2007年12月24日

CeCe Winans『Alabaster Box』

イヴの夜は神聖な気持ちでゴスペルに耳を傾ける...☆CeCe Winans『Alabaster Box』
Alabaster Box
発表年:1999年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル
気分は... :メリー・クリスマス!

昨日も触れたサッカーのクラシコ「バルセロナ対レアル・マドリード」の話題から書きたいと思います。

戦前の予想に反して、ロナウジーニョ、デコはしっかり先発でした。前半は、レアルのペースでしたね。僕の嫌な予感が的中し、バティスタのゴールで先制されてしまいました。バルサはボールは保持するもののイマイチ有効な崩しになっていなかった気がします。特に、ロナウジーニョ、イニエスタが殆ど機能していなかったですね。

後半に入り、ドス・サントス、ボージャンと攻撃陣を投入しますが状況は変わらず、大した見せ場もないままカンプノウで完敗というバルサにとって屈辱的な結果に終わってしまいました。残念!

レアルのカウンター中心の試合運びにバルサがまんまと引っ掛かったという感じでしたね。カンナバーロ、ぺぺのDF陣が完璧でした。特にカンナバーロの凄さを改めて感じた一戦でしたね。

バルサ・ファンとしては消化不良のまま試合が終わってしまった感じですねぇ。

こんなイヴの日にはやっぱりゴスペルを聴いてホーリーな気持ちになりましょう(笑)

ということで、CeCe Winans『Alabaster Box』(1999年)をセレクト。

CeCe Winans(本名Priscilla Winans )は、父Pop、母Momを両親に持つ有名なゴスペル・ファミリーWinans一家の長女(でも10人兄弟の8番目)として1964年デトロイトで生まれました。

Winans一家と言えば、次男Ronald、三男Carvin、四男Marvin、五男Michaelの四人が結成したThe Winansをはじめ一家の多くがゴスペル界で活躍していますね。

また、R&Bファンには2004年の大ヒット・シングル「I Don't Wanna Know」(P. Diddyをフィーチャー)を放ったMario Winansがお馴染みかもしれませんね。Marioは四男Marvin Winansの元妻Vickieの息子さんです。

そんな中で、CeCeは七男BeBeと組んだ兄妹デュオBeBe & CeCe Winansとして1987年デビューし、兄弟の中で最も商業的な成功を収めました。その後1995年からソロに転じ、今日までコンスタントな活動を続けています。

今回紹介する『Alabaster Box』(1999年)は、『Alone In His Presence』(1995年)、『Everlasting Love』(1998年)に続くソロ第3作となるアルバムです。また、本作はCeCe自身が立ち上げたレーベルWellSpring Gospel(その後PureSprings Gospel)の第1弾アルバムでもあります。

コンテンポラリー・ゴスペル作品ですが、全体としては神聖なムードが歌詞のみならず、サウンドにも反映された非常にホーリーなアルバムです。

CeCe自身に加え、Fred Hammond、Christopher Harris、Cedric Caldwell/Victor Caldwell等がプロデュースを務めています。

オススメ曲を紹介しときやす。

「King of Kings (He's a Wonder)」
シングル曲にもなったポップな仕上がりの1曲。コーラス隊と一緒にみんなで大合唱すると盛り上がる雰囲気のコンテンポラリー・ゴスペルらしい1曲です。

「It Wasn't Easy」
この曲もシングルになりました。CeCeの歌が聴き手を優しく包んでくれるイヴにぴったりな1曲です。

「Alabaster Box」
タイトル曲は、新約聖書中福音書に登場するマグダラのマリア(雪花石膏の香油壺=Alabaster Boxを手にする姿で知られていますね)について歌ったものです。

「Comforter」
僕の一番のお気に入り曲。聖なる夜に敬虔な気持ちになるにはピッタリの1曲です。さらにこの曲にはスペシャルなコーラス隊としてBrooklyn Tabernacle Choirが参加し、感動的なコーラスを聴かせてくれます。

辛かったことや、苦しかったことがあったとしても、きっとあなたには慰めてくれる人がいる...そんな希望が湧いてきます!

Brooklyn Tabernacle Choirも大好きなゴスペル・コーラス・グループです。実は今日紹介するアルバムも本作かBrooklyn Tabernacle Choir『High & Lifted Up』(1999年)のどちらにするか最後まで迷っていました。『High & Lifted Up』は改めて紹介しますね。

「Love of My Heart」
アルバム中最も軽快でリズミックなミッド・グルーヴです。この曲ならば、あまりゴスペルを意識せずに聴くことができます。

「Without Love」
「Comforter」と並ぶお気に入り。なかなかのメロウ・チューンに仕上がっています。
♪Love is the key(It's the greatest gift)♪
♪Love is the key(If forgive all things)♪
やっぱり愛がなくっちゃね!

「He's Not on His Knees Yet」
荘厳なゴスペルらしい1曲です。ただただ素晴らしいCeCeのヴォーカルと美しいストリングスに聴き入ってしまいます。

「One and the Same」
ア・カペラ・グループのTake 6がゲスト参加しています。シングルにもなりました。Take 6の清らかで美しいコーラスをバックに、CeCeが高らかに神への感謝を歌い上げます。

「Higher Place of Praise」
アコースティックな仕上がりが心地良いR&Bテイストの楽曲です。アコースティック・ソウルが好きな人は気に入ると思います。

「Blessed, Broken & Given」
敬虔なゴスペル・ソング。神に感謝し、神に祝福されるように祈りましょう!

個人的にはWinansのメンバーの子供たちが結成したグループWinans Phase 2のアルバム『We Got Next』(1999年)もオススメ!Bee Geesの全米No.1ヒット「Too Much Heaven」のカヴァーが超お気に入りです。
posted by ez at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする