2008年05月16日

Dynasty『The Second Adventure』

ダンス・クラシック「Here I Am」収録の3rdアルバム☆Dynasty『The Second Adventure』
The Second Adventure
発表年:1981年
ez的ジャンル:ソーラー系ファンク
気分は... :セカンドだけどサードです(笑)

80年代R&B/Funkを代表するレーベルSolar

Shalamar、Lakeside、Midnight Star、Whispers等のアーティストがSolarから次々と素晴らしい作品をリリースしていました。

そんなSolarの隠し球的グループDynastyの2回目の登場です。

前回は2ndアルバム『Adventures In The Land Of Music』(1980年)を紹介しましたが、今回は3rdアルバム『The Second Adventure』(1981年)です。

前述のアーティストに比べると、商業的な成功には乏しかったグループですが、ソーラーらしいダンス・サウンドを堪能できるグループとして90年代以降再評価が高まったグループですよね。

その大きな要因は、Shalamar、Whispers等も手掛けたソーラーの看板プロデューサーLeon Sylvers IIIの手腕が堪能できるためだと思います。当初はプロデューサーの立場でグループに関わっていましたが、途中からグループの正式メンバーになっています。

そんなDynastyの代表曲と言えば、「Adventures In The Land Of Music」「Here I Am」の2曲ですね。

「Adventures In The Land Of Music」Camp Lo「Luchini AKA This Is It」等に代表される定番サンプリング・ネタとしても知られているメロウ・チューンですね(アルバム『Adventures In The Land Of Music』)。

「Here I Am」は、アゲアゲ・モードのダンス・クラシックですね。僕がDynastyを知ったのもこの曲がきっかけでした。

その「Here I Am」収録の3rdアルバムが今日紹介する『Second Adventure』です。タイトルからして2ndアルバムのようですが、3rdアルバムです(笑)

本作におけるメンバーは、Linda Carriere(vo)、William Shelby(vo、key)、Kevin Spencer(vo、key)、Nidra Beard Sylvers(vo)、Leon Sylvers III(b、per)の5人です。

ということで、Leon Sylvers IIIが正式メンバーになっていますし、Nidra Beardが"Nidra Beard Sylvers"となっていることから、二人はこの時点で既に結婚していたようです。

Midnight Starのメンバーもサポートで参加しています。

全曲紹介しときやす。

「Here I Am」
アルバムからの1stシングル。フリーソウル・クラシックとしてもお馴染みのダンス・クラシック。これぞソーラー・サウンドって!感じがしますね。僕も一番のお気に入りですね。大勢で大音量で踊りまくりながら聴きたくなる1曲です。Shalamarあたりと一緒に聴くと大盛り上がりすること間違いナシですな。

「Pain Got a Hold on Me」
演奏はカッチョ良いんですけど、曲がイマイチかも?このB級感もまたソーラーらしい(笑)

「Man in Love」
哀愁スロウ。個人的には女性ヴォーカル2人が目立っている曲が好きなので、この曲はパスします(笑)

「Give Your Love to Me」
この曲はいいですな。思わず腰が動き出すミッド・グルーヴに仕上がっています。

「You're My Angel」
スロウ・チューンではこの曲がいいですね。胸キュン度はなかなか高いのでは?

「Love in the Fast Lane」
アルバムからの2ndシングル。「Here I Am」に次ぐハイライト曲ですね。この曲もソーラーらしい明るくキラキラしたダンス・チューンに仕上がっています。

「Revenge」
B級エレクトリック・ファンク。このB級感が魅力ですね。

「Give It Up for Love」
ヴォーカル・グループとして楽しむのであれば、メロウ・テイストのこの曲が最適かもしれませんね。ブリブリのベースラインも印象的です。

「High Time (I Left You Baby) 」
イケイケのB級ダンス・チューン。どうって事ない曲なのですが、なんかいいんですよね。

「That Lovin' Feeling」
ファンク・チューンとしてはこの曲が一番腰に来るし、カッチョ良いですね。

80年代って、こういったB級感が魅力の作品が多かったと思います。僕はこのB級感に弱いんですよね(笑)未CD化や廃盤のものも多いですが、このタイプの作品はこれからもコレクションを充実させたいですね。
posted by ez at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする