発表年:1991年
ez的ジャンル:グランジ/オルタナ・ロック
気分は... :久々に聴きました!
今日はへヴィなロックが聴きたい気分!
ということでCD棚から数年ぶりに取り出した1枚、Pearl Jam『Ten』(1991年)を紹介します。
Pearl Jamは、元Green River〜Mother Love BoneのStone Gossard(g)とJeff Ament(b)を中心にシアトルで結成されたグループ。その後Mike McCready(g)、Eddie Vedder(vo)、Dave Krusen(ds)が加入しました。
1991年にリリースしたデビュー・アルバム『Ten』でいきなりブレイクし、『Nevermind』(1991年)でブレイクした同じシアトル出身のNirvanaと共に全米中をグランジ・ブームに巻き込みました。
1993年にリリースした2ndアルバム『Vs.』も全米アルバム・チャート初登場No.1を記録し、人気を不動のものとします。その後もコンスタントに作品をリリースし、アメリカを代表するロック・グループとして君臨しています。
以前から何度も書いているように、90年代の僕はロック離れが進み、オルタナ/グランジ系の分野にのめり込んだことはありませんでした。なので、Nirvana、Pearl Jamもアルバムは持っていますが、リアルタイムで盛り上がったという記憶はありません。
僕が持っているPearl Jamのアルバムは数枚程度であり、どのアルバムも最近では数年に1度位しか聴いていません。それでも『Ten』(1991年)、『Vs.』(1993年)といったアルバムは聴く度にいい作品であると感じます。
Nirvanaと共にグランジの雄として語られるPearl Jamですが、既にアメリカン・ロックに疎くなっていた僕あたりは、グランジ=Nirvanaというイメージが支配的であったため、Pearl Jamに対してグランジというイメージはあまりありませんでしたね。
当時言われていたように、へヴィ・ロックという説明の方が僕にはピンと来ますね。
それ程奇をてらわず、真正面からへヴィでハードなロックを演奏するグループという印象があります。ハードながらもメロディはしっかりしているあたりも良かったですね。
『Ten』と『Vs.』のどちらを紹介するか迷いました。
聴きやすさで言えば『Vs.』だと思いますが、アメリカン・ロック・シーンに与えた衝撃度で言えば『Ten』なのでしょうね。
今回はインパクト重視で『Ten』にしました。
ロック離れの進んだ僕のような人間でも、吸い込まれてしまう1枚です。
また、70年代ハード・ロックは聴くけど90年代以降のロックに距離感を感じている、なんて人にも意外とフィットするアルバムなのでは?
結構、60年代ロック、70年代ロックに根ざしたサウンドを聴けると思います。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Once」
へヴィ・ロックという表現がピタッとはまるオープニング。
「Even Flow」
アルバムからの2ndシングル。ライヴでも定番曲のようですね。初めてこのアルバムを聴いた時に、最も印象に残った曲がコレでした。僕のようなオヤジ世代にとっては70年代ハード・ロックの香りが嬉しいです。
「Alive」
名曲の誉れ高いアルバムからの1stシングル。グループの音楽性の高さを実感できる1曲ですよね。曲作りがサイコーですな。まさに聴き惚れてしまう1曲です。
「Black」
哀愁のメロディでジワジワと迫ってくる2曲。
「Jeremy」
アルバムからの3rdシングル。この曲も曲作りの巧さを感じますね。Eddie Vedderの存在感を感じる1曲ですね。PVの最後は背筋が寒くなりますな。
「Oceans」
美しくも虚しく閉じた雰囲気が好きです。
「Porch」
今回聴いて最もアドレナリンが出てきたのがこの曲です。今日聴きたかったのは、まさにこんな曲だったんですよね。
「Garden」
哀愁のメロディが印象に残る1曲。
「Deep」
この曲も今回聴いて結構良いなぁと評価が上がった1曲です。全体にうねっている感じが好きかも?
あまり聴かない音楽だから、各曲のコメントが書きづらいですね。
もっとこのアルバムの持つ空気感が伝えられると良いのですが、今日の僕には無理みたいです(笑)
『Vs.』も良いアルバムだと思います。
と言いつつ、こちらも数年聴いていませんが(笑)