2008年01月03日

Ultra Nate『Blue Notes in the Basement』

今年最初の1枚は90年代前半らしいハウス・ディーヴァのデビュー・アルバム☆『Blue Notes in the Basement』
Blue Notes in the Basement
発表年:1991年
ez的ジャンル:ソウルフルHouse Diva
気分は... :今年のイチオシは90年代!

今日から通常のエントリーに戻ります。

昨日も書いたように今年は少し90年代カテゴリーを充実させたいと思います。
特に90年代前半の音楽シーンに思い入れがあります。

90年代前半は、80年代後半から始まっていた音楽ジャンルの多様化・細分化が一気に加速し、今日のような音楽ジャンルのベースが確立した時代です。

僕の場合、80年代半ばからロック中心からR&B/Soul中心の音楽ライフへ移行していったのですが、90年代に入るとR&B/Soulへますますのめり込みつつ、ロックにも多少の未練があったので一応フォローし、そこへHip-Hop、ハウス、ワールド・ミュージックといった新しい音楽ジャンルの作品が加わり、さらにはAcid Jazzブームも到来して...といった具合で多方面から刺激を受けまくっていました。

加えて、それまで縁遠かったジャズ作品にも手を出すようになったり、レゲエ作品を熱心に集めたのもこの時期であり、90年代前半はまさに僕にとっての音楽ライフ黄金期だったような気がします。

ということで、今年最初の1枚は90年代前半らしいハウス・アルバムUltra Nate『Blue Notes in the Basement』(1991年)をセレクト。
新年一発目の作品としては思い切り地味ですが、本ブログらしいでしょう(笑)

僕の中でUltra Nateは、本ブログでも紹介したCrystal Waters
Ce Ce Penistonと並ぶハウス・ディーヴァというイメージがありましたね。

根本的なことを言えば、ハウスというジャンルは、家で聴く音楽ではなく(フロアで聴くべし!)、アルバム単位で聴く音楽ではなく(シングルを聴くべし!)、アーティスト単位で聴く音楽ではないのかもしれません(レーベルで聴くべし!)。

僕もハウスは基本的にシングルでゲットしていましたし、アルバムもStrictly Rhythm、III East、nervous、Madhouse、Azuli等レーベル単位のコンピ・アルバムに醍醐味を感じていました。
(ちなみに、この時期のハウス・シングルで一番好きだったのはnervousから1992年にリリースされたSandy B「Feel Like Singin'」という曲です。)

でも、一方でアーティストの顔が見えないことに、少し物足りなさを感じていたのかもしれません。そんな理由で、顔の見えるこの三人のハウス・ディーヴァのアルバムを好んで聴いていたのかも?

Ultra Nateは1968年メリーランド生まれの女性シンガー。1989年にThe Basement Boysプロデュースのシングル「It's Over Now」でデビューし、1991年には「Is It Love?/Scandal」「Rejoiceing」といった人気曲を含むデビュー・アルバム『Blue Notes in the Basement』を発表します。

その後も「Joy」「Show Me」「How Long」といったヒット・シングルを含む2nd『One Woman's Insanity』(1993年)、大ヒットしたクラシック・チューン「Free」を含む3rd『Situation: Critical』(1998年)といった作品を発表し、90年代のハウス・シーンでその名を轟かせました。

今日紹介するデビュー・アルバム『Blue Notes in the Basement』をリアルタイムで購入した人の多くは、Basement Boysプロデュースということが大きな決め手だったのでは?

ボルティモア出身のJay Steinhour、Teddy Douglas、Thommy Davisの3人から成るこのプロデュース・チームは、当時Crystal Watersの出世作「Gypsy Woman」のプロデュースで注目されていましたからね。

そんなBasement Boysのセンスが発揮されたアルバムが本作です。今時のハウス作品と比較すると完成度は落ちますが、逆にあまり作り込みすぎていないのが魅力だと思います。

タイトルやジャケの雰囲気もそうですが、全体的にブルージー&ジャジーな雰囲気が好きでした。また、アルバム全体のトータル感があって、単にダンス・チューンの寄せ集め的なアルバムになっていないところもいいですね。

Mood II Swingがプロデュースした後の大ヒット曲「Free」(1997年)あたりと比較すると、Ultra Nateのヴォーカルがパンチ不足の印象もありますが、アルバム全体の雰囲気を考慮し、バランスのとれたヴォーカルを披露していると思います。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Sands Of Time」
個人的にはこのタイトルを見ると年末の800回記念エントリーで紹介したThe S.O.S. Bandの同名アルバムを思い出してしまうのですが(笑)この曲は全然ハウスしていません。軽く彼女のヴォーカリストとしての実力を披露しているという感じですね。

「Is It Love?」
前述のようにシングルにもなりました。ジャジー・テイストのイントロからハウス・モードにスイッチする瞬間が何度聴いても好きですね。全体的に漂う哀愁感がいいですな。

「Deeper Love (Missing You)」
ハウス・ディーヴァの本領発揮といった感じの曲ですね。このアルバム・ヴァージョンはライト・タッチのスマートな仕上がりです。もっとディープなヴァージョンを聴きたい人は、シングルに収録されているLeftfieldのリミックスをどうぞ!

「You And Me Together」
Ce Ce Penistonによるクラシック「We Got a Love Thang」に似た雰囲気を持っていますよね。躍動感のある仕上がりが僕好みです。

「It's Over Now」
デビュー・シングル。ソウルフルなUltra Nateのヴォーカルとサックスのジャジー・テイストのトラックの相性がいいですね。

「Scandal」
「Is It Love?」とのカップリングでシングルになりました。90年代前半の魅力満載の全体的にダークで退廃的なムードのダンス・チューン。

「Rejoiceing」
一番の人気曲はコレなのでは?ゴスペル的な歌詞をハウス・サウンドにのせて歌い上げます。ゴスペルを歌っていた彼女らしい1曲なのでは?本当はDeee-Liteによるリミックス(Deee-Lightful Stomp Mix)も収録されているシングルの方がさらに好きなのですが(笑)

「Funny (How Things Change) 」
オープニングの「Blue Notes」に詩をつけたもの。歌ではなくポエトリー・リーディングって感じですね。

Amazonで見つかれば、90年代前半のハウスの魅力を伝える作品として前述のレーベル単位のコンピ・アルバムも紹介したいですね。少し探した限りでは、殆ど扱っていないようですが...
posted by ez at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月02日

『音楽の園』2007年年間アクセス数Top10

皆様、お正月をいかがお過ごしですか?

小生は、実家に戻りのんびり過ごしております。
ということで、昨日の2007年10月-12月アクセス数Top10に続き、今日は2007年の年間アクセス数Top10をご紹介します。今日までのんびり過ごしたいので、手抜き投稿をお許しください(笑)

第1位:DeBarge『Ultimate Collection』(1997年)
Ultimate Collection

第2位:A Tribe Called Quest『Midnight Marauders』(1993年)
Midnight Marauders

第3位:Leroy Hutson『Hutson』(1975年)
Hutson

第4位:Martha Reeves & The Vandellas『Ultimate Collection』(1998年)
Ultimate Collection

第5位:Marvin Gaye『What's Going On』(1971年)
What's Going on

第6位:Earth,Wind & Fire『That's the Way of the World』(1975年)
That's the Way of the World

第7位:Young Disciples『Road to Freedom』(1991年)
Road to Freedom

第8位:Donald Byrd『Places and Spaces』(1975年)
Places and Spaces

第9位:Malo『Malo』(1972年)
Malo

第10位:Madonna『Erotica』(1992年)
Erotica

全体としては70年代を中心としたR&B系作品の記事に人気が集まった感じですね。
Madonnaのランクイン以外は、ある程度予想していた結果となりました。

DeBarge、ATCQ、Leroy Hutson、EW&F、Young Disciplesは、昨年に続き2年連続でのトップ10入りです。Marvin Gaye、Martha Reeves & The Vandellasも含めて本ブログの定番というカンジですね。

Donald Byrd、Maloは昨日投稿した四半期トップ10の勢いも加わってのランクインです。

トップ10入りまであと一歩だったのは、Miles Davis『'Round About Midnight』
Leon Ware『Musical Massage』Stevie Wonder『Talking Book』Roger Nichols & The Small Circle Of Friends『Roger Nichols & The Small Circle Of FriendsParliament『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』といったところです。

トップ10自体は昨日の四半期トップ10と半数以上重なるので、このトップ10一歩手前の顔ぶれに年間ランキングの特徴が出ているかもしれませんね。

年代別記事投稿数を見ると、70年代作品が圧倒的に多いのが現状ですが、今年は音楽ジャンルが一気に多様化・細分化していった90年代の作品をもう少し充実させたいと思っています。

明日からは通常のエントリーに戻ります。
posted by ez at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

『音楽の園』2007年10月-12月アクセス数Top10

Happy New Year!
今年もよろしくお願い致します。

新年最初は恒例の四半期アクセス数Top10っす。今回は2007年10月1日から12月31日までのアクセス数が多かったエントリー10本をご紹介します。

第1位:DeBarge『Ultimate Collection』(1997年)
Ultimate Collection

第2位:Roger Nichols & The Small Circle Of Friends『Roger Nichols & The Small Circle Of Friends』(1968年)
Roger Nichols & the Small Circle of Friends

第3位:Leroy Hutson『Hutson』(1975年)
Hutson

第4位:Martha Reeves & The Vandellas『Ultimate Collection』(1998年)
Ultimate Collection

第5位:Crusaders『Street Life』(1979年)
Street Life

第6位:Malo『Malo』(1972年)
Malo

第7位:Greg Perry『One for the Road』(1975年)
One for the Road

第8位:Choice37『Diligence』(2007年)
ディリジェンス

第9位:A Tribe Called Quest『Midnight Marauders』(1993年)
Midnight Marauders

第10位:Donald Byrd『Places and Spaces』(1975年)
Places and Spaces

半数以上が新顔というフレッシュなTop10となりまシタ。
ただし、新顔と言ってもRoger Nichols、Malo、Donald Byrdのように1年以上前のエントリーがランクインするあたりが本ブログらしいかもしれませんね。

Greg Perry、Choice37あたりは、他であまり扱っていない作品なので、アクセスが多いのかもしれません。

Roger Nicholsは、久々の新作『Full Circle』発表の影響だと思います。別のエントリーで『Full Circle』に関して相当ネガティブな意見を書いたので、何か複雑かつ申し訳ない気分です。ファンの方、本当にごめんなさい。

ベスト10までもう一歩だったのが、Alicia Keys『Diary Of Alicia Keys』Brigitte Fontaine『Comme A La Radio』Deee-Lite『World Clique』Tower Of Power『Tower Of Power』Isaac Hayes『...To Be Continued』といったところでした。

大晦日の夜は何となく『ビルボード年間Top100』と『Dynamaite!!』を観ており、結局紅白は1分も観ずじまいでした。何人か観たい人もいたのですが...まぁ、昨年に限らずここ数年殆ど観たことがないんですけどねぇ(笑)

明日は昨年1年間のデータを集計した年間アクセス数Top10を紹介する予定です。
posted by ez at 03:02| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする