2008年05月27日

Zapp『Zapp III』

幸せホルモンを大量分泌させるハッピー・ファンク☆Zapp『Zapp III』
Zapp III
発表年:1983年
ez的ジャンル:ハッピー系重量級ファンク
気分は... :ハッピー・ファンクで免疫力アップ!

最近思うのですが、自分の大好きな音楽に長時間接するというのは大切な健康法の1つだという気がします。

好きな音楽を聴いている限り、人はハッピーになれるし、困難な状況も乗り切れるポジティブな気分が湧いてくるし、傷ついた心も癒される...実際に脳内から分泌されるホルモン・バランスにも良い影響を与え、様々な免疫力を高めているのではと思います。

一応、運動、食事、息抜き(実はコレが多すぎるのが問題なのですが...)とそれなりに健康を気漬かっているのですが、好きな音楽にドープに浸れることができる本ブログへの記事投稿は、僕の最大の健康方法かもしれません。

ということで、今日は僕の脳内から幸せホルモンを大量分泌させる故Roger Troutman率いるZappの3回目の登場です。

これまで紹介してきたZapp/Roger作品は以下の4枚。

Roger『The Many Facets of Roger』(1981年)
Zapp『Zapp II』(1982年)
Zapp『The New Zapp IV U』(1985年)
Roger『Unlimited!』(1987年)

今回は1983年リリースの3rdアルバム『Zapp III』(邦題:ハッピー・ザップ)です。

『Zapp』(1980年)、Zapp『Zapp II』(1982年)あたりと比較すると地味な印象のアルバムですが、Zappらしい重量感のあるファンクネス、トレードマークのトーク・ボックス(ヴォコーダー)を十分に堪能できます。

以前にも書きましたが、ソウル、ドゥーワップ、リズム&ブルース、ジャズといった伝統的なブラック・ミュージックを、ダンサブルなファンク・サウンドにさりげなく取り入れているあたりにZapp/Rogerの巧みを感じますね。

そして、リスナーをとことん楽しませてやろう、エンタメ精神こそがZapp/Rogerの最大の魅力だと思います。変に気取って通ぶっていないベタな感じが大好きですね。うん蓄はどうでもいいから楽しもうぜ!って雰囲気がまさに"ハッピー・ザップ"だと思います。

こんなハッピーな音楽を聴いていると、脳内から幸せホルモンが大量に分泌されると思います。

全曲紹介しときやす。

「Heartbreaker (Part 1 Part 2) 」
シングル・カットもされた人気曲。アルバムのハイライトでしょうね。ずっしり腰にくるファンクネスとRogerのトーク・ボックス&ギターをたっぷり堪能できるZappらしさ200%のファンク・チューン。特に、本曲のトーク・ボックスはサイコーですな。この1曲のみで相当お腹一杯になります。

Blackstreet「Booti Call」、Fu-Schnickens「Breakdown」、Slum Village「Give This Nigga」、Public Enemy「Get Off My Back」等のサンプリング・ネタにもなっています。

「I Can Make You Dance」
この曲もシングル・カットされ、R&Bチャートの第4位となりました。「Heartbreaker (Part 1 Part 2) 」に続き、トーク・ボックス全開の重量級ファンクです。ドゥーワップ風の低音コーラスとトーク・ボックスの絡みがいい感じです。これを聴いたらダンスしないわけにはいかないでしょ(笑)

Das EFX「Straight from da Sewer」、Erick Sermon「The Ill Shit」、2 Pac「I Get Around」等のサンプリング・ネタにもなっています。

「Heartbreaker (Part 1 Part 2) 」、「I Can Make You Dance」の2曲約17分で相当腰にきます(笑)サイコーですな。

「Play Some Blues」
ブルース・テイストのファンク・チューン。ブルース好きのRogerらしい仕上がりです。Rogerのブルース・ハープもなかなか。

「Spend My Whole Life」
本作唯一のスロウ・チューン。「Computer Love」「I Want to Be Your Man」のようなインパクトはありませんが、ロマンティックなソウル・バラードに仕上がっています。個人的にはかなり好きです。

「We Need The Buck」
ホーン・セクションとパーカッシヴなリズムにEarth,Wind & Fireっぽい雰囲気も感じるミッド・グルーヴ。トーク・ボックスなしのRogerもいいですな。

「Tut-Tut (Jazz) 」
Zapp定番のジャズ/フュージョン風インスト。なかなか味わい深いです。

「Doo Wa Ditty (Live With Introdution By Mo Ostin)」
『Zapp II』収録「Doo Wa Ditty (Blow That Thing) 」のライブ・ヴァージョンと言ってもわずか1分ですが...もっと聴きたい!ちなみにMo Ostinはワーナー・ブラザーズの当時の会長だそうです。

"健康法"としての音楽ブログを長く続けるコツは、投稿者本人が楽しむこと!

「他人の評価なんて気にする必要はない!素直に自分の思いを書けばいい!」
「マニアックな作品を取り上げる必要はない、みんな聴いているベタな作品で十分!」
「音楽ブログは書くのに詳しい知識なんて必要ない!音楽は知識ではなく心で聴くもの!」
「謙虚かつオープンなマインドを持てば、今よりさらに音楽を楽しむことができる!」

記事投稿が義務ではなく、楽しみでありたいですね。

まだ前夜の酒(というより今日の酒か)が抜けない僕は、ハイテンションでこんな事が書きたくなったのでした...

明日になったら反省して修正しているかも(笑)
posted by ez at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする