2008年02月06日

Jodeci『The Show, The After Party, The Hotel』

成熟したグループの姿を見せてくれた3rd☆Jodeci『The Show, The After Party, The Hotel』
The Show, The After Party, The Hotel
発表年:1995年
ez的ジャンル:ストリート系男性R&Bグループ
気分は...:サッカーW杯予選ですが...

いよいよ今日はサッカーW杯南アフリカ大会アジア3次予選のタイ戦ですね。
サッカー大好きの僕ですが、最終予選でないこともあって、今一つ盛り上がってこない感じです。

でも、そうのんびりと観戦することはできない、厳しい試合になるかもしれませんね。
ドイツW杯予選の初戦だったオマーン戦のようなこともあるので...

それにしても、W杯の予選だというのに、このメンバーでいいんですかねぇ。
これはオシム監督の時からずっと思っていたことなのですが...

90年代に活躍した男性R&BグループJodeciの2回目の登場です。

前回は2nd『Diary Of A Mad Band』(1993年)を紹介しましたが、今回は3rdアルバム『The Show, The After Party, The Hotel』(1995年)です。

K-Ci、JoJo、DeVante Swing、Mr. Dalvinによる4人組グループJodeciは、Blackstreetらと並んで僕が最も好きだった90年代男性R&Bグループです。

本作を最後に活動を停止してしまったのでグループのラスト・アルバムということになります。その後Hailey兄弟の二人がK-Ci & JoJoとしてブレイクしますが、個人的にはK-Ci & JoJoはそれ程ハマりませんでした。やっぱり、DeVante Swingの作るサウンドと結びついてこそ、K-Ci & JoJoの素晴らしいヴォーカルの輝きが増すと思います。

昔はNJSしている1st『Forever My Lady』(1991年)が大好きだったのですが、年を重ねるにつれてミディアム〜スロウ中心の『Diary Of A Mad Band』『The Show, The After Party, The Hotel』を聴く機会が多くなってきています。

本作は全22曲収録ですが、アルバム全体がストーリー仕立てとなっており、半分はインタールード的な楽曲なので実質的には全11曲です。

正直、ストーリー仕立ては余計な気がしますが(笑)DeVante Swingのサウンド作りはかなり成熟してきた印象を受けますね。勿論、全曲DeVante Swingがプロデュースです。、クレジットはありませんが2nd同様Timbalandもプロデュースに関与しているようです。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Bring on Da' Funk」
ノリの良さで言えば、アルバム中一番かもしれませんね。Blackstreetあたりが好きな人は気に入る1曲だと思います。Timbalandがソングライティングにも参加しています。

「Fun 2 Nite」
アルバムの後半がかなり密度の濃い仕上がりなので、前半は軽やかなカンジでって感じでしょうか。軽やかといってもダークなのが彼ららしいですが。

「S-More」
怪しげなムードに包まれた1曲。ソングライティングにはMissy Elliotの名前もあります。Al Green「I'm Still in Love with You」ネタ。

「Get on Up」
R&Bチャート第4位となった3rdシングル。思わず体が揺れてしまう軽やかなミッド・チューンに仕上がっています。アルバムにあと1、2曲この手のものがあっても良い気がします。Tyrone Thomas & the Whole Darn Family「Seven Minutes of Funk」ネタ。

「Can We Flo?」
全体にレイジーな雰囲気がいい感じのミディアム・スロウ。後半の♪ゲッダウン、ゲッダウ〜ン、ゲッダウ〜ン♪のフレーズ部分が大好きです。

「Let's Do It All」
「Pump It Back」
メロウなスロウ好きの人は、安心して聴ける仕上がりの2曲。特に「Pump It Back」は「Good Luv」、「Freek'n You」と並ぶお気に入り曲です。

「Freek'n You」
アルバムからの1stシングル。R&Bチャート第3位となりました。彼ららしいジワジワ迫ってくるスロウ・チューンに仕上がっています。K-Ci & JoJoのヴォーカルは、やはりこういった曲に一番マッチしますねぇ。ボコーダー大好きの僕としては軽くボコっているあたりもお気に入りです。

「Time & Place」
男性ファンには人気の高い1曲なのでは?ロマンテックなんだけどエロエロな彼ららしいスロウ・チューン。特に後半の官能的な女性の声にはヤラれます(笑)Timbalandがソングライティングに参加しています。

「Love U 4 Life」
R&Bチャート第8位となった2ndシングル。メロウなフレイヴァーが程良い正統派のヴォーカル・チューン。

「Good Luv」
アルバムで聴いた回数が圧倒的に多いのがこのラスト・ナンバーです。アコースティック仕立ての美しすぎるスロウ・チューン。こんな名曲を残したままグループはその歴史に幕を閉じました。

DeVante Swingって、今は何をしているんですかね?
posted by ez at 08:37| Comment(8) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

Miles Davis『Bag's Groove』

有名なMilesとMonkのクリスマス・セッションを収録☆Miles Davis『Bag's Groove』♪
バグズ・グルーヴ
録音年:1954年
ez的ジャンル:豪華メンバー・セッション系ジャズ
気分は... :ようやく落ち着いた...

ようやくバタバタ状態が収まった感じです。
昨晩は久々にフツーに寝れました。

今は昨日まともに観ることが出来なかった、「ペイトリオッツ対ジャイアンツ」のスーパーボウルの再放送をじっくり観ているところです。

ペイトリオッツの圧勝を予想していたのですが、全く予想外の結果でした。
大体、第4Qに入る時点で7対3のロースコアというのが意外でしたよね。

その意味で、ペイトリオッツの超強力攻撃陣を封じ込んだジャイアンツ守備陣の健闘が勝因でしょうね。特に、攻撃ラインを完全に押し切り、QBブレイディにプレッシャーを掛け続けた守備ラインの頑張りが光りましたね。

MVPに輝いたジャイアンツのQBイーライ・マニングについては参りましたね。前にも書いたと思いますが、僕は全くイーライを評価していなかったのですが、このプレーオフで相当成長したんじゃないかと思います。

さて、今回は久々のMiles Davisです。

これまで紹介してきたのはMiles作品は以下の8枚♪
『On The Corner』(1972年)
『Milestones』(1958年)
『Miles Ahead』(1957年)
『In A Silent Way』(1969年)
『'Round About Midnight』(1955、56年)
『Miles Smiles』(1966年)
『Cookin'』(1956年)
『Get Up With It』(1970、72、73、74年)

9枚目の紹介となるのは初期の名盤『Bag's Groove』(1954年)です。

1954年12月24日に録音された「Bags' Groove」のみ、Miles Davis(tp)、Milt Jackson(vib)、Thelonious Monk(p)、Percy Heath(b)、Kenny Clarke(ds)という布陣。残りはMiles Davis(tp)、Sonny Rollins(ts)、Horace Silver(p)、Percy Heath(b)、Kenny Clarke(ds)というメンバーで1954年6月29日に録音されました。

何と言ってもクリスマス・セッションが有名ですね。ジャズ・ファンの方はご存知の通り、Milesのソロの間、Monkがバックでピアノを演奏していないことから、MilesとMonkが険悪状態だったのでは?との憶測が流れ、昔から“喧嘩セッション”と呼ばれていました。

今では、二人の間にそのような険悪ムードが無かったことがよく知られています。それでもMilesとMonkという二人のジャズ・ジャイアントが白熱した演奏を繰り広げる様子を想像すると、“喧嘩セッション”とは実にハマった表現だと思います。

でも、コアなジャズ・ファンの方に言わせると、いまだに“喧嘩セッション”などと言っていると、笑われるのだとか(笑)

多分、“喧嘩セッション”と書いている人の殆どは、実際に喧嘩なんて無かったということを認識した上で書いていると思うので、そんな眉間にしわを寄せて小難しいこと言わなくてもって気がするのですが...

どうしても“喧嘩セッション”のことばかり注目される本作ですが、後半のMiles Davis(tp)、Sonny Rollins(ts)、Horace Silver(p)、Percy Heath(b)、Kenny Clarke(ds)によるハードバップな演奏もかなりグッドです。個人的にはHorace Silverの演奏がいい感じだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Bags' Groove」
Milt Jackson作品。彼のニックネームをタイトルに入れたブルース。噂の“喧嘩セッション”(笑)ですが、Milesの夜のしじまって雰囲気のソロがいいですよねぇ〜。MilesとMonkのことばかり注目されることが多い演奏ですが、作曲者であるMilt Jacksonの絶品vibeも忘れちゃいけませんね。

「Airegin」
Sonny Rollins作品のスタンダード。曲自体が大好きです。同じMilesのアルバム『Cookin'』(1956年)収録のバージョンを以前に紹介しましたね。

本バージョンにおけるRollinsと『Cookin'』でのJohn Coltraneあたりを比較してみるのも面白いのでは?

「Oleo」
この曲もSonny Rollins作品。ハードバップを代表するスタンダード曲の1つですね。Milesが格好良いのは当たり前ですが、Silverのカッチョ良さも引けをとりません。

「But Not for Me」
Ira & George Gershwinによるブロードウェイ・ミュージカル『Girl Crazy』の挿入歌。本ブログでは、これまでJohn Coltrane(アルバム『My Favorite Things』収録)、Modern Jazz Quartet(アルバム『Django』収録)の演奏を紹介してきました。

ここではテンポの異なるTake1とTake2という2つの演奏が収めれています。個人的にはテンポの速いTake2がクールな感じで好きですね。この曲でもMilesとSilverのセンスは抜群ですな。

「Doxy」
この曲もSonny Rollins作品。全体的に少しレイジーな感じが好きです。Miles、Rollins、Silverがそれぞれ実に雰囲気のある演奏を聴かせてくれます。

明日からは、これまで通りフツーにエントリーできると思います(多分)
posted by ez at 20:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 1950年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

とりあえず特別企画2☆『“I Like It”がI Like It !』

とりあえず特別企画2☆『“I Like It”がI Like It !』

バタバタ状態は相変わらず...
昨日の昼12時から一睡もせず体は限界に達しつつあります。

NFLスーパーボウルの劇的な逆転シーンが目の前に映っているのに、仕事に追われて殆ど上の空状態でした。

ハーフタイム・ショーのTom Pettyの登場も、姿が映っていたのは覚えていますが、何を歌っていたのか全然記憶にありません。

日付が変わる前に何とか更新ということで、2日連続で思いつき企画です。

今回は『“I Like It”がI Like It !』と訳分からんタイトルで大好きなDeBarge「I Like It」絡みの10曲をピックアップしてみました。

僕同様I Like It 中毒の方は、こんな「I Like It」集をつくると楽しいと思いますよ!

DeBarge「I Like It」
オール・ディス・ラヴ

Blackstreet「I Like It」
Another Level
*本曲はリミックス・ベスト『Greatest Remixes』収録ですがAmazonにジャケがないので『Another Level』で代用しました。

Jomanda「I Like It」
Nubia Soul

Jesse Powell「I Like It」
Jesse

Autumn Leave's「I Like It」
Flavor Bossa Case III

Mikiko 「I Like It」
I wanna be・・・

Warren G「I Want It All」
I Want It All

Naughty By Nature「Would've Done The Same For Me」
19 Naughty Nine: Nature's Fury

L.L. Cool J「Make It Hot」
Mr. Smith

Nelly feat.Jaheim「My Place」
Suit

それにしても、イーライ・マニングは化けましたねぇ。
人間の成長する時って、サプライズですな!
posted by ez at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

とりあえず特別企画?☆『この曲で癒されたい!』

本ブログ開設以来、初めて2日連続で更新サボってしまいました。

この2日間はくたくたで、更新するパワーはおろか、ブログを閲覧するパワーすらありません。正直、今もまだバタバタ状態なのですが、さすがに3日連続更新なしは避けたいので、とりあえず特別企画でエントリーします。

ということで、心身ともに疲れきった今の僕が『この曲で癒されたい!』と思いついた10曲をピックアップします。

Bill Evans Trio「My Foolish Heart」
(アルバム『Waltz For Debby』収録)
Waltz for Debby

Barbra Streisand「Evergreen (Love Theme From "A Star Is Born")」
(アルバム『Greatest Hits Volume2』収録)
Barbra Streisand's Greatest Hits, Vol. 2

Roberta Flack「Till the Morning Comes」
(アルバム『I'm The One』収録)
I'm the One

The Commodores「Easy」
(アルバム『Commodores』収録)
Commodores

Brownstone「5 Miles to Empty」
(アルバム『Still Climbing』収録)
Still Climbing

Pat Metheny Group「If I Could」
(アルバム『First Circle』収録)
ファースト・サークル

Joss Stone「For The Love Of You Pts.1 & 2」
(アルバム『The Soul Sessions』収録)
The Soul Sessions

Blackstreet「Happy Song (Tonite)」
(アルバム『Another Level』収録)
Another Level

Billy Joel「Got to Begin Again」
(アルバム『Cold Spring Harbor』収録)
Cold Spring Harbor

Todd Rundgren「Wailing Wall」
(アルバム『Run.The Ballad Of Todd Rundgren』収録)
Runt: The Ballad of Todd Rundgren

この10曲を聴いたまま、ぐっすり眠りたい気分....でも、寝れない。
せめて安らいだ心で、作業を再開しようっと!
posted by ez at 09:39| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする