2007年07月27日

Talib Kweli & Madlib『Liberation』

Hip-Hopファンを歓喜させた魅惑のコラボ☆Talib Kweli & Madlib『Liberation』
Liberation
発表年:2007年
ez的ジャンル:魅惑のコラボ系Hip-Hop
気分は... :フリー・ダウンロードしておけばよかった!

ここ数日バタバタでエントリーをサボってしまいました。

よく思うんだけど、40過ぎたオヤGの僕が未だにHip-Hopの新作聴いているなんて少し変だよね。
フツーの40オヤGではない、変わり者だという自覚はあるんだけど(笑)

前にも書いたけど、僕がHip-Hopを聴き始めたのはもう社会人になってから。別にストリート系だったわけでもないし、見た目もHip-Hopって柄ではないし(笑)

Hip-Hopに特別のめり込んでいるわけではなく、R&Bやジャズやクラブ・ミュージック等と並列で聴いているだけ。一方で、Hip-Hopに全く違和感を感じていないのも事実であり...でも、自分の周囲にHip-Hopの話題で盛り上がれる同年代の人がいないのは寂しいですな。

今回は、4月に購入してから紹介しそびれていたHip-Hop作品Talib Kweli & Madlib『Liberation』です。

本作『Liberation』は、昨年末に突如ネット上でフリー・ダウンロードとして発表され、ダウンロード数は10万件を超えたという超話題作です(*現在は配信終了しています)。

Talib KweliMadlibのコラボというのはHip-Hop好きにはたまらない組み合わせでしょうね。

Talib Kweliは、ソロ活動以外にもHi-Tekとの活動やMos DefとのユニットBlack Starの活動で知られるMCでソロ作は1枚も持っていませんが『Mos Def & Talib Kweli are Black Star』(1998年)は持っていマス。本ブログでも紹介したSa-Ra『The Hollywood Recordings』でもフィーチャーされていますね。

もう一人のMadlibは西海岸で活躍するプロデューサー/MCであり、Madlib名義以外にもさまざまな変名プロジェクトで活躍していますね。僕は関連作品は1枚も持っていませんが、Stevie WonderWeldon Irvineをカヴァーした、劇団ひとりならぬジャズ・クインテットひとりプロジェクトYesterdays New Quintetの印象が強いですねぇ。

でもって、デリバリーされた作品はかなりソウルフルで僕好み!
僕は全然フリー・ダウンロードのことは知らず、CD化されてからCDショップの試聴で知りました。
『Kero One Presents:Plug Label』Sa-Ra『The Hollywood Recordings』といった今年の上半期お気に入りHip-Hopと一緒に愛聴しています。

全9曲とアルバムとしてはかなり曲数少ないですが、その分散漫な印象がなくていいかも?

全曲紹介しときやす。

「The Show」
ソウルフルなトラックとTalib Kweliのフロウが実にコンパクトにまとまっていマス。2分半に満たない曲ですが充実感ありますね。

「Funny Money」
フルートのループが気持ちいいファンキー・トラックがカッチョ良い。アルバムで一番好きかも?

「Time is Right」
女性ボーカルが印象的なトラックをバックに、Talibのフロウが推進力を持ってグイグイ引っ張ってくれマス。Kenny Loggins「Lady Luck」ネタ。

「Engine Running」
本ブログでも紹介した苦節10年のメジャーデビュー・アルバム『Don't Quit Your Day Job!』を今年発表したConsequenceをフィーチャー。ConsequenceとTalibが交錯する2つのストーリーを見事なフロウで聴かせてくれマス

「Over the Counter」
Talibの次々とたたみかけるフロウが迫力十分の1曲。

「The Function」
Strong Arm Steadyをフィーチャー。

「Happy Home」
女性Candice Andersonをフィーチャーしたソウルフルでハッピーなトラックが僕好みですね。「Funny Money」と並ぶお気に入り曲。

「Soul Music」
Resをフィーチャーした近未来的でミステリアスなトラックが印象的ですね。Sa-Raあたりと一緒に聴くといいカンジかも?

「What Can I Do」
この曲こそ「Soul Music」ってカンジですね。なかなか凝ったソウルフルなトラックがグッド!

フリー・ダウンロードできた人が羨ましいですね。
でも、対価支払っても手に入れる価値のある作品だと思います。
posted by ez at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする