2008年01月26日

Faith Evans『Faith』

Bad Boyのファースト・レディ、記念すべきデビュー・アルバム☆Faith Evans『Faith』

発表年:1995年
ez的ジャンル:ウエット系女性R&B
気分は... :この切なさがいいねっ!

今日は切ないモードの90年代女性R&Bが聴きたい気分!

切ないウエット・ヴォーカルというば彼女しかいないでしょ!
ということで、Bad Boyの“ファースト・レディ”Faith Evansの2回目の登場です。

前回は2ndアルバム『Keep The Faith』に続き紹介するのは、デビュー・アルバム『Faith』(1995年)です。

『Keep The Faith』の記事でも書きましたが、僕は長らくFaith Evansというアーティストを聴かずじまいでした。Puffy(Diddy)やBiggieといった彼女に関連する人物たちのゴシップ・ネタのようなものに良いイメージを持っていなかったのが最大の理由なのですが。

なので、アーティストFaith Evansをきちんと聴くようになったのは、デビューからかなり年数が経ってからです。そんな不当な理由で聴かなかったことへの懺悔の念からか、ここ数年Faith Evansの作品を結構聴いている気がします。

どの作品も悪くはないと思いますが、個人的にはデビュー・アルバム『Faith』、2nd『Keep The Faith』という最初の2枚を聴く頻度が多いですね。

Faith Evansの魅力って、“雨のような”とも称された切ないモード全開のウエット・ヴォーカルにあると思うのですが、そんな彼女の魅力をうまく引き出した作品が前述の2枚だと思います。

僕の中では、2nd『Keep The Faith』がダントツだったのですが、最近このデビュー・アルバムも猛追しているってカンジですかね。

先に述べたようにSean "Puffy" Combs(現Diddy)に対してあまり良い印象がないせいで、彼が設立したBad Boy Recordsに対しても同様のイメージがある僕ですが、本作やa href="http://eastzono.seesaa.net/article/34378744.html">『Keep The Faith』を聴くと、Bad Boy Recordsも捨てたもんじゃないと見直してしまいます(笑)

サウンドについては、大半の曲をプロデュースによるChucky Thompsonのセンスに拠る所が大きいのでしょうね。あとは僕がアルバムで一番好きな「Fallin' In Love」のプロデュースを手掛けたTrackmasters(ここではJean-Claude "Poke" Olivier、Timothy "Tyme" Rileyの二人)の良い仕事ぶりも印象的ですね。

あとはカヴァー1曲を除き全曲を書いたFaith Evansのソングライティング能力も賞賛すべきですね。

オススメ曲を紹介しときやす。

「No Other Love」
プロローグ的な「Faith Interlude」に続き、このミッド・チューンでアルバムは幕を開けます。クールな仕上がりが印象的です。Isaac Hayes「Walk On By」ネタ。

「Fallin' In Love」
個人的にはアルバムで一番好きな曲。本アルバムを聴く時はまず最初にこの曲を聴きますね。Patrice Rushen「Remind Me」ネタのメロウ・グルーヴです。メロウなんですけど、Faithらしいウエットな感じが大好きです。前述のようにTrackmastersのプロデュースです。ソングライティングには、Mary J. BligeGordon Chambersの名もクレジットされています。

「Ain't Nobody」
アルバムからの3rdシングル。哀愁メロウなHip-Hop Soulに仕上がっています。Hip-Hop好きの方はQueen Latifahをフィーチャーリミックスも見逃せませんね。

「Love Don't Live Here Anymore」
Mary J. Bligeとのデュエット。その女性R&Bを牽引するR&Bクイーンとファースト・レディの共演というだけで大満足という感じですね。この曲のオリジナルはRose Royceです。Madonnaもカヴァーしていますね。

「Come Over」
アルバムからの4thシングル。胸キュンのスロウ・チューン。Chucky Thompsonが作り出す切ないムード満点のサウンドがFaithのヴォーカルと実にマッチしていると思います。

「Soon As I Get Home」
2ndシングル。全米R&Bチャート第3位まで上昇しました。この曲も切なさモード全開の名スロウですね。メロメロ好きの僕にとってはど真ん中な曲ですね。Aaron Hallをフィーチャーしたリミックスをいいですよいね。

「All This Love」
憂いを持ったスロウ。「Come Over」〜「Soon As I Get Home」〜「All This Love」と続くスロウ3連発の流れが、かなり好きですね。

「You Used To Love Me」
記念すべきデビュー・シングル。全米R&Bチャート第4位のヒットとなりました。Chucky Thompsonによるサイコーにカッチョ良いトラックにのっかって♪I remember the way, you used to love me〜♪とFaithのヴォーカルが聴こえてきた途端にゾクゾクってしますね。こんな名曲をリアルタイムの時にスルーしてしまったことを重ね重ね後悔しますね。

「Give It To Me」
Tyrone Davis「In The Mood」ネタの哀愁モードHip-Hop Soul。90年代Hip-Hop Soulならではのグルーヴ感が実に心地良いですね。

「You Don't Understand」
「Don't Be Afraid」
後半に配されているせいか地味な存在の2曲ですが、なかなかグッドな仕上がりのスロウ2曲。特に「Don't Be Afraid」は、かなりお気に入りの美メロ・スロウです。

「Reasons」
水滴のようなリズムが印象的なボーナス・トラック。この美しいスロウ・チューンを聴きながら、アルバムの余韻を楽しみましょう。

このジャケのFaithの眼差しはたまりませんなぁ。
秒殺されてしまいそう(笑)
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2008年01月24日

The Byrds『Ballad Of Easy Rider』

Byrds作品の中では地味な扱いだけど、なかなかの充実作!☆The Byrds『Ballad Of Easy Rider』
Ballad of Easy Rider
発表年:1969年
ez的ジャンル:Byrds風カントリー・ロック
気分は... :後回しにしないでね!

The Byrdsは4回目の紹介になります。

『Younger Than Yesterday』(1967年)、『Mr. Tambourine Man 』(1965年)、『Fifth Dimension』(1966年)に続き紹介するのは、1969年リリースの『Ballad Of Easy Rider』です。

数あるByrds作品の中でも地味な扱いのアルバムの1つかもしれませんね。

僕も他のByrds作品と比較して特別好きという自覚はないのですが、気付くと手にしていることが多いアルバムですね。気軽に聴けるアルバムというカンジなのかもしれません。

『Sweetheart of the Rodeo』(1968年)、『Dr. Byrds & Mr. Hyde』(1969年)と共に、カントリー・ロック時代の作品と位置づけられることが多い作品ですが、個人的には評価の高い次作『(Untitled)』(1970年)への助走的なアルバムという位置づけで聴いています。

正直、『Sweetheart of the Rodeo』は大の苦手です。僕の場合、カントリー自体が嫌いという訳ではないのですが、カントリーのイモ臭い雰囲気が際立つものはNGってカンジですかね。そのように見た場合、『Sweetheart of the Rodeo』はイモ臭さ全開というカンジでダメなんですよね。Gram Parsonsとの相性が悪いのかもしません。

それと比較すると、本作『Ballad Of Easy Rider』にはそういったイモ臭さは全く感じられず、僕がカントリー・ロックに求める土臭いタルさやリリシズムを堪能できる作品に仕上がっている気がします。

『Ballad Of Easy Rider』は、アメリカン・ニューシネマを代表する映画『イージー・ライダー(Easy Rider)』へ提供したタイトル曲(Roger McGuinn名義)が評判となり、その勢いで制作されたアルバムです。

本作におけるメンバーはRoger McGuinn(g、vo)、Clarence White(g、vo) 、John York(b、vo)、Gene Parsons(ds、vo)の4人。メンバー間のゴタゴタが多いグループですが、出来上がりはメンバーそれぞれの個性がバランス良くアルバムに反映されている気がします。特に、Clarence Whiteのギターが冴えていますね。

あとは初期Byrdsサウンドを支えたTerry Melcherがプロデューサーとして復帰し、Byrdsらしいカントリー・ロックづくりに貢献しています。僕がこのアルバムに惹かれるのも、このあたりが影響しているのかもしれません。

Byrdsは魅力的なアルバムが多いので、後回しになりがちですが、決して見逃すことのできないアルバムだと思います。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Ballad of Easy Rider」
前述の映画『Easy Rider』提供曲をByrdsとして再録したものです。昔ながらのByrdsファンが喜ぶフォーク・ロックですよね。ここでは美しいストリングスを取り入れ、より感動的に仕上げています。なお、本曲の歌詞の一部はBob Dylanからイスパイアされたものです。

「Fido」
John York作品。アーシーな味わいの僕好みの作品です。Gene Parsonのドラム・ソロがByrdsらしくなくて逆に印象的ですね。

「Oil in My Lamp」
Gene Parsons/Clarence White作品。Clarence Whiteが初めてリード・ヴォーカルをとった作品らしいですね。この少し重めのたるい感じがいいですね。

「Tulsa County」
Pamela Polland作品。June Carterのレパートリー知られていたようです。Clarence Whiteのギターが味わい深いですよね。僕が苦手なカントリーの一歩手前寸止め状態なのが絶妙です(笑)

「Jesus Is Just Alright」
Doobie Brotherのヴァージョン(アルバム『Toulouse Street』収録)で有名なThe Art Reynolds Singersのカヴァー。Doobiesヴァージョンを聴いた後に、本ヴァージョンを聴くとさすがに分が悪いですが、それでもこのゴスペル・タッチの仕上がりは大好きです。

「It's All Over Now, Baby Blue」
Byrdsお馴染みのBob Dylan作品のカヴァー。本ブログでも紹介した『Bringing It All Back Home』収録の名曲の再カヴァーです。アルバム全体の雰囲気にマッチしたテンポを落としたレイジーな仕上がりがいいですね。Clarence Whiteのギターがグッドです。

「There Must Be Someone (I Can Turn To)」
Gosdin Brothersのカヴァー。Clarence WhiteとGene ParsonsはGosdin Brothersのオリジナルの録音にも参加しており、二人のこの曲への思い入れが伝わってくる素晴らしい仕上がりとなっています。曲自体は奥さんに逃げられてしまった寂しい男の歌ですが、その寂しいムードが見事に表現されています。

「Gunga Din」
Gene Parsons作品。個人的にはアルバムで一番好きな曲。ギターの音色の美しさに酔いしれると同時に、突き抜けていくような疾走感がいいですよね。一人旅をしながら聴くとピッタリって感じですね。

「Armstrong, Aldrin and Collins」
タイトルの通り、月面着陸に成功したアポロ11号の宇宙飛行士を称えた1曲。そういう時代だったんですね。

スペースがないので省略しますが、ボーナス・トラックもかなり充実しています。
posted by ez at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

Gary Bartz Ntu Troop『Juju Street Songs/Follow The Medicine Man』

クラブ系リスナーにも人気のレア・グルーヴ/スピリチュアル・ジャズ☆Gary Bartz Ntu Troop『Juju Street Songs/Follow The Medicine Man』
Juju Street Songs
発表年:1972年、1972年
ez的ジャンル:アフリカ回帰系スピリチュアル・ジャズ
気分は... :人の良さそうなヒヒ顔が好きです!

今回はクラブ系リスナーにも人気のサックス奏者Gary Bartzの紹介です。

Gary Bartzは1940年ボルチモア生まれのジャズ・サックス奏者。Max Roach、Art BlakeyMcCoy TynerPharoah Sanders等との共演を経て、70年代初めには帝王Miles Davisのグループにも参加し、『Live Evil』等でその演奏を聴くことができます。さらには自身のグループNtu Troopを率いて、アフリカ回帰のブラック・ミュージック的なアルバムをリリースしています。

僕の中でのGary Bartzは、Miles Davis『Live Evil』、Ntu Troop名義の『Taifa』(1970年)、『Uhuru』(1971年)、『Juju Street Songs』(1972年)、『Follow The Medicine Man』(1973年)という5枚の印象が全てです。実際に持っているのも上記5枚のみです(Ntu Troop名義のものは実質は2in1によるCD2枚です)。

今日紹介するのは『Juju Street Songs』(1972年)と『Follow The Medicine Man』(1973年)の2in1CDです。本当は『Taifa』(1970年)と『Uhuru』(1971年)の2in1の方を紹介したかったのですが、Amazonでの扱いがないのでコチラにしました。

『Juju Street Songs』は、Leon WareStevie Wonderといったソウル作品のカヴァー2曲とスピリチュアルな演奏の3曲の5曲構成です。個人的にはアフリカン・スピリチュアル・ジャズな後半3曲が気に入っています。

『Follow The Medicine Man』は、Stylisticsのカヴァー、ジャズ・ファンク、スピリチュアル・ジャズと聴き応え十分の6曲です(オリジナルは7曲ですが2in1では6曲になっています)。

僕にとっては、この人本来のアフリカ回帰的スピリチュアルな魅力と、レア・グルーヴ的な魅力、ニューソウルの動きにも呼応したアプローチの魅力などが重なって、お気に入りなのかもしれません。

インパクトのあるビジュアルの割には、人の良さそうな顔していますからね(笑)そういった人柄も音に反映しているにでは?

本当は自分の顔をヒヒに模した『Follow The Medicine Man』のジャケがサイコーなのですが!

全曲紹介しときやす。

「I Wanna Be Where You Are」
Leon Ware作によるMichael Jacksonのシングル・ヒットのカヴァー。10分を超える長尺演奏の中でポップあり、フリーキーあり、グルーヴィーあり、スピリチュアルありといった感じで、いろいろ楽しめる1曲になっています。

「Black Maybe」
Syreetaのカヴァー(Stevie Wonder作)。Andy Beyのヴォーカルをフィーチャーしたブルージーな仕上がりです。

そう言えば、Commonが昨年リリースしたアルバム『Finding Forever』に収録されていた「U, Black Maybe」Syreeta「Black Maybe」にインスパイアされた曲でしたね。

「Bertha Baptist」
ここから3曲はアフリカ回帰路線の演奏が続きます。この曲はアフリカン・テイストですが、Andy Beyのエレピを中心にブラック・ムービー・サントラにハマリそうな雰囲気もありますよね。

「Africans Unite」
アフリカンなスピリチュアル・ジャズって感じですね。『Juju Street Song』の中ではこの曲が一番好きです!各種パーカッション類の鳴り具合がいいですな。Pharoah Sandersあたりと一緒に聴きたくなります。

「Teheran」
この曲もスピリチュアル・ジャズですね。3曲の中では一番スピリチュアル度が高いかもしれませんね。タイトルの通り中東のエキゾチックなムードが漂います。

ここまでが『Juju Street Song』の収録曲です。

「Sifa Zote」
ここからは『Follow The Medicine Man』収録曲です。このオープニングはスリリングなジャズ・グルーヴが堪能できます。クラブ・ジャズ好きの人は気に入る曲なのでは?Andy Beyのエレピがいいですね。

「Whasaname」
フリーキーなGary Bartzのサックスを堪能できるファンク・チューン。Stafford Jamesのベースラインが印象的ですね。

「Betcha by Golly, Wow」
Stylisticsのヒット曲カヴァー。僕の場合、この曲のカヴァーと言えば、Norman Connorsのヴァージョン(アルバム『You Are My Starship』収録)の印象が強いのですが。本ヴァージョンはかなりスピリチュアルな雰囲気も漂う仕上がりになっています。

「Dr. Follow's Dance」
クラブ系リスナーに人気のジャズ・ファンク・チューン。単純にカッチョ良さで言えば、この曲が一番かもしれませんね。もっと長尺で聴きたいですね。

「Standin' on the Corner」
Gary Bartz自身がヴォーカルをとるミッド・グルーヴ。ヴォーカルはAndy Beyに任せた方が良かったような気がします(笑)

「Sing Me a Song Today」
ミステリアスかつエキゾチックな魅力に溢れたジャズ・ファンク・チューン。エレクトリック・マイルス時代のMiles Davisがお好きな人は気に入る1曲だと思います。

オリジナルの『Follow The Medicine Man』には、もう1曲「Eloiles des Neiges」が収録されているのですが、本2in1には未収録になっています。
posted by ez at 02:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

Patrice Rushen『Posh』

このアルバムで一緒におしゃれせんかぁ(笑)☆Patrice Rushen『Posh』
Posh
発表年:1980年
ez的ジャンル:フュージョン系ダンサブルR&B/ファンク
気分は... :ファーヴ無念!

ファーヴはスーパーボウルを前に無念の敗退!

今日はこの話題からですね。
昨日も触れたNFLのカンファレンス・チャンピオンシップですが、AFCはペイトリオッツ、NFCはジャイアンツが勝利し、2月4日(日本時間)にスーパーボウルでNo.1を争います。

それにしてもパッカーズとそのQBファーヴの敗退は残念ですねぇ。
とは言え、昨日のゲーム内容では勝てないでしょうね。
特に、勝負所の最終第4Qの攻撃陣は今季最悪だったかもしれませんね。
う〜ん、釈然としないなぁ!

ポストシーズンが始まる前にジャイアンツがスーパーボウル進出することを予想した人は皆無だったのでは?

個人的には、ジャイアンツはQBがイーライ・マイング(昨年スーパーボウルを制覇したペイトン・マニングの弟)である限り、頂点を極めることはないと思っていたのですが、このプレーオフ3試合で化けたかもしれませんね。マニング以外はタレントが揃っているので、マニングがこの調子を維持すれば、全勝ペイトリオッツといい勝負が出来るかもしれませんね。

まぁ、スーパーボウルは片方のチームに肩入れすることなく、純粋に一大イベントを楽しみたいと思います。当時は仕事で生中継も観れないし、ちょうどいいかな(笑)

さて、今回は若い世代のリスナーからも人気のキーボード奏者/シンガー/コンポーザーPatrice Rushenの久々の登場です。

前回は「Remind Me」「Forget Me Nots」というサンプリング・ネタ等でお馴染みの人気2曲を含む『Straight From The Heart』(1982年)を紹介しましたが、今回はその1作前のアルバム『Posh』(1980年)です。

『Straight From The Heart』の邦題は『ハート泥棒』という名(迷)タイトルでしたが、『Posh』の邦題も『おしゃれ専科』と一歩も引けをとりません(笑)

元々はジャズ畑のキーボード奏者の人ですが、僕の中ではElektra時代のR&B/ファンクを取り入れ、ヴォーカルを大幅に取り入れたダンサブル路線の印象しかないですね。なのでPatrice Rushenに対してジャズの人ってイメージが殆どありません。

僕はこの人のプリティな声質が好きなんですよねぇ!

本作『Posh』はElektraでの3枚目のアルバムとなります。「Remind Me」「Forget Me Nots」のような目玉には欠けるかもしれませんが、トータルとしてはなかなかの出来だと思います。

共同プロデューサーに名を連ねているCharles Mims Jr.(key)以下、David T. Walker(g)、Paul Jackson Jr.(g)、Freddie Washington(b)、James Gadson(ds)、Leon 'Nduge' Chancler(ds) 等がバックを務めています。

全曲紹介しときヤス。

「Never Gonna Give You Up (Wont Let You Be) 」
本作のハイライト曲はこれでしょうね。ファンキーかつ軽やかなダンス・チューンは当時のディスコでも人気だったようですね。

Patriceと共に本曲を共作しているFreddie Washingtonのベースがカッチョ良いですね。David T. Walker、Paul Jackson Jr. によるカッティング・ギターもグッドです。
*1/23追記
当初この曲の男性ヴォーカルはJames Ingramと書いていましたが、これについては諸説あるようなので、この部分はカットしておきました。

「Don't Blame Me」
この曲はアーバン・ファンクなミッド・グルーヴですね。後半のPatrice自身によるエレピ・ソロも印象的ですね。

「Look Up」
シングルとしてR&Bチャート第13位のスマッシュ・ヒットとなりました。ブラジリアン・フレイヴァーのライト・ファンクになっています。ホーン・セクションがいいですよね。個人的にはGeorge Duke「Shine On」あたりと一緒に聴きたくなりますっ!

「I Need Your Love」
「Remind Me」好きの人が喜びそうなメロウ・チューン。この手のメロウ・チューンにPatriceのプリティ・ヴォイスが合うんですよね。フリューゲルホルンのソロもロマンティック・ムードを盛り上げてくれます。

「Time Will Tell」
「Look Up」と同路線の元気一杯のダンス・チューンです。エクササイズのBGMにピッタリって感じですよねぇ。

「The Dream」
ストリングスも入ったしっとりムードの仕上がりです。

「The Funk Wont Let You Down」
この曲はストレート・ファンクですね。ファンクのりのカッチョ良さではアルバムズ随一かも?骨太感が良い感じです。

「This Is All I Really Know」
サンプリング・ネタにもなっているメロウ・チューン。切ないムードがたまりません。

邦題の『おしゃれ専科』ってダジャレだったのでしょうか???
それじゃ、売れんわなぁ(笑)
posted by ez at 05:33| Comment(4) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

Smashing Pumpkins『Siamese Dream』

90年代を代表するオルタナ・ロック・バンドのブレイク作☆Smashing Pumpkins『Siamese Dream』
Siamese Dream
発表年:1993年
ez的ジャンル:ザ・オルタナ・ロック
気分は... :ショーパンも好きだけど、スマパンもいいね!

今日はハードなロック・サウンドが聴きたい気分!

僕の場合、70年代、80年代のハードロックの類は殆ど聴かないので、こういう時のセレクトは90年代のオルタナ/グランジ系になることが多くなります!

ということで、スマパンの愛称でお馴染みのロック・グループSmashing Pumpkinsです。

Smashing Pumpkinsは、リーダーのBilly Corgan(vo、g)を中心に1988年シカゴで結成されたグループ。その後、日系人のJames Iha(g)、紅一点のD'Arcy Wretzky(b)、Jimmy Chamberlin(ds) を加えた最強ラインナップが揃います。

1990年に2枚のシングルをリリースした後、Virginとのメジャー契約に成功し、1991年にデビュー・アルバム『Gish』を発表します。1993年の2ndアルバム『Siamese Dream』でブレイクし、1995年の3rdアルバム『Mellon Collie and the Infinite Sadness』の大ヒットでオルタナティブ・ロックを代表するバンドの地位を不動のものとします。

しかし、1996年のJimmy Chamberlin脱退(解雇)を境にバンドの歯車は狂いはじめ、2000年のフェアウェル・アルバム『Machina/The Machines of God 』を以ってグループは解散しました。

90年代の僕はロック離れが進みR&B/Hip-Hop、ハウス/クラブ系の新譜購入に夢中だったため、オルタナ/グランジ系の分野にのめり込んだことはありませんでした。

それでも、Nirvana『Nevermind』(1991年)のインパクトは大きく、『Nevermind』以前と以降でアメリカン・ロックの流れが大きく変わったという認識はありました。

『Nevermind』以降の90年代アメリカン・ロックの中で、ロック離れが進んだ僕が最もロック的なカッチョ良さを感じたのがSmashing Pumpkinsでした。

90年代らしい空気を漂わせたハードかつメロディアスなサウンドは、一過性の勢いではない音楽的な完成度の高さを感じましたね。Billy Corganのソングライティング能力の高さと、それを具現化するメンバーの演奏力の高さがうまく噛みあったグループという気がします。

Billy Corganのヴォーカルは好き嫌いがはっきり分かれますが、僕はこの個性的なヴォーカルがあるからこそ、メロディアスな魅力や音楽的な幅の広がりが生まれてくる気がします。

スマパンを代表するアルバムと言えば、2nd『Siamese Dream』か3rdアルバム『Mellon Collie and the Infinite Sadness』のどちらかですよね。僕が持っているのもこの2枚のみです(あとJames Ihaのソロ『Let It Come Down』も持っています)。

今回は2nd『Siamese Dream』をセレクト。
個人的には『Mellon Collie and the Infinite Sadness』以上に聴く頻度が高いアルバムです。

ロック離れの進んだ僕でさえ、いつ聴いても名盤だと感心してしまう90年代ロックのマスターピースだと思います。もし、ロック少年だった思春期に聴いていたら、相当影響を受けていたかもしれませんね。

Billy Corganが全曲ソングライティングを手掛けています(「Soma」と「Mayonaise」はJames Ihaとの共作)。

全曲紹介しときヤス。

「Cherub Rock」
スマパンのカッチョ良さが凝縮された1曲だと思います。Jimmy ChamberlinとD'Arcyによるダイナミックなリズム、James Ihaの轟音ギター、個性的なBilly Corganのハスキー・ヴォーカル...この1曲を聴いただけでKOされてしまいました。単にハードなだけではない、メロディアスなところが魅力だと思います。

「Quiet」
この曲もハードなドライヴ感がいいですね。本来の僕の嗜好だとこの手の曲は苦手なのですが、曲に引き込まれる何かがあって一気に聴けてしまいます。ギター・ソロがカッチョ良いですね。

「Today」
シングルにもなった名曲の誉れ高い人気曲。イントロからして名曲の雰囲気がありますよね。彼ららしいハードさとナイーヴさのコントラストがいいですよね。Billy Corganがアイスクリーム屋に扮し、移動販売車を走らせるPVも印象的でしたね。

「Hummer」
この曲も完成度高いですね。アルバムの中でもかなり好きな1曲です。後半の美しくも儚いムードがたまらなく好きですね。

「Rocket」
この曲もシングル曲です。うまく表現できないけどスマパン独特の雰囲気がありますよね。Billy Corganの曲作り&ヴォーカルとJames Ihaのギター・サウンドの組み合わせがこの雰囲気を醸し出していると思うのですが。メンバー全員がギンギラギンな衣装のPVと合わせてどうぞ!

「Disarm」
スマパンの音楽性の豊かさを実感できるシングル曲。アコースティック・サウンドとスリングスを全面に出した壮大な1曲に仕上がっています。ただただひたすら

「Soma」
ただただ静かで美しい1曲。壊れそうなくらい繊細なムードがいいですよね。

「Geek U.S.A.」
「奇人U.S.A.」の邦題がインパクトあります。単純にスピード感がカッチョ良いですな。この手の曲を聴くと70年代ハード・ロックとか聴けなくなっちゃいますね(笑)

「Mayonaise」
大作ですね。Radiohead『OK Computer』あたりから感じるものと同種の何か強烈に胸に響くものがありますね。もし、僕がロック少年として聴いていたならば、この曲に相当ハマった気がしますね。

「Spaceboy」
アコースティック・ギターとメロトロンによる叙情的ムードの1曲。

「Silverfuck」
ドラマチックな構成の8分40秒を超える長尺曲。途中のブレイクには一瞬焦ります(笑)

「Sweet Sweet」
1分半強の小品。エンディング「Luna」への繋ぎ役ってカンジですね。

「Luna」
Billy Corganのソングライティング能力の高さを証明する1曲ですね。メランコリック・ムードが漂うアルバム全体の余韻を味わえるエンディングです。

只今、NFLのAFCカンファレンス・チャンピオンシップ「ペイトリオッツ対チャージャース」を観戦中。正直、興奮気味です!
今日はこの後NFCカンファレンス・チャンピオンシップ「パッカーズ対ジャイアンツ」も控えており、昼間までは興奮しっぱなしになりそうです。

結果については明日の投稿ででも触れたいと思います。
ファーヴをスーパーボウルへ!
posted by ez at 07:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする