2008年01月15日

Lisa Keith『Walkin' In The Sun』

Jam & Lewisお抱えの白人女性シンガー唯一のソロ・アルバム☆Lisa Keith『Walkin' In The Sun』
ウォーキン・イン・ザ・サン
発表年:1993年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系白人女性R&B
気分は... :意外な展開...

昨日に続きNFLディビジョナル・プレーオフの話から...

昨日カンファレンス・チャンピオンシップはAFCが「ペイトリオッツ対コルツ」、NFCが「カウボーイズ対パッカーズ」と勝手に予想してしまいましたが、今日のディビジョナル・プレーオフ2試合でコルツ、カウボーイズが相次いで敗れてしまいました。

結局、AFCが「ペイトリオッツ対チャージャース」、NFCが「パッカーズ対ジャイアンツ」という組み合わせになりました。昨日の記事で書いたように、ジャイアンツが勝ったことでパッカーズのホームであるランボー・フィールドでの試合となり、パッカーズが俄然有利となったことは嬉しい限りです。

ファーヴをスーパーボウルへ!

今回はJam & Lewis好きにはお馴染みの白人女性シンガーLisa Keith唯一のソロ・アルバム『Walkin' In The Sun』(1993年)です。

Lisa Keithは人気プロデューサーJimmy Jam & Terry Lewisお抱えのセッション・シンガー。Lisa Keithの名は、Janet JacksonAlexander O' NeilCherrelleKaryn WhiteNew Edition等Jam & Lewisが手掛けた作品のクレジットでしばしば発見することができます。また、Herb Alpert「Making Love In The Rain」(1987年)、MC Lyte「Ice Cream Dream」(1993年)といったヒット曲でもフィーチャリングされています。

ちなみに、Flyte Tyme Productionsのスタッフとして長い間Jam & Lewisを支えていたプロデューサー/ソングライターSpencer BernardがLisaの旦那様です。

彼女のプロフィールについては殆ど情報がないのですが、セッション・シンガーになる前はミネアポリスでファンク・グループのヴォーカルをやっていたようです。Jam & Lewisとの人脈もそのあたりで築いたのかもしれませんね。

そんなLisa Keith唯一のソロ・アルバムが今回紹介する『Walkin' In The Sun』(1993年)です。

僕自身は本作を購入するまでLisa Keithの存在を強く意識することはありませんでしたが、Perspective(Jam & Lewisのレーベル)の作品で、エグゼクティブ・プロデューサーとしてJam & Lewisの名を発見できたので購入した記憶があります。

中身はJam & LewisFlyte Tyme好きの人ならば、かなりど真ん中な出来だと思うのですが、当時も今も殆ど評価されていないですね。僕の中ではJam & Lewis好きは外せないマスト・アイテムくらいの位置づけなのですが(笑)

特に「Love Is Alive and Well」「I'm in Love」「Closer」の3曲はマイ・クラシックとして今でも大好きな3曲ですね。3曲ともイントロを聴いただけで、僕の胸キュン・メーターが急上昇してくるのがわかります。

プロデュースにはJam & Lewis、旦那様Spencer BernardといったFlyte Tymeメンバーに加えて、Narada Michael Waldenも名を連ねています。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Love Isn't Body...It's Soul」
Jam & Lewisプロデュース。Soul II Soul「In the Heat of the Night」をサンプリングしたクラブ仕様のクールなミッド・グルーヴです。

「Better Than You」
アルバムからのリード・シングルとして全米チャート第36位となったスマッシュ・ヒット。Lisa Keith自身のペンによるヒューマン・タッチなポップ・チューンに仕上がっています。

「Love Is Alive and Well」
マイ・クラシック1曲目は、Lisa Keith & Spencer Bernardという夫婦作品です。そんな夫婦パワーを反映した感動的なバラードに仕上がっています。都会の夜景が似合うロマンティック・ムードがモロに僕のツボですね。シンガーとしてのLisaの実力も十分に認識できる仕上がりです。

「I'm in Love」
マイ・クラシック2曲目はJam & Lewisプロデュース作品です。Jam & Lewisらしいクールなダンス・チューン。聴いているだけでウキウキ&ハッピー・モードになってきます。Karyn Whiteの大ヒット曲「Romantic」が好きな方ならば気に入ると思います。

「Days Like These」
Narada Michael Waldenプロデュース曲。Flyte Tyme勢に負けない素晴らしい出来ですね。楽曲の良さと90年代らしいメロウ・サウンドがうまく噛み合っていると思います。

「A Love for All Seasons」
この時代らしいハネハネしたダンス・チューンです。この手の曲はFlyte Tymeはお得意ですからね。

「Sunshine Daydreamin'」
Narada Michael Waldenプロデュース曲。Flyte Tyme風のサウンドですが、Naradaらしいアーバン・メロウな味付けがいいですね。

「Closer」
マイ・クラシック3曲目もJam & Lewisプロデュース作品です。メロウ好きにはたまらないメロメロのスロウ・チューンです。基本的に楽曲が良いのと、しっとり感のある仕上がりが絶妙です。

「Love Me Like You Do」
3大マイ・クラシックに続いてのお気に入りがこの曲です。Flyte Tymeならではのメロウ・グルーヴに仕上がっていると思います。

「Free as You Wanna Be」
Jam & Lewisプロデュース曲。成熟してきたJam & Lewisサウンドを堪能できるミッド・チューンです。サラッとクールな感じがいいですな。

「Walkin' in the Sun」
タイトル曲はRufus & Chaka Khanのカヴァー(オリジナルはアルバム『Rags to Rufus』収録)。アコースティックな味わいがいいですね。Perspectiveの同僚であったSounds Of Blacknessがバック・コーラスで参加しています。

見逃されがちですが、侮れない1枚だと思います。
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする