2008年04月27日

Con Funk Shun『Spirit Of Love』

GWモードにぴったりなメロウ・チューン満載☆Con Funk Shun『Spirit Of Love』
Spirit of Love
発表年:1980年
ez的ジャンル:メロウ・チューン満載ファンク
気分は... :のんびり過ごしたかったのに...

昨日TVを観ていたら、突然液晶テレビの電源が落ち、本体からメラメラと煙が出てきた!マジ!うそ〜っ!

とりあえず煙は収まったが、そのまま電源は入らずダウン状態に!
保証期間中につき、購入した某有名量販店へTelしたのだが、最悪の応対でムカついてきた!

きっとGWは家に居ないで外で遊べ!というお告げなのかも(笑)

さて、今回は1970年代から80年代半ばにかけて活躍したファンク・グループCon Funk Shunの紹介です。

きっと、僕より少し上の年代のファンク/ディスコ好きの方には、かなり熱狂的なファンが多いグループではないかと思います。

Con Funk Shunは、高校の同級生であったLouis McCall、Michael Cooperの二人がカリフォルニア州ヴァレーホで結成したファンク・グループ。

メンバーは、Michael Cooper(vo、g)、Felton Pilate II(vo、tb)、Karl Fuller(tp)、Paul Harrell(s、fl)、Danny Thomas(key)、Cedric Martin(b)、Louis McCall(ds、per)の7人編成であり、音楽的にはMichael CooperFelton Pilate IIの2人がリーダーシップをとっていました。

1970年代前半からアルバムをリリースしていますが、グループが本領発揮するのは1976年にMercuryと契約を交わして以降となります。1976年から1986年までの11年間で、『Con-Funk-Shun』(1976年)、『Secrets』(1977年)、『Loveshine』(1978年)、『Candy』(1979年)、『Spirit Of Love』(1980年)、『Touch』(1980年)、『Con Funk Shun 7』(1981年)、『To The Max』(1982年)、『Fever』(1983年)、『Electric Lady』(1985年)、『Burnin' Love』(1986年)という11枚のアルバムをリリースしています。

僕がCon Funk Shunを知ったのは、学生時代にブラコン好きの友人がアルバム『Electric Lady』(1985年)収録の「Circle of Love」というスロウが好きで、聴かせてもらったのがきっかけでした。ちょうど僕がTop40中心から黒人音楽中心の洋楽ライフへシフトしつつあった時期であり、"Con Funk Shun好きの人=かなりの黒人音楽好きの人=かなりの夜遊び人"というイメージがありましたね。今でもそのイメージが強いですが(笑)

全作聴いているわけではありませんが、Con Funk Shunのアルバムから1枚選ぶのって、ものすごく難しいですね。これぞ!って言う代表作はありませんが、どれも甲乙つけがたい佳作だと思います。

一方で、中身はグッドなのに、どのアルバムを眺めてもジャケはイマイチというのが難点ですね(笑)

そんな中から今回は『Spirit Of Love』(1980年)をセレクト。

Con Funk Shunの魅力を、ご機嫌なファンク・チューンと極上のメロウ・チューンに大別するならば、本作『Spirit Of Love』は、メロウな魅力がより強調されたライトな仕上がりが特徴です。『Secrets』からの付き合いとなるSkip Scarboroughプロデュースです。

必ずしも"ファンク・グループ"Con Funk Shunらしい作品とは言えないのかもしれませんが、GWのお休みモードに聴く1枚として最適だと思います。ファンク好きというより、メロウ好き、AOR好き向けの作品かも?

オススメ曲を紹介しときやす。

「Got to Be Enough」
アルバムからの1stシングルとして、全米R&Bチャート第8位のヒットとなりました。ファンク・チューンの収録が少ない本作の中ではピカイチのファンク・チューンです。Con Funk Shunにしてはライトタッチな仕上がりかもしれませんが、パーカッシヴなリズム、軽快なのホーンと共に気持ちよく踊れるのでは?思わず一緒にハンドクラップしてしまいます。

「By Your Side」
AOR/アーバン・ソウル好きの人にはお馴染みの1曲ですね。アルバムからの2ndシングルになりました。どこかのコンピ・アルバムのタイトルではありませんが、まさにデイライト・メロウな1曲ですね。浜辺で寄り添う二人にぴったりなロマンティック・ムードに溢れています。

「Got to Be Enough」、「By Your Side」の2曲だけで十分元が取れた気分になるのでは?それくらい強烈な2曲だと思います。

「Curtain Call」
ファンク・グループらしい極太ベースが印象的なミッド・ファンク。大人のファンクって感じが好きです。

「Early Morning Sunshine」
のんびり感がハワイアンAORっぽいですね。タイトルの通り、誰もいない早朝の浜辺で聴きたい1曲です。

「Spirit of Love」
タイトル曲は爽快なメロウ・チューン。聴いているだけで心が晴々としてきます!Earth, Wind & Fire「Sing a Song」(アルバム『Gratitude』収録)がお好きな人は必ず気に入る曲だと思います。

「Happy Face」
腰にグイグイくる感じでいけば、一番Con Funk Shunらしいファンク・グルーヴを堪能できる曲なのでは?フルートの音色が涼しげです。

「Juicy」
この曲も人気ですね。ラテン・フレイヴァーのメロウ・チューンです。トロピカル・フルーツが食べたくなる1曲ですな(笑)

「Honey Wild」
昔ながらのスロウ・チューン。他のスロウ・チューンがAOR寄りの仕上がりなのとは対照的ですね。

ファンク好きの方は、ジャケのダサさに惑わされないで(笑)他の作品もどうぞ!

全く知りませんでしたが、今年来日していたんですね。
僕なんかが考えるよりも、ずっと根強い人気があることに驚きました。
posted by ez at 00:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする