発表年:1994年
ez的ジャンル:ローファイ&チカーノ系オルタナ・ロック
気分は... :乾き具合がいいね...
この間、たまたまTVでRobert Rodriguez監督、Antonio Banderas、Johnny Depp主演の映画『レジェンド・ オブ・メキシコ(Once Upon a Time in Mexico)』を観まシタ。
『El Mariachi』、『Desperado』と並ぶRobert Rodriguez監督のエル・マリアッチ三部作の1本ですが、観ているうちに何故か1枚のアルバムが頭に思い浮かんだのでシタ...
それが今日紹介する1枚Latin Playboys『Latin Playboys』(1994年)っす。
Latin Playboysは、David Hidalgo、Louie PerezというLos Lobosのメンバー二人と、売れっ子プロデューサー&エンジニアリングのコンビであるMitchell FroomとTchad Blakeという4人によって組まれたユニット。
正直Los Lobosは「La Bamba」のイメージが強くて、どうも苦手でしたね。
なので、きちんとLos Lobosの作品をフォローしていたわけではありませんでシタ。
このLatin Playboysも雑誌などの前評判で興味はあったのですが、Los Lobos絡みと聞いて少し?マークだった記憶がありマス。まぁ、僕の場合はSoul Coughing『Ruby Vroom』をプロデュースしたTchad Blakeとその相棒のMitchell Froomeへの関心で聴いたのですが...
でも、聴いてビックリ☆僕の抱いていたイメージとは全然異なっていまシタ。
実験的で、ローファイで、ワールド・ミュージックで、しかもチカーノ・テイスト!
聴いていると、とてもビールが飲みたくなる!
そんな1枚ですよ☆
オススメ曲を紹介しときやす。
「Viva la Raza」
オープニングはワールド・ミュージックな1曲です。子供の声のサンプリングに中東フレイヴァーなサウンドがローファイなテイストでまとめられていマス。
「Ten Believers」
ポストロックにほんのりチカーノ・テイストが香る1曲。クールに決めてくれマス。かなりカッチョ良いんじゃないかい!
「Chinese Surprise」
だらだらしながら、ビールでも煽りたくなる1曲。ローファイなサウンドが気だるさ感を強調していいカンジですな。
「Manifold de Amour」
映画『Desperado』のサントラにも収録されていた、哀愁のローファイ・チカーノ・サウンド。
「New Zandu」
この曲はかなりロックしていますね。単純にアルバムで一番カッチョ良い曲かも?この曲こそ『Desperado』あたりのサントラにピッタリだと思うのですが...Antonio Banderasの決めポーズと実にマッチした曲だと思いマス。
「If」
この曲も実に雰囲気のあるデザート・ロックですな。クソ暑い昼間に汗をダラダラ流しながら聴きたい1曲デス。
「Same Brown Earth」
アヴァンギャルドなローファイ・ワールド・ミュージックといった趣の1曲。
「Lagoon」
さりげないけど、なかなか味わい深い2曲。こんな曲を聴きながら、ゆっくり昼寝したいなぁ。
「Pink Steps」
幻想的な白日夢のような1曲。何か変な夢でも見てしまいそう〜!
「Forever Night Shade Mary」
この曲も映画『Desperado』のサントラ収録曲。素朴なチカーノ・サウンドが激シブで何ともいいですねぇ〜!
このローファイ感覚はなかなかありそうでないサウンドだと思いマス。
クソ暑い日に聴くにはピッタリの1枚だと思いマス。