全曲紹介しときやす。

「My Funny Valentine」
説明不要のスタンダードですね(Lorenz Hart作詞、Richard Rodgers作曲)。僕の場合、Miles Davisのバージョンもよく聴きますね。メロディアスなバラードのイメージが強い曲ですが、ここではかなりスリリングなインタープレイを聴かせてくれマス。個人的にはボーナス・トラックとして追加されたAlternate Takeの方をよく聴きますね。

「I Hear a Rhapsody」
これはロマンティックな演奏ですね。ピアノ&ギター・デュオの魅力を実にわかりやすく伝えてくれますね。思わずウットリしてしまいマス。

「Dream Gypsy」
Judith Veeversの作品。センチメンタルなムードが実に繊細に表現されているカンジですね。以前に、Bill Evansの演奏を聴くと静寂の中に日本人的なわび・さびの感覚を感じると書いたことがありますが、この曲なんかもそんな感じがしますね。きっと音の出ていない音空間みたいものを感じるからかもしれませんね。

「Romain」
Jim Hallのオリジナル。タイトルの通り、ロマン溢れるJim Hallのギターを堪能できます。Evansのピアノの絡みもいいカンジですね。

「Skating in Central Park」
Modern Jazz QuartetのJohn Lewisの作品。繊細で、ソフトで、メロウで、どこか悲しげで...実は永遠のジャズ初心者の僕としてはこの曲が一番わかりやすくて好きかも?

「Darn That Dream」
ミュージカル『Swing That Music』の挿入歌としてBenny Goodmanが演奏したスタンダード(Eddie DeLange作詞、Jimmy Van Heusen作曲)。聴いていると、うっとりしてジャケの女性のように水面を漂っているような気分になりますね。

「Stairway to the Stars」
「I'm Getting Sentimental over You」
CDにはオリジナルに加え、上記2曲がボーナス・トラックとして追加されていマス。個人的には「Stairway to the Stars」が好きですね。このスタンダードといえばGlenn Millerの演奏が有名かもしれませんが、本ブログではDexter Gordonのバージョンも紹介しましたね。本作では先に書いたような音のない空間をたっぷり聴かせてくれる、わび・さび感溢れる演奏に仕上げていマス。

EvansとHallは4年後の1966年にもデュオ・アルバム『Intermodulation』を発表していマス。ご興味のある方はそちらもどうぞ!
posted by ez at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

Lemuria『Lemuria』

みんなでゆる〜く楽しく行きましょ!☆Lemuria『Lemuria』

発表年:1978年
ez的ジャンル:ハワイ系フュージョン/AOR
気分は... :もっとゆる〜く楽しめばいいんじゃない?

対人コミュニケーションを単純に示せば以下の2つに大別できると思う。

 ・相手を肯定する
 ・相手を否定する

当たり前だけど、相手を肯定すれば人間関係は良好になり、否定すれば悪化する。

相手を肯定するのが上手な人は、相手の短所には多少目をつぶって長所をうまく引き出してあげることができる人だと思う。一方、相手を否定する人って、長所には全く目を向けようとせず、短所ばかり重箱の隅を突付くように探しまくっているように思える。

人間誰しも完璧ではない。なので、短所や落ち度を探し出そうと思えばいくらでも列挙できてしまう。仮に相手に失敗や落ち度があった場合、それに対してどのように振舞うのか...人間の器量ってそういったところにモロに出てしまいますな。

物事ネガティブに考えるよりもポジティブに考えた方が素晴らしい仲間に恵まれ、楽しく日々を過ごせるのでは?

素晴らしい仲間と奏でる素敵な音楽をイメージしたら...今の僕の気分はハワイアン・ミュージックってカンジかなぁ。

ということで久々のハワイアン・ミュージックです。
Lemuria『Lemuria』(1978年)☆

Lemuriaは元Kalapanaのキーボード奏者Kirk Thompsonが結成した大所帯グループですね。

フリーソウル・ファンの間では、Mackey Feary BandTender Leafと並ぶハワイ産フリー・ソウルの最高峰といった評価があるほど人気のグループですよね。僕もフリーソウルの流れで本作を知りました。

ただ、個人的にはフュージョン色も強いのでSeawindあたりと同じ流れで位置づけているのですが。

ジャケの写真のようにハワイの大自然とゆったりとした時の流れのなかで心が癒されるカンジですね。

日々忙しなく過ごしていると、ハワイアンAOR/フュージョンの持つ爽やかさってホント心の清涼剤になりますよね。

些細な物事をくよくよ考えているのが馬鹿らしくなってきマ〜ス。
もっと楽しく、前向きに行けばいいじゃん!という声が聞こえてきますな。

みんなでゆる〜く楽しく行きましょ!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Hunk of Heaven」
フリーソウル・ファンにはお馴染みのクラブ・クラシック。ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ダンサー。ファンキーなグルーヴ感がいいですな。Uklistik「93」 、Substantial「Substance」といったサンプリング・ネタにもなっていますね。

「All I've Got to Give」
この曲もフリーソウル・ファンにはお馴染みですね。ハワイアンAORならではのメロウネスをたっぷり堪能できマス。フルートの音色が実に涼しげですね。この曲を聴きながら、何も考えずボーッと過ごしたいものですな。

「Dreams」
この曲もハワイアンAOR好きにはたまらないミディアム・スロウですね。イントロを聴いた瞬間にいい曲ってわかるカンジですよね。Star Williamsの艶やかな女性ボーカルにうっとりしてしまいマス。

「Mister U」
ハワイならではのアーバン・メロウといった1曲ですね。「All I've Got to Give」〜「Dreams」〜「Mister U」という3曲でAOR好きの方はKO寸前だと思いマス。

「Get That Happy Feeling」
夏を待てないといった趣のインスト・ナンバー。やっぱり夏が近づくとこうしたフュージョン系のインストもいいですね。

「Moonlight Affair」
個人的にはアルバムで一番お気に入りの曲。ハワイアン・ボッサといったムードが何ともたまりませんね。聴いているだけでハワイの光景が浮かんでくるカンジですな。

「The Making of You」
そよ風のように、さりげないけどじんわり心に染みてくる1曲。Azure McCallのボーカルがなかなか味わい深いですね。

「The Lady and the Dude」
男性ボーカルが唯一フィーチャーされている曲。リラックス・ムードがいいカンジですね。

だんだんとハワイアンAOR/フュージョンが聴きたくなりますねぇ。
posted by ez at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

Change『The Glow Of Love』

このB級感がたまりません☆Change『The Glow Of Love』
The Glow of Love
発表年:1980年
ez的ジャンル:イタロ系NYディスコ/ファンク
気分は... :あともう一歩...

へこみモードから少し立ち直り気味。
通常モードまであともう一歩というカンジでしょうか。

こんな時にはB級ディスコ・サウンドで一度頭の中を空っぽにしてしまおう!
ということで今日は80年代によく聴いたディスコ/ファンクグループChangeの紹介です。

Changeは元々はイタリア人プロデューサーJacques Fred PetrusMauro Malavasi
中心となって結成したユニット。その後メンバーチェンジを交えて1980年代に6枚のアルバムを発表していマス。

僕が持っているのは1st『The Glow Of Love』(1980年)、2nd『Miracles』(1981年)、5th『Change Of Heart』(1984年)、6th『Turn On Your Radio』(1985年)の4枚。

個人的には、Luther Vandrossも参加したタイトル曲が有名な『The Glow Of Love』、ダンスクラシック「Paradise」収録の『Miracles』Jam & Lewisがプロデュースした『Change Of Heart』の3枚がオススメです。

その3枚の中から今回は『The Glow Of Love』(1980年)をセレクト。

僕がこのLPを購入したのは大学生の時だったと思いマス。
当時、ブラコンにハマりこのあたりのB級グループのレコードを好んで聴いていたなぁ。

多くの人は無名時代のLuther Vandross参加という点に惹かれて本作を購入していたと思いますが、僕は全然気付かず購入後にクレジットを見たらLutherの名を見つけ、コレがあのLuther Vandrossね!と思った記憶がありマス。恥ずかしながら、コレが僕のLuther初体験でした。さらに、Joclyn Shawの名でJoclyn Brownが参加しています。

まぁ、LutherやJoclynのボーカルも聴きどころであるのは間違いありませんが、全体として80年代らしいNYディスコ・サウンドを堪能できるアルバムとなっていマス。Chicあたりが好きな人は気に入る1枚だと思いマス。

全曲紹介しときやす。

「A Lover's Holiday」
ディスコ・ヒットしたゴキゲンなオープニング。個人的にはアルバムで一番好きな曲。聴いているだけでウキウキ気分になるダンス・チューンです。Joclyn Brownがリード・ヴォーカル。Naughty by Nature「Holiday」ネタ。

「It's a Girl's Affair」
「Angel in My Pocket」
Joclyn Brownの女性ボーカルをフィーチャーした軽快なダンス・ナンバー2曲。Chicあたりと一緒に聴くとピッタリなカンジですね。

「The Glow of Love」
タイトル曲はLuther Vandrossがリード・ヴォーカルのダンス・クラシック。哀愁漂うLutherのボーカルとクールなダンス・サウンドが実にマッチしていますね。確かに名曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=iZpySe5RMpo

Janet Jackson「All For You」、AZ「Just Because」、Black Sheep「Strobelite Honey」、Billy Lawrence「Up & Down」、Aretha Franklin「Here We Go Again」等サンプリング・ネタとしても有名ですね。

「Searching」
この曲にもLuther Vandrossがリード・ヴォーカルです。典型的なブラコン・サウンドですね。僕の持っているCDにはParkside Remixというリミックスが収録されていますが、かなりいいカンジのガラージに仕上がっていマス。

「The End」
テクノ風味のインスト・ナンバー。この曲はご愛嬌ですね。



Jam & Lewis好きの方は、『Change Of Heart』も必聴だと思いますよ。
posted by ez at 14:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする