発表年:1972年
ez的ジャンル:澄み切ったプログレ・ロック
気分は... :只今出張中!
今日は出張中なので、予約投稿しています。
変な箇所があってもしばらく修正できないのでゴメンナサイ。
久々にプログレを紹介します。
これまで本ブログで紹介してきたKing Crimson『In The Court Of The Crimson King』(1969年)、Pink Floyd『Dark Side of the Moon』(1973年)と並び、個人的にはプログレ三大傑作と思っている1枚Yes『Close To The Edge』(1972年)です。
プログレ・ロックというのは今の僕の音楽ライフと最も縁遠いところにある音楽の1つかもしれません。僕が新たにプログレ作品のCDを購入するということはまずないでしょうね。
そんな僕でもKing Crimson、Pink Floyd、Yesの3組だけは気が向くと聴くことがありマス。何故かここにEmerson, Lake & Palmerが入っていないのが僕らしいかもしれませんが(笑)
Yesに限って言えば、CDで持っているのは3rdアルバム『The Yes Album』(1971年)、4thアルバム『Fragile』(1971年)、『Close To The Edge』(1972年)の3枚のみ。でも、この3枚こそがYesというグループの絶頂期だったのではないかと思いマス。
ちなみに大ヒット曲「Owner Of A Lonely Heart」を含む『90125』あたりもリアルタイムではよく聴ききましたが、わざわざCDで買い直して聴きたいとは思いませんねぇ。
やっぱり、ギターにSteve Howe、そしてキーボードにRick Wakemanが加わり、Jon Anderson(vo)、Chris Squire(b)、Steve Howe(g)、 Rick Wakeman(key) 、Bill Bruford(ds)というメンバーで臨んだ4thアルバム『Fragile』、『Close To The Edge』の2枚と、その前兆を感じられる
『The Yes Album』(ここではkeyがTony Kaye)がいいですなぁ。
『Close To The Edge』は僕が初めて買ったYesのアルバム。もしかしたならば、僕が最初に買った輸入盤レコードが本作だったかもしれません。
当時の僕の感覚ではLPは全10曲収録が標準だったので、全3曲という構成がインパクトありましたね。
あとは、King Crimson、Pink Floydはダークな印象が強かったせいか、それとの対比でYesにはブライトな印象が強かったですね。Jon Andersonの澄み切ったハイトーン・ボーカルも手伝って、透明感のあるロックというイメージもあったかなぁ。
Yesのデビュー当時の売りは「5th DimensionのコーラスとCreamのへヴィ・サウンドの融合」ということだったらしいですが、本作あたりのYesにはへヴィな印象は受けませんね。
昔プログレというジャンルについて、ロックとジャズ、クラシックを融合したサウンドで、知的で芸術的な音楽といった説明をよく見かけましたが、そんな表現が一番似合うアルバムのような気がします。
普段、R&B/Hip-Hopあたりを好んで聴く今の僕にとって、このアルバムって案外癒される作品なのかもしれません。
ジャケは本ブログでも特集を組んだジャケット・デザインの巨匠Roger Deanです。
全曲紹介しときやす。
「Close to the Edge」
The Solid Time of Change〜Total Mass Retain〜I Get Up〜Seasons of Manという4パートからなる組曲風の作品。小鳥のさえずりと小川のせせらぎが癒し系なんて思っていると、緊迫感に包まれた雰囲気へと一転!Wakemanがパイプオルガンで盛り上げ、なかなかハードな展開へなだれこむI Get Up〜Seasons of Manあたりの流れは圧巻かもしれませんね。
「And You and I」
本曲もCord of Life〜Eclipse〜The Preacher the Teacher〜Apocalypseという4パートからなる組曲風(実際には3パート)。こちらはSteve Howeのアコースティック・ギターとJon Andersonの澄み切ったハイトーン・ボーカルでかなり癒される曲ですね。全体的にフォーキーかつクラシカルな雰囲気がいいですね。
「Siberian Khatru」
アルバムで一番好きというか、Yesの作品で一番多く聴いているのはこの曲かもしれませんね。この曲の持つグルーヴ感は現在の僕の音楽嗜好ともかなり合致する点が多いと思います。DJ的な視点で聴くと面白い曲なのでは?単純にカッチョ良いの一言ですね。
滅多にプログレを聴かない人にとっては、King Crimson、Pink Floydよりも入りやすいかもしれませんね。