2007年08月24日

Future Flight『Future Flight』

Lamont Dozierプロデュースの謎のグループ☆Future Flight『Future Flight』

発表年:1981年
ez的ジャンル:B級アーバン・ソウル/ファンク
気分は... :今のままでは五輪は難しいのでは...

昨日はサッカー日本代表の試合が3連発!
フル代表、五輪代表、U-17と3試合連発でしたが日本サッカー界の未来に不安を抱かざるを得ない1日になりましたね。

フル代表はコンディション不良のカメルーンに勝ちはしましたが大した収穫はナシ。やはり海外組が入らないと二回りくらいスケールが小さいチームに思えてしまいマス。

五輪代表は格下のベトナムにホームで1対0の辛勝。
正直お話になりませんね。とにかくひ弱さばかりが目立つ。
今のままでは五輪切符は難しい気がしますね。

それに比べるとU-17は優勝候補ナイジェリアに0対3の大敗を喫しましたが、まだ希望が持てたかなぁ。僕には負けても前を向く姿勢が感じられ、意味のある大敗のように思えました。

今日はメロウな気分なので、AOR系のアーバン・ソウル/ファンクを...

ということで、謎のグループFuture Flightの唯一のアルバム『Future Flight』(1981年)です。
CD化されるまで長い間レア・アイテムとして扱われていた作品ですね。

僕がFuture Flightについて知っていることは、Sy Jeffries、David Swanson、Brynwood Tanner、Anthony Patlerの4人組で、本作『Future Flight』が唯一のアルバムで、プロデューサーがLamont Dozierであるということのみ。

やっぱり注目はプロデューサーがLamont Dozierという点ですかね。

Lamont Dozierと言えば、Supremes、Miracles、Four Tops、Temptations、Martha Reeves & The Vandellas等モータウンの看板グループの代表曲を数多く手掛けた無敵のソングライティング・トリオH-D-Hの一人ですよね。

そんな彼が全面バックアップしている作品が本作『Future Flight』...
なんて書いていたら、前にも本ブログで同じようなことを書いたことに気がつきまシタ。
そうだZingaraもLamont Dozierの全面プロデュースだった!

そう、本ブログで紹介したZingara『Zingara』も本作と同じ時期に発売された幻のアーバン・ソウル作品でしたね。
この時期にこうした作品を次々と送り出したLamont Dozierの動きの背景には何かあるんですかね?

さて本作『Future Flight』ですが、R&B/ソウル/ファンク好きの方向けの(いい意味での)B級ファンクと、AOR好きの方向けのメロウ・チューンがブレンドしたアルバムですね。

全体としては夏の終わりにピッタリな雰囲気の作品なのでは?

オススメ曲を紹介しときやす。

「Hip-Notic Lady」
本作を幻の名盤と言わしめているのは、この曲が収録されているからかもしれませんね。キャッチーなメロディ、スウィートなボーカル&コーラス、AOR寄りのコンテンポラリーなアレンジ...まさにアーバン・メロウの傑作ですね。特にAORファンはヨダレものなのでは?

「Walk, Don't Run」
「24 Hour Service」
ライト感覚で気持ちいいB級ファンク・チューン2曲。このB級が何とも大好きですね。どファンクしすぎていないところがいいですね。特に「24 Hour Service」あたりがB級ファンク好きにはたまらんミッド・グルーヴですね。

「You Should've Been There」
これはAORテイストのメロウ・チューン。スウィートなファルセット・ヴォイスがなかなかいいカンジですね。

「Red Light Row」
ファンキー度でいえばこの曲が一番かもしれませんね。暑苦しくなりすぎず、スマートに仕上がっているのがこのグループらしさかもしれませんね。

「Let Me Love You Where It Hurts」
メロウ好きにはたまらない1曲。去り行く夏を惜しんでといった雰囲気がピッタリだと思います。

「Foolish Things」
フュージョン・テイストのライト・グルーヴ。哀愁ムードもあっていいですね。AOR好きの人にオススメですね。

「Dues」
小気味良いダンス・チューン。なかなかアレンジが洒落ていて好きですね。

「Nite People Prelude/Nite People」
アーバン・ナイトにピッタリなミッド・グルーヴ。個人的には「Hip-Notic Lady」と並ぶお気に入り曲です。

こういったB級感漂うアルバムは大好きですね。
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする