2007年06月07日

Various Artists『Kero One Presents:Plug Label』

僕が今聴きたいHip-Hopはこんなカンジ☆Various Artists『Kero One Presents:Plug Label』
Kero One Presents: Plug Label
発表年:2007年
ez的ジャンル:アングラ系ジャジーHip-Hop
気分は... :まったりしたい...

ここ数日の疲労がたまって、少しぐったり気味...
まったりモードでジャジーでメロウなHip-Hopが聴きたい。

今日は最近一番お気に入りの新作Hip-Hopアルバム『Kero One Presents:Plug Label』です。

Kero Oneはカリフォルニア生まれの韓国系アメリカ人。自らのレーベルPlug Labelを主宰し、MC/プロデューサーとしてベイエリアを拠点に活動していマス。

2005年に発表した1stソロ『Windmills of the Soul』は、アングラ系のジャジーHip-Hop好きの間ではかなり評判となった1枚みたいですね。

本作『Kero One Presents:Plug Label』は、主宰するPlug Labelからリリースされたアルバム未収録の12インチ音源や新曲を収録した編集盤です。

レーベルメイトであるDJ King Most、NiamajやAloe Blacc(Emanon)、Ohmega Watts(Lightheaded)、Tableek(Maspyke)、Rashaan Ahmad(Crown City Rockers)、Sound Providersといったメンバーが参加しています。

とにかく、ジャジーでメロウなHip-Hopがお好きな方にとっては、必聴盤だと思いマス。

今のところ本作もしくはSa-Ra『The Hollywood Recordings』あたりが、僕の中では上半期のベストHip-Hopアルバムでしょうか。

全曲紹介しときやす。

「In All The Wrong Places(New 12" Version)」
Kero One名義の第三弾シングル。Ahmad Jamal「Dolphin Dance」のピアノ・ループが何とも気持ち良いですね。ジャジーでメロウで...きっとジャジーなHip-Hopが好きな人が求めている音にドンピシャなカンジなのでは?

「With My Friends」
Aloe Blacc & King Most名義の作品。なかなかキャッチーな歌ものに仕上がっていマス。このヘタウマ感が逆に魅力ですね。Stanley Cowell「Travelin' Man」ネタ。

「Keep It Alive!(12" Only Jazz Mix)」
Kero Oneの名を一躍有名にした第二弾シングル。本作ではメロウな仕上がりのJazz Mixが収録されていマス。

「Future Pradise(12" Mix)」
Yosaku名義の作品。Stevie Wonderの名曲「Pastime Paradise」をモチーフにしていマス。ただし、ここではオリジナルではなくRay Barrettoのカヴァーが元ネタになっています。ラテンモードの盛り上がりを近未来的に深化させたような仕上がりですね。

「Summer In The City」
TableekをMCに迎えた作品。なかなかメロディアスな1曲に仕上がっていマス。

「Cruise Control」
Grean Tea名義の作品。メロウ&グルーヴなインストもの。かなり涼むカンジでいいですね。

「Get Down(12" Only)」
Aloe Blaccを迎えた作品。ファンキーなグルーヴ感がなかなかカッチョ良いですね。

「Give Thanks(Sound Providers Remix)」
ジャジーHip-Hop好きにはお馴染みのユニットSound Providersによるリミックスです。哀愁感漂うギターのループがなんとも味わい深いですな。

「On & On」
「Slippin' Away」
Ohmega WattsがCholcolate Kennedyの名で発表した2曲。Ohmega Wattsは本ブログでも度々絶賛してきたOthelloやBrailleとのユニットLightheadedのメンバーとしても知られていますね。「Slippin' Away」のラテン&アフロなグルーヴ感がかっちょ良いですね。

「Check The Blueprints(Japan Only 12" Remix)」
2003年発表のPlug Label第一弾作品。ここではJapan Only 12" Remixが収録されていマス。ラウンジ感覚の落ち着いたジャジー・ムードがいいですね。

「My Story (DJ Mistu The Beats Remix)」
『Windmills of the Soul』にも収録されていた曲のDJ Mistuによるリミックス。ユラユラと浮遊感のあるグルーヴがいいですね。

「Space Cadets」
Minnie Ripperton「Inside My Love」ネタのインスト。まったり感とスペイシーなムードがいいですね。

「Yagotta (Raindrops remix)」
レーベルのオリジナルメンバーNiamaj & Kero One名義の作品。心地良いメロウ・グルーヴに仕上がっていますね。

「Daylight」
レーベルのオリジナルメンバーDJ King Most名義の作品。タイトルの通りRamp「Daylight」ネタのメロウなインスト・ナンバー。

「Here We Go」
Rashaan Ahmad & Kero One名義の作品。小粋なジャズ・テイストがいいですね。

もう一枚のオススメSa-Ra『The Hollywood Recordings』も近々紹介しマス。
posted by ez at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする