2008年03月16日

Loose Ends『Zagora』

エキゾチック・モードのライトタッチなUKファンク☆Loose Ends『Zagora』
Zagora
発表年:1986年
ez的ジャンル:ライトタッチ系UKファンク
気分は... :よっしゃ!

サッカーUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝の組み合わせが決まりましたね。

 「ローマ対マンチェスターU」
 「シャルケ対バルセロナ」
 「アーセナル対リヴァプール」
 「フェネルバフチェ対チェルシー」

「ローマ対マンチェスターU」、「アーセナル対リヴァプール」の2試合が注目ですね。
昨年に続き実現した「ローマ対マンチェスターU」。昨年は屈辱的な大敗を味わったローマですが、今回はなかなか手強いのでは?

「アーセナル対リヴァプール」のイングランド対決は、どちらも好きなチームですが、やっぱりアーセナルに勝って欲しいですね。最近、調子を落とし気味のアーセナルですが、何とか立て直して欲しいですね。

バルサ、チェルシーは順当に勝ち上がるのではと予想しています。

80年代に活躍したUKのファンク・グループLoose Endsの2回目の登場です。

今回は3rdアルバム『Zagora』(1986年)です。

Steve Nichol(key、tp)、Carl “Macca”McIntosh(b、vo)、Jane Eugene(vo)の3人から成るUKのファンク・グループLoose Endsは、正統派R&B/ソウル・ファンからはあまり評価されていないグループのようですが、個人的にはかなり好きなグループです。

Loose Endsのアルバムは殆ど持っていますが(2nd『So Where Are You』はアナログ)、前回紹介した1st『A Little Spice』(1984年)と本作『Zagora』が特に好きですね。

Loose Endsの魅力って、UKらしいスタイリッシュかつライトタッチなサウンドにあると思います。そんな魅力を堪能できるのでは前述の2枚だと思います。

本作のタイトル『Zagora』とはモロッコにまる町の名前だそうです。そんなタイトルを反映してか、全体的にエキゾティックなムードに包まれています。

プロデュースは『A Little Spice』『So Where Are You』同様Nick Martinelliが務めています。

Loose Endsの諸作で注目されるようになったNick Martinelliは、その後Miki HowardStephanie MillsRegina Belle等を手掛けるようになります。

きっとSadeあたりがお好きな人は気に入るアルバムだと思います。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Stay a Little While, Child(Remix)」
シングル曲の長尺リミックス。まさにモロッコ・フレイヴァーのミッド・チューン。このグループらしいライトタッチの打ち込みファンクに仕上がっています。Mariah Carey「My all/Stay awhile (So So Def Remix)」、Rakim「Stay A While」のサンプリング・ネタにもなっています。

「Slow Down」
シングル・カットされ、全米R&BチャートNo.1に輝いたヒット曲。Jam & LewisプロデュースのS.O.S.BandをUKソウルっぽくした感じですよね。Snoop Dogg「I Can't Take The Heat」のサンプリング・ネタにもなっています。

「I Can't Wait (Another Minute) 」
Sade好きの人は気に入る曲なのでが?エキゾティックなUKソウルという点で、Loose EndsとSadeって案外共通する部分が多いと思います。

「Sweetest Pain」
ソウル好きの方はご存知のDexter Wanselのカヴァー。この曲もSade好きの人は気に入るエキゾティック&メランコリックな仕上がりです。

「Who Are You?」
スパニッシュなイントロが印象的ですね。全体的にはキャッチーなミッド・グルーヴです。

「You Can't Stop the Rain」
個人的には一番のお気に入り曲。ただただウットリの哀愁スロウ・チューンに仕上がっています。

「Be Thankful (Mama's Song) 」
バカンス・モードの雰囲気が漂うメロウなスロウ・チューン。Jane Eugeneのキュートなヴォーカルがいいですね。

「Nights of Pleasure」
「You Can't Stop the Rain」と並ぶお気に入り曲。ライトタッチのメロウ・グルーヴに仕上がっています。

こういったエキゾティックな作品を聴きたくなるなんて、僕の潜在意識の中でバカンスしたい気持ちが一杯なのでしょうね(笑)
posted by ez at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする