発表年:1981年
ez的ジャンル:B級アーバン・ソウル/ファンク
気分は... :今のままでは五輪は難しいのでは...
昨日はサッカー日本代表の試合が3連発!
フル代表、五輪代表、U-17と3試合連発でしたが日本サッカー界の未来に不安を抱かざるを得ない1日になりましたね。
フル代表はコンディション不良のカメルーンに勝ちはしましたが大した収穫はナシ。やはり海外組が入らないと二回りくらいスケールが小さいチームに思えてしまいマス。
五輪代表は格下のベトナムにホームで1対0の辛勝。
正直お話になりませんね。とにかくひ弱さばかりが目立つ。
今のままでは五輪切符は難しい気がしますね。
それに比べるとU-17は優勝候補ナイジェリアに0対3の大敗を喫しましたが、まだ希望が持てたかなぁ。僕には負けても前を向く姿勢が感じられ、意味のある大敗のように思えました。
今日はメロウな気分なので、AOR系のアーバン・ソウル/ファンクを...
ということで、謎のグループFuture Flightの唯一のアルバム『Future Flight』(1981年)です。
CD化されるまで長い間レア・アイテムとして扱われていた作品ですね。
僕がFuture Flightについて知っていることは、Sy Jeffries、David Swanson、Brynwood Tanner、Anthony Patlerの4人組で、本作『Future Flight』が唯一のアルバムで、プロデューサーがLamont Dozierであるということのみ。
やっぱり注目はプロデューサーがLamont Dozierという点ですかね。
Lamont Dozierと言えば、Supremes、Miracles、Four Tops、Temptations、Martha Reeves & The Vandellas等モータウンの看板グループの代表曲を数多く手掛けた無敵のソングライティング・トリオH-D-Hの一人ですよね。
そんな彼が全面バックアップしている作品が本作『Future Flight』...
なんて書いていたら、前にも本ブログで同じようなことを書いたことに気がつきまシタ。
そうだZingaraもLamont Dozierの全面プロデュースだった!
そう、本ブログで紹介したZingara『Zingara』も本作と同じ時期に発売された幻のアーバン・ソウル作品でしたね。
この時期にこうした作品を次々と送り出したLamont Dozierの動きの背景には何かあるんですかね?
さて本作『Future Flight』ですが、R&B/ソウル/ファンク好きの方向けの(いい意味での)B級ファンクと、AOR好きの方向けのメロウ・チューンがブレンドしたアルバムですね。
全体としては夏の終わりにピッタリな雰囲気の作品なのでは?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Hip-Notic Lady」
本作を幻の名盤と言わしめているのは、この曲が収録されているからかもしれませんね。キャッチーなメロディ、スウィートなボーカル&コーラス、AOR寄りのコンテンポラリーなアレンジ...まさにアーバン・メロウの傑作ですね。特にAORファンはヨダレものなのでは?
「Walk, Don't Run」
「24 Hour Service」
ライト感覚で気持ちいいB級ファンク・チューン2曲。このB級が何とも大好きですね。どファンクしすぎていないところがいいですね。特に「24 Hour Service」あたりがB級ファンク好きにはたまらんミッド・グルーヴですね。
「You Should've Been There」
これはAORテイストのメロウ・チューン。スウィートなファルセット・ヴォイスがなかなかいいカンジですね。
「Red Light Row」
ファンキー度でいえばこの曲が一番かもしれませんね。暑苦しくなりすぎず、スマートに仕上がっているのがこのグループらしさかもしれませんね。
「Let Me Love You Where It Hurts」
メロウ好きにはたまらない1曲。去り行く夏を惜しんでといった雰囲気がピッタリだと思います。
「Foolish Things」
フュージョン・テイストのライト・グルーヴ。哀愁ムードもあっていいですね。AOR好きの人にオススメですね。
「Dues」
小気味良いダンス・チューン。なかなかアレンジが洒落ていて好きですね。
「Nite People Prelude/Nite People」
アーバン・ナイトにピッタリなミッド・グルーヴ。個人的には「Hip-Notic Lady」と並ぶお気に入り曲です。
こういったB級感漂うアルバムは大好きですね。